2007年12月23日 (日)

高畑勲・大塚康生の講演会情報とディズニーの教え

1/10(木)と1/17(木)、学習院大学で高畑勲氏と大塚康生氏の講演会が開催されるそうです。講演タイトルは「線で捉え、描き、動かす―セル・アニメーション映画における身体表現」。詳細はコチラ。無料・申し込み不要とのことなので、興味のある方は参加されてはいかがでしょうか。

高畑勲氏と言えば、映画監督・プロデューサーとして、数々の有名なアニメーション作品を世に送り出してきた人。『風の谷のナウシカ』・『天空の城ラピュタ』などのプロデューサー、『火垂るの墓』・『おもひでぽろぽろ』などの監督を務めている人です。一方の大塚康生氏はアニメーターとして、『ルパン三世』・『未来少年コナン』などの作画監督をされている方。このような大物2人の講演会が無料で聴けるというのは、お得なことではないでしょうか。

ところでディズニー・ファンの私としては、高畑勲氏と大塚康生氏と言えば、上記の作品群以上に、『生命を吹き込む魔法』(徳間書店、2002年)という本の日本語版を監修された方として存じております。『生命を吹き込む魔法』とは、往年のディズニー映画(それこそ『白雪姫』の頃から)を支えたアニメーターであるフランク・トーマスとオーリー・ジョンストンが著したもの。

その『生命を吹き込む魔法』の帯には、ピクサーのジョン・ラセターによる、「これは、これまでに書かれたアニメーションの教科書の中でも、今日なお、最高のものだ」との言葉が記されています。「はじめに」の部分には、「この本は、ディズニーのキャラクター・アニメーション、すなわちミッキーマウスやドナルドダックといった、世界的に有名な漫画映画の人物像を生み出した芸術形式についての書である」と書かれています。

1982年から1983年にかけて、『生命を吹き込む魔法』の日本語版監修を担当した高畑勲氏と大塚康生氏は、宮崎駿氏らと共に、アメリカでフランク・トーマスとオーリー・ジョンストンの技術講習会を受けています。そのときの様子は大塚氏の著書『作画汗まみれ』増補改訂版(徳間書店、2001年)の中で述べられていますが、ディズニーのアニメーターの「完璧を目指す執念に驚かされた」そうです。

ちなみに、フランク・トーマスとオーリー・ジョンストンから学んだことを、大塚氏は「アニメーション28の原則」としてまとめていて、それは「アニメーターとアニメーションの総合サイト」から、PDFで閲覧できます。また、ここではフランクとオーリーの講義録を大塚氏がまとめた「アニメーターのための16のポイント」も閲覧できます。興味のある方は、下記のリンクをクリックしてください。PDFが開きます。

・アニメーターのための16のポイント

フルアニメーション28の原則

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2007年10月 7日 (日)

世界アニメーション映画史:ウォルト・ディズニー

『世界アニメーション映画史』第1集・第2集というDVDが、コロムビアミュージックエンタテインメントから発売されています(販売:紀伊國屋書店)。第1集と第2集はそれぞれDVD5巻構成で、全部でDVD10巻。その第10巻(第2集)が、『ウォルト・ディズニー』と題されています。

1巻ごとのバラ売りはされていないため、5巻セットの形で購入するしかないのですが、第1集も第2集もそれぞれ21万円(税込)。両方買うと42万円もします。そもそも、学校や公共施設向けを想定した商品らしいので、個人での購入はできないのかもしれませんが、以下のようになかなか興味深いラインナップです。

第1集
Vol.1:エミール・コール(Emile Cohl)「ファンタスマゴリア」他、計19作品
Vol.2:ウィンザー・マッケイ(Winsor McCay)「恐竜ガーティ」他、計8作品
Vol.3:ラディスラフ・スタレビッチ(Ladislas Starevitch)「映画カメラマンの復讐」他、計8作品
Vol.4:パット・サリバン(Pat Sullivan)「フェリックスの初恋」他、計15作品
Vol.5:マックス&デイブ・フライシャーⅠ(Max and Dave FleischerI)「ココと中国人」他,計17作品

第2集
Vol.6:ウォルター・ランツ(Walter Lantz)「ディンキーと赤ずきんちゃん」他、計12作品
Vol.7:ウィリス・オブライエン(Willis O'Brien)「恐竜とミッシングリンク」他、計11作品
Vol.8:マックス&デイブ・フライシャーⅡ(Max and Dave FleischerII)<ビン坊&ベティ>「ベティの白雪姫」他、計16作品
Vol.9:ヴァン・ビューレン(Van Beuren)<トムとジェリー、他>「ねず公の危機」他、計14作品
Vol.10:ウォルト・ディズニー(Walt Disney)「長靴をはいた猫」他、計14作品

以上のように、『世界アニメーション映画史』という題名に偽りのないような内容になっています。10巻の『ウォルト・ディズニー』については後ほど収録作品をすべて記載しますが、そのほかについても興味深いです。

例えば、Vol.6の『ウォルター・ランツ』には、「オズワルドの北極オリンピック」や「オズワルドの動物野球試合」などの短編アニメーションが収録されていますが、オズワルドはミッキーマウス以前にウォルト・ディズニーが生み出した、「しあわせうさぎのオズワルド」です。ここに出てくるオズワルドは、ウォルトがオズワルド製作の権利を失って以降のオズワルド。貴重だと思います。

ともあれ、Vol.10『ウォルト・ディズニー』に収録されている作品を、以下に記してみます。カッコ内は公開年です。アリス・コメディーのシリーズが多いですね。

・ラッフ オー グラム(1920)
・長靴をはいた猫(1922) 
・アリスの平和の使者(1924) 
・アリスとカニバルズ(1925) 
・アリスと闘牛士(1925) 
・アリスの農場は大騒ぎ(1926) 
・アリスの中国は大騒ぎ(1925) 
・アリスと快速列車(1925) 
・アリスと捨て猫(1926) 
・アリスの猛獣国(1925) 
・アリスの家を守ろう(1925) 
・アリスの捕鯨船(1927) 
・オズワルドのロボット牛(1927) 
・オズワルドの戦争(1927)

先述したように、このDVDは非常に高く、そもそも個人向け販売があるかどうか定かではありません。ですから、興味のある方はお近くの図書館などで探してみるのが良いかと思われます。

私が調べたところ、横浜国立大学、沖縄国際大学、京都大学、神奈川芸術工科大学、大阪芸術大学、東京芸術大学、佛教大学、慶應義塾大学湘南藤沢センター、龍谷大学などで所蔵しているようですね。それぞれの大学に教職員や学生として所属している方は、問題なく利用できることでしょう。一般にも閲覧を許している大学もありそうですね(私はそこまでは調べていません)。

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2007年8月24日 (金)

リトル・ショップ・オブ・ホラーズ

アラン・メンケンとハワード・アシュマンと言えば、ディズニー好きには『リトル・マーメイド』『美女と野獣』『アラジン』といったディズニー映画の音楽を担当していた人たちということで有名でしょう。そのメンケンとアシュマンが、『リトル・マーメイド』以前に音楽を担当していた映画が、『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』です。

ディズニーが『リトル・マーメイド』の時点でメンケンとアシュマンを起用したのは、『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』における彼らの活躍に目を付けたからだそうです。となると、ディズニー映画でメンケンとアシュマンに興味を持った人には見逃せない作品でしょう。

そして、実際に『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』を見ると、確かに音楽が魅力的な作品になっています。それだけでも、『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』は見る価値があります。

ただ、ストーリーに関しては、物凄く無茶苦茶なノリで、正直なところ「そ、そんな展開になってしまって良いのだろうか」「これは…ハッピーエンド…なのだろうか…」と思ってしまうぐらいで、好き嫌いは分かれるかもしれません。そのメチャクチャなノリを滅法面白いと感じる人もいるでしょう。

吸血植物「オードリーⅡ」がいきなり喋り出したシーンと、その喋り方のノリには驚きます。

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2007年7月14日 (土)

『コープス・ブライド』を見て思い出すディズニー映画

もうだいぶ前のことになってしまいますが、今年に入ってから、ティム・バートン監督の『コープス・ブライド』を初めて鑑賞しました。ティム・バートン氏と言えば、ディズニー・ファン的には『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』や『ジャイアント・ピーチ』でお馴染みですね。いや、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』はともかくとして、『ジャイアント・ピーチ』はマイナーなので、そんなに「お馴染み」ではないかもしれませんが…。

ともあれ、『コープス・ブライド』の感想としては、ストレートな三角関係で、切ない幕切れだったなぁということ。登場人物たちに感情移入して物語を楽しむことができます。私は、三角関係の三人がどうなってしまうのか、ドキドキしながら鑑賞しました。面白かったですし、いい映画だと思います。作品全体の雰囲気として、現世がモノクノの暗い雰囲気で表現されているのに対し、むしろ死者の国が多彩な色合いが使用されて明るい雰囲気なのは印象的でしたね。

ところで、物語の途中、死者の世界におけるミュージカル・シーンで、嫌でもディズニー映画を想起してしまうようなシーンが出てきます。明らかに、初期のディズニー映画の影響が窺えます。『ダンボ』(1941年)のピンク・エレファントや、シリー・シンフォニー・シリーズの『骸骨の踊り』(1928年)などですね。

特に、死者の世界で骸骨たちが踊るシーンは、ディズニーの『骸骨の踊り』をそのままストップ・モーション・アニメーションでリメイクしたようにすら感じました。私は『骸骨の踊り』というディズニー映画が大好きなので、これは嬉しかったですね。思わず、このシーンで泣きそうになりましたよ。『コープス・ブライド』だけ見て『骸骨の踊り』を見たことがない方には、ぜひ両者を比べてみることをオススメします。

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2007年7月 5日 (木)

ディズニー好きの立場で「映画通」の定義について口論したことがある

最近、コチラのマイコミジャーナルのニュースで、アメリカの映画関係者などが選んだアメリカ映画のベスト100が発表されました。その100作品のタイトルを眺めてみたところ、私が見たことのある作品よりも、見たことのない作品の方がはるかに多かったです。

多分、上記の100作品をほとんどすべて見ているような人は、私が思い描く「映画通」に近い人なのだろうと思います。実はその100作品の中に、私が好きなディズニー映画『白雪姫』と、同じくディズニー(厳密にはピクサーですが)の『トイ・ストーリー』が入っていたのを見て、数年前のある出来事を思い出しました。「映画通」の定義をめぐる出来事です。

私は以前、「映画通」を自称する友人と口論になりました。その友人によれば、「たくさんの映画を見ているのが『映画通』」とのことでした。しかし、同時に彼によれば、「子供向け映画をいくら見ても、映画を見たことにはならない。ディズニー映画とかアニメ映画とかって、子供向けのものが多いでしょう。『大人の鑑賞に堪える』アニメ、例えばジブリ作品ならOKだけど」とのことでした。

その「映画通」の友人が見たことのあるディズニー映画は、『モンスターズ・インク』と『トレジャー・プラネット』だけでした。それらの作品は、彼にとって「大人の鑑賞に堪える」映画だったそうです。

しかし、彼が言う「大人の鑑賞に堪える」映画とは、どのようなものなのでしょうか。ディズニー映画もすべてが子供向けというわけではなく、大人にこそ高く評価されている作品も多いはずです。実際、冒頭で紹介したランキングに、『白雪姫』や『トイ・ストーリー』が入っていました。あれは大人の評価によるものです。そういうことならば、それらの作品は友人にとって、「大人の鑑賞に堪える」映画と言えるのではないか。

その点が気になったので、どうしてディズニー映画(ピクサー含む)をあまり見ないのか、特になぜ大人にも人気のある『白雪姫』や『トイ・ストーリー』を見ないのか、その友人に尋ねてみました。すると、「『白雪姫』とか『トイ・ストーリー』とか、絵柄だけでいかにも子供向けな雰囲気を出している。だから、見ない」とのことでした。

要するに、彼は実際に自分で見た映画を「大人の鑑賞に堪える」作品かどうか判断しているわけではなく、見てもいない映画を印象だけで「子供向け」と判断し、「見る価値なし」という決断を下していたのでした。これは、「映画通」を自称する人間の態度として、どうでしょうか。自分で見てもいない映画をパッと見の印象だけで切り捨てる人間が「映画通」を自称していることに、私は少し腹が立ちました。

聞けば、その友人が「大人の鑑賞に堪える」アニメ映画を生み出しているスタジオジブリの作品の中でも、『となりのトトロ』は見たことがないとのことでした。見ていない理由はディズニー映画の場合と同じで、キャラクターの絵柄に子供向けっぽい雰囲気を感じて、「大人の鑑賞に堪えない」作品と判断したためだそうです。

しかし、『となりのトトロ』はジブリの代表作のはず。ほかのジブリ作品が好きで、しかも「映画通」を自称しているのであれば、『となりのトトロ』ぐらい見て然るべきだと思うのですが。そう感じた私は、友人の言い分に全く納得できませんでした。

と同時に、その友人には、彼が「子供向けで見る価値がない」と判断しているディズニー映画をたくさん見ている私を、馬鹿にする気持ちがあったようです。色々と反論を述べてはみましたが、その友人には全く通じず。むしろ、ディズニー映画の良さを必死に語る私の姿は、彼にとっては滑稽だったようです。

私はディズニー映画を実際に色々と見たことのある人間として、「ディズニー映画は一般的に子供向けと思われがちだけど、大人が楽しめるものもたくさんある。むしろ、大人にしかわからないギャグが含まれている映画もたくさんあって、大人にしか楽しめないものもあると思う。」などという意見を語ってみました。しかし、映画を見る前から「ディズニー映画はいくつかの例外を除いて子供向け」と思い込み、その考えを疑ってみようともしない友人には、何を言っても無駄でした。

そのとき以来、「『映画通』って何だろう」という疑問があって、いまだにわかりません。それを意識させた友人は、『モンスターズ・インク』や『トレジャー・プラネット』はOKで、さらに『ムーラン』に興味を示していました。でも、『白雪姫』や『トイ・ストーリー』、あるいは『ファインディング・ニモ』や『くまのプーさん』や『シンデレラ』は絶対に駄目で、見る気がないのだそうです。

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2007年6月 1日 (金)

スパイダーマン3

先日、映画『スパイダーマン3』を見てきました。1作目はレンタルビデオで見て、2作目は映画館で見て、そして待ち望んでいた3作目でした。全体的に面白かったのですが、2作目が個人的にかなり良かった分、3作目への期待が必要以上に大きくなってしまったのか、残念だった点がいくつかありました。以下、ネタバレを含みつつ、若干の感想を述べていきます。

まず、全体的に詰め込みすぎな印象があります。以下の4点が話の本筋に影響してきますが、それらすべてをうまく解決させるのは、なかなか難しかったのではないかと思います。

①スパイダーマンとして賞賛を浴びて調子に乗るピーターと、女優としての力量を酷評され舞台を降ろされたMJとの心のすれ違い
②ピーターが自分の父親を殺したのだと誤解する、親友ハリーとの戦いと和解
③ピーターのおじさんを殺した真犯人と疑われたサンドマンとの戦い
④宇宙からやってきた強敵ヴェノムとの戦い

上記のような色んな要素がありながらも、全体的にまとまっている感じはします。しかし、そのために強引とも思える展開や、「それでいいのだろうか」と思える描写も多く、納得できない面が少なくなかったことは事実です。

個人的には、サンドマンはいなくても良かったのではないかと思っています。サンドマンと彼の家族の話はスパイダーマン本人には直接関係がありませんし、今更おじさん殺しの件を蒸し返さなくても良かったのではないかと感じるからです。

何より、ラストでスパイダーマンがサンドマンを許してしまいましたが、それで良かったのでしょうか。彼がおじさんを殺したわけではなかったとしても、泥棒・強盗の類の犯罪を何度もやっていたことは否定できません。サンドマンにしてみれば娘の病気を治すためということになるのでしょうが、だからと言って盗みをしていいはずがありません。スパイダーマンは、そこを追及しても良かったと思います。

いや、そこまでやっていると面倒になるので、だからこそサンドマンは必要なかったのではないかと感じるのですが。また、サンドマンが誕生した実験施設の職員は、施設の異常を認識していながら「鳥だろ。飛んでいくさ」などと呑気なことを言って実験を強行していましたが、あれもどうかと思いました。そもそも、あれは何の実験施設だったのでしょうか…。

ハリーの執事は、ハリーの父親を殺したのがピーターではないと知っていたならば、もっと早くハリーに教えてやるわけにはいかなかったのでしょうか。そうすれば、ピーターとハリーが無駄に戦う必要もなかったと思いますが。

それに、ハリーには死んでもらいたくなかったです。できることなら彼には、ピーターとMJが結婚したときに、2人を祝福してほしかったと思いますが、たとえ続編があったとしてもそれが叶わぬことになってしまい、残念でした。

そもそも、ピーターとMJには結婚にまで至ってほしかったです。冒頭のハリーとの戦いで、ピーターは必死に指輪を落とすまいと頑張っていましたので、何とかラストでピーターとMJが結ばれるようなラストにしてほしかったです。もちろん、ハリーも生きて祝福するという形で。2作目を見た後、3作目に期待していたのは、そのような展開でした。

しかし、実際には色んな要素を詰め込みすぎた結果、ハリーも死に、何となくまだまだ結婚どころではないような感じの終わり方になってしまったのが残念でした。

ともあれ、色々と不満点はあったものの、それは2作目を見て、自分の中での期待が膨らんでしまって、自分が期待していたものと異なる展開になっていたからです。全体的には楽しめましたし、アクションシーンもさすがの迫力です。

ところで、私はピーターが住んでいるアパートの、大家の娘アースラが前作のときから好きなのですが、ネット上の評判を見る限り、同様の感想をお持ちの方も少なくないようですね。私だけではなくて、ちょっと安心しました。

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2007年3月10日 (土)

サウンド・オブ・ミュージック

私は、歌を歌うことが大好きです。カラオケも好きですし、鼻歌を歌うことも好きです。子供の頃も、音楽の時間に歌を歌うことが好きでしたし、歌のテストは大好きでした。普段の生活でも、何気なく鼻歌を歌い出したと思いきや、だんだんと調子が上がってきて、気がつけば熱唱してしまっていることも、よくあります。

もちろん、人前でいきなり熱唱し始めたりなんてことはしませんが、家でリラックスしているときは別で、家の中ではかなり自由気ままに歌っています。また、既存の曲を歌うだけではなく、見たもの聴いたもの感じたものを題材に、即興でオリジナルの歌や替え歌を歌うこともしばしばです。

そんな私の生活を垣間見た人に、「まるで生活そのものがミュージカルみたい」と笑われたことがあります。いや、確かに、その指摘は間違っていません。少なくともプライベートな場所での私は、いきなり歌い出すことは日常茶飯事ですから。

そんな私が先日、舞浜のシネマイクスピアリで上映していた映画『サウンド・オブ・ミュージック』を初めて見ました。1965年のミュージカル映画です。『サウンド・オブ・ミュージック』は、ディズニー・ファンの私にとっては、『メリー・ポピンズ』(1964年)でお馴染みのジュリー・アンドリュースが、『メリー・ポピンズ』に続いて主演した映画。『メリー・ポピンズ』と並ぶ、ジュリー・アンドリュースの代表作です。

そんな風に知識だけはあっても、今まで見たことがなかったのですから、1965年の映画とは言え、『サウンド・オブ・ミュージック』の全てが新鮮。とても楽しめました。音楽の素晴らしさが全編にわたって描かれていますが、歌を歌うことがどんなに楽しいか、画面から伝わってきました。

劇中の登場人物たちがあまりに楽しそうに歌っていたため、映画の中で歌うアンドリュースさん(劇中ではマリア)や子供たちと一緒に私も歌いたいぐらいでしたが、あいにく自宅ではなく映画館で鑑賞していたので、何とか堪えました。

一番好きなのは、マリアが子供たちと一緒に「ドレミの歌」を歌うシーン。そこでは、「ドレミがわかれば、どんなものでも歌にできる」みたいなこと(ちょっと記憶が曖昧なので、間違っているかもしれませんが)を歌っていて、即興で作った歌をいつも歌っている私にとっては、非常に頷ける言葉だったからです。見たもの感じたものを何でも歌にしてしまう私にとって、とても共感できる言葉だったのです。

最終的にマリアと結婚することになるトラップ大佐も好きなキャラクターです。実は心の底は優しさの塊で、歌を誰よりも愛しているところが、共感できるキャラクターです。マリアに自分の想いを告白する場面では、単刀直入に「好きだ」とか「愛してる」とかは言いません。なかなか言い出さずじれったいところが、微笑ましいのです。

『サウンド・オブ・ミュージック』はミュージカル映画の傑作だという意見は聞いたことがありましたが、実際に映画を見てみて、そのような意見があることに納得。確かに、とても面白い映画です。3時間という長い映画で、ナチスの話など、時代背景の知識がないと理解しにくい話も出てくるため、子供がちゃんと見るのは大変な映画だと思いますが、それを差し引いても傑作であることは確かでしょう。

ところで、余談ですが、ミュージカルが嫌いだと言われる方の中に、「登場人物がいきなり歌い出すことがありえないから」という理由を、ミュージカルを嫌う理由として挙げる方がいます。でも、私はミュージカル映画のそういう部分こそが面白いと感じる人間です。

何しろ私は、風呂に入るために立ち上がったかと思いきや、「風呂に入るぞ~」みたいな歌詞の即興の歌を突然歌い出すことが珍しくない人間ですから。私の場合むしろ、歌っていない時間が長いと、逆に心配されます。普通に喋っている途中で急に歌に切り替えるということは、さすがにあまり実行したことがありませんが、映画の中でそれをやられても、特に違和感はありません。まぁ、それは私の気質とミュージカル映画がたまたま合うからであって、どうしても苦手な方は仕方ないですよね。

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2007年2月12日 (月)

マペットのクリスマス・キャロル

かなり季節外れではありますが、『マペットのクリスマス・キャロル』(1992年公開)という映画のDVDを最近見ました。チャールズ・ディケンズ原作の『クリスマス・キャロル』にもとづく映画で、カーミットやミス・ピギーら、マペット・キャラクターたちが主要登場人物を演じていることが最大の特徴と言えるでしょう。

カーミットと言えば、『セサミストリート』のエルモなどと同様、ジム・ヘンソンが生み出したマペット・キャラクター。ジム・ヘンソンのマペット・キャラクター第1号でもあるらしいです。『マペットのクリスマス・キャロル』という作品は、ジム・ヘンソンが1990年に亡くなった後、ヘンソンの息子ブライアンを監督として制作された映画です。

さて、その『マペットのクリスマス・キャロル』ですが、心温まる物語になっていたと思います。主役のスクルージを演じているのはマペットではなく、人間のマイケル・ケイン。彼が、かなり良い雰囲気を醸し出していると感じました。歌のシーンで「ミスター残酷」とまで歌われるスクルージが、クリスマスの良さを理解するまでのストーリーは、主演のマイケル・ケインの素晴らしさとも相俟って、とても楽しめます。

個人的には、マーレイ兄弟(の幽霊)に3人の幽霊がこれから来ることを知らされたスクルージが、「いっぺんに3人というわけにはいかんのかね!?」と狼狽するシーンが笑えました。そして、過去・現在・未来の3人の幽霊のうち、現在の幽霊のやさしそうな雰囲気が、とても良かったです。

カーミットは、スクルージにこき使われるボブ・クラチットの役。その奥さんが、ミス・ピギー。カエルとブタの夫婦というのも、何だか妙な気がしましたが、独特の雰囲気もあって良かったのかもしれません。カエルとブタという取り合わせが、逆にそれだけ仲の良い夫婦なんだろうなとも思えましたし。

『マペットのクリスマス・キャロル』という作品は、クリスマスの時期に家族で鑑賞すると、とても良いのではないでしょうか。私は季節外れの時期に見てしまいましたが、それでも楽しめましたので。

私は『セサミストリート』をちゃんと見たことがあまりなく、カーミットが出てくる映像作品をまともに見たのも、実は今回が初めて。それだけに、新鮮な気持ちで楽しむことができました。マペットの活躍が、マイケル・ケインの素晴らしさに食われている気も少々しましたが。

ところで、カーミットやミス・ピギーなどマペット・キャラクター(『セサミストリート』のエルモやビッグバードなどを除く)の権利は、3年ほど前にジム・ヘンソン社からディズニー社に移ったんですよね。ですから、現在では、カーミットはディズニー社のキャラクターということになっています。このあたり、従来からカーミットのファンだった方には、複雑な気持ちを抱く人もいたようですね。

<関連記事>
『ミッキーのクリスマス・キャロル』のマニアックな楽しみ方

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2007年2月 1日 (木)

宇宙警備隊の隊長ゾフィーとサコミズの出会い

先週の『ウルトラマンメビウス』第41話「思い出の先生」は、ウルトラマン80(エイティ)客演編。と言うより、『ウルトラマン80』の最終回と言っても過言ではない内容の感動作でした。『ウルトラマン80』の劇中では突然触れられなくなってしまった「ウルトラマン先生」の設定を、27年ぶりに復活させ、教師・矢的猛の物語を見事に完結させたと言えます。本当に感動作に仕上がっていて、私は『ウルトラマン80』をビデオでしか見ていない世代ですが、ボロボロ泣いてしまいました。

ウルトラマン80自身も、ウルトラスパイラルビーム、ウルトラレイランス、サクシウム光線、バックルビームといった多彩な技を披露してくれて嬉しかったです。80は光線技が得意なウルトラ戦士ですからね。また、80が今ではウルトラ兄弟の一員であることを、明確に描写してくれたのも嬉しかった点です。

発売されたばかりの『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』のDVDも見ました。これも、映画館で見て以来の鑑賞ですが、またも感動の涙を流しました。ウルトラ兄弟の活躍ももちろん良かったのですが、今度こそアルトを助けるんだと決意するタカト君の気持ちが、私を泣かせました。「信じる力が勇気になる」、「最後まで諦めず、不可能を可能にする、それがウルトラマンだ」などのセリフが、私の心に響きました。

今週の土曜日は、『ウルトラマンメビウス』の第42話「旧友の来訪」が放送されます。何と、『ウルトラセブン』のセミレギュラーだったタケナカ参謀が、GUYSの最高総議長として登場。レッドキングとゴモラという二大有名怪獣も登場。さらに、サコミズ隊長の経歴が明らかになり、サコミズ隊長とゾフィーの出会いが回想として描かれるようです。

ゾフィーと言えば、M78星雲光の国に本部を置き、全宇宙の平和と秩序を守ることを使命にしている宇宙警備隊(隊員数は100万人)の隊長にして、ウルトラ兄弟の長男。必殺技のM87光線は、単独で放つ技としては最強の威力を誇ると言われています。そのゾフィーとサコミズ隊長の出会いが描かれるというだけでも、かなり楽しみです。

やっぱり、ゾフィーの人間体はサコミズ隊長ということになるのでしょうか。気になります。

<関連記事>
『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』のDVD発売とウルトラマン80の活躍が間近

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2007年1月25日 (木)

『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』のDVD発売とウルトラマン80の活躍が間近

昨年公開され、予想外の大ヒットとなった、映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』のDVDが、明日(1/26)いよいよ発売されます。ウルトラマンシリーズ40周年を記念したこの作品は、大人も子供も楽しめる映画になっています。特に、現在TV放映中の『ウルトラマンメビウス』を見ている方や、かつてウルトラ兄弟の活躍に胸躍らせた方には、オススメの作品です。私は映画館で見て、泣きました。

何と言っても、初代ウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンジャック(帰ってきたウルトラマン)、ウルトラマンエースは人間体も含めて登場し、ゾフィーやウルトラマンタロウも映画のクライマックスで駆けつけ、ウルトラ6兄弟が勢ぞろいするのです。これは、興奮しないわけにはいかないでしょう。

そして、その感動・興奮ムービーが、ついに自宅で鑑賞できるようになります。映画館で見た方も、映画館には行かなかった方も、ウルトラマンに興味があって生活に困らない程度以上の収入があるならば、ぜひDVDを購入されてはいかがでしょうか。

ちなみに、今週土曜に放送されるTVシリーズ『ウルトラマンメビウス』は必見です。第41話で、サブタイトルは「思い出の先生」。待望のウルトラマン80が登場します。80の人間体・矢的猛(演じるのは長谷川初範氏)も登場します。

『ウルトラマンメビウス』の世界観においては、メビウスが地球に来るまでの約25年間、地球に怪獣は現われていませんでした。その25年前に地球を守っていたのが、ウルトラマン80。その80が久々に地球にやって来るのですから、楽しみです。ウルトラマン80に変身する矢的猛は、地球を守るUGMの隊員と同時に中学校の教師でもありましたが、『ウルトラマン80』の劇中において、途中から何の説明もなく矢的猛の教師生活は描写されなくなってしまいました。今週土曜の『ウルトラマンメビウス』では、その教師・矢的猛の設定を生かした話になるようです。非常に楽しみです。

どうも、『ウルトラマンメビウス』という作品は今後も凄まじい展開(ウルトラ兄弟の設定や世界観が好きな人にとって)になるようなので、次回予告も毎回見逃せない雰囲気です。

<主な関連記事>
ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟
ウルトラ兄弟

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2006年12月 4日 (月)

スウィングガールズ

一昨日、レンタルしてきた『スウィングガールズ』のDVDを見ました。予想していたよりも面白かったです。冒頭、やる気のない生徒たちばかりの補修の描写を見て、「学校の先生は辛いなぁ」と思ってみたりもしました。

まぁ、女の子たちがジャズの虜になる過程、演奏がうまくなっていく過程の描かれ方が、ちょっと唐突かと感じる部分もありましたが、それを気にさせないぐらいに楽しい作品でした。ジャズの楽しさが、画面から伝わってくる感じがしました。

いやしかし、『スウィングガールズ』で最も気に入ったのは、「失恋してもラヴィン・ユー」を披露してくれた、工場のフォークデュオです。彼らにはかなり笑わせてもらいました。

今夜は、テレビで『のだめカンタービレ』を見ましたが、『スウィングガールズ』のときと同様、上野樹里さんは頑張ってますね。

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2006年11月 6日 (月)

ジャイアンは面白い

最近、休日など時間のあるときに、ドラえもん映画のDVDをレンタルしてきて見ることがあります。例えば、ここ2~3週間ほどで、『のび太と鉄人兵団』、『のび太と竜の騎士』、『のび太のパラレル西遊記』、『のび太の日本誕生』、『のび太のドラビアンナイト』を見ました。

ドラえもんの長編映画は元々大好きでしたが、改めて見るのは久しぶりな作品ばかりです。どの作品も楽しめたのですが、子供の頃は気付かなかった新たな魅力に気付いてしまいました。それは、ジャイアンの言動が面白いということです。

元々、普段はいじめっ子のジャイアンが、映画になると勇ましく仲間想いのいい奴に変貌することを指摘する人は少なくありませんでした。ジャイアンは、映画になるとTVとは異なる魅力を見せてくれるのです。しかし、今回気付いたジャイアンの新たな魅力は、それだけでは語れません。彼の言動を注意深く聞いていると、ときおり物凄く面白いことを言うのです。

例えば、『のび太の日本誕生』。この作品では、7万年前の中国大陸にいたククルという少年が、時空乱流に巻き込まれ、現代世界にタイムスリップしてきてしまいます。ジャイアンとスネ夫は、そのククルを、のび太の部屋で見つけました。ジャイアンはククルに何者なのか尋ねますが、当然、言葉は通じません。そこで、ジャイアンは冷静に言いました。「外人だぜ、スネ夫~」と。

相手が原始人の格好をしていようが、言葉が通じなかろうが、ジャイアンは冷静です。あくまで冷静に、自分の目の前にいるククルが言葉の通じない外人であることを認識し、さして驚くこともなく、対策をスネ夫に相談するのです。

この場面、昔見たときは別に何とも感じなかったのですが、今回は妙に面白く感じてしまい、笑ってしまいました。ジャイアンの冷静かつ素直な言動が、私のツボにはまったのです。

その後、ククルはドラえもんたちに、自分の村が「暗闇族」と呼ばれる連中に襲撃されたことを語ります(このとき、すでに「翻訳こんにゃく・お味噌味」で言葉が通じる状態)。それを聞いたジャイアンは、ククルに詰め寄ります。「何で戦わないんだ、その真っ暗族と!!」。ここでスネ夫は、「ジャイアン、暗闇族」と冷静にツッコミます。このやり取りが、また面白いのです。

また、7万前の日本で空を飛びまわるトキの群れを見たスネ夫は、「これが20世紀にはほとんど絶滅しちゃうんだもんね」と言います。それへのジャイアンの応答は、真顔で「残念だなぁ」と言うことでした。ジャイアンの真顔が笑えます。

『のび太のパラレル西遊記』では、西遊記の劇で孫悟空の役を演じる出木杉くんと、猪八戒を演じるジャイアンのやり取りが笑えます。孫悟空役の出木杉に「このブタやろう」と言われたジャイアンは、お芝居であることを本気で忘れて、「ちょっと頭がいいと思って~」と怒り出し、出木杉に襲い掛かりそうになりました。ジャイアンの素直な性格が、いい味を出しているシーンに感じました。

妖怪の大ボスである牛魔王に捕まって、食べられてしまうかもしれないピンチに陥ったジャイアンは、牛魔王に向かって叫びます。「牛丼にしてやりて~」と。

『のび太のドラビアンナイト』では、絵本入りこみ靴で『ジャックと豆の木』の世界に入ったジャイアンが、面白いことを言ってくれます。スネ夫から、ジャックが豆の木を登って巨人の家に来て大変なことになるというあらすじを聞いたジャイアンは、冷静に次のような意見を述べます。「それはやめさせた方がいいよ」と。スネ夫は驚いて、そんなことをしたら話がメチャクチャになると言うのですが、ジャイアンは聞きません。「スネ夫、お前には優しさというものがないのか」と、スネ夫を叱るのでした。

とにかく、冷静に落ち着いてドラえもん映画を見ると、要所要所でジャイアンが物凄く面白いことを言っているのが目に付きました。これは結構、発見でした。

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2006年10月 9日 (月)

ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟 超全集

ネットで注文していた『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟 超全集』(小学館、2006年)が届きました。「てれびくんデラックス」ということで、一見すると体裁は子供向け(漢字に振り仮名が付いていたり)ですが、中身は大人(ただし、映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』を楽しめた方)でも楽しめる構成になっています。

例えば、内山まもる氏の漫画が収録されています。内山氏は昔、人気を博した『ザ・ウルトラマン』という漫画を描いた方です。また、映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』のプロデューサー・鈴木清氏のインタビュー、監督の小中和哉氏・脚本の長谷川圭一氏の対談、主役のヒビノ・ミライを演じた五十嵐隼士氏のインタビュー、黒部進氏・森次晃嗣氏・団時朗氏・高峰圭二氏の対談なども収録されています。これらは、子供よりもむしろ、大人の方が楽しめる内容だと思います。

ウルトラマンシリーズ誕生40周年記念パーティーの様子についても書かれていますので、映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』をエンドクレジットまで楽しんだ方なら、『超全集』も楽しく読めるのではないでしょうか。

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2006年9月26日 (火)

ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟

先日観た、映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』の感想を述べたいと思います。まず率直に感想を言うと、メチャクチャ面白かったです。映画館で観て大正解でした。「ウルトラ兄弟」という記事でもお話したように、私はウルトラ兄弟が大好き。今回の『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』は夢のような映画でした。以下、個人的に見所だと感じたところを述べていきます。

まず冒頭。いきなりウルトラ4兄弟(初代ウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンジャック<帰ってきたウルトラマン>、ウルトラマンエース)が究極超獣Uキラーザウルスと、月面で戦っているところから映画は始まります。私はここで、ウルトラ兄弟の勇姿を観て涙しました。その後、何度も泣く場面があったのですが、イチイチ覚えてはおりません。泣いて鼻をすすっている時間がかなり長かったような気がします。また、月面での戦いは大迫力。冒頭の戦いだけでも、観る価値があります。

オープニングタイトルも見もの。かつての『ウルトラQ』や『ウルトラマン』のタイトルに懐かしさを感じる人は、ここでも興奮すること間違いなしだと思います。

ウルトラ兄弟の活躍に目を奪われがちですが、映画の主役はあくまでウルトラマンメビウス(地球での名はヒビノ・ミライ)です。メビウスも、主役らしい活躍をテレビシリーズ以上に見せていました。また、ウルトラマンに憧れる少年・タカトとの交流・やり取りは、説教臭いと感じる人もいるかもしれませんが、私はメビウス(ミライ)が「ヒーロー」に見えて良かったと思います。ミライとタカトのやり取りの中から、映画を観ている子供たちが何らかのメッセージ性を感じることができればいいですね。

ウルトラマンタロウとゾフィーの登場は少しでしたが、かっこよかったです。特にタロウ。「ストリウム光線」の掛け声はインパクト大でした。篠田三郎氏が出演していないため、タロウの声は石丸博也氏でした。恐らく、そこに不満を感じる人もいるでしょう。石丸氏は映画『ウルトラマン物語』でタロウの声を担当された経験のある方なので、『ウルトラマン物語』を観たことがある人なら、篠田三郎氏の声でなくても何とか許容できるのではないかと思いました。でも、それでも多少の違和感はあるかもしれませんね。

ハヤタ、モロボシ・ダン、郷秀樹、北斗星司の変身シーンはやはり興奮しましたね。ウルトラ4兄弟が並んで現われるなんて、まさに感涙です。真っ先に変身しようとする北斗と、北斗を止めようとするハヤタやダンに「勝てばいいんです」と言う郷秀樹は、特に良かったです。

伝説のウルトラ兄弟と、宇宙警備隊のルーキーであるメビウスの交流も、良かったですね。「我々ウルトラマンは神ではない、救えない命もあれば、届かない想いもある」とのハヤタの言葉は名言だと思います。

宇宙人連合もかっこよかったです。ザラブ星人、ガッツ星人、ナックル星人、テンペラー星人と、それぞれ見せ場があって良かったです。ニセウルトラマンメビウスに変身するザラブ、十字架でウルトラ兄弟たちを磔にするガッツ&ナックルなど。

最後のウルトラマンメビウス&ウルトラ6兄弟と、Uキラーザウルスの戦闘も、迫力満点でした。CGの多さが気になる人も多いかもしれませんが、個人的には許容範囲でした。スピード感のある戦いも良かったと思います。

エンドロールには、ウルトラマンティガやウルトラマンガイア、ウルトラマンジョーニアスなど、ほとんどすべてのウルトラマンが登場。シリーズ40周年記念パーティーの様子も映り、ウルトラマンシリーズ40周年記念作品にふさわしいエンドロールになっていると思います。

以上のように、見所がたくさんある素晴らしい映画だったのですが、当然、不満に感じた点はあります。それは、以下のようなもの。

CGの多さ自体は気にならなかったものの、「ここは別にCGじゃなくても良いだろう」と感じるシーンはいくつかありました。代表的なところでは、ウルトラマンタロウのストリウム光線発射シーン。物凄くかっこいいシーンなのですが、発射シーンはCGでした。発射する瞬間のタロウは着ぐるみでも良かったのではと思います。

上記のタロウのストリウム光線発射シーンはCGでしたが、掛け声のインパクトと発射の仕方が相俟って、物凄くかっこいいです。その直後、ゾフィーが無言でM87光線(Aタイプ)を放ちますが、ド派手なタロウの直後だけに、ちょっと地味。ゾフィーのM87光線は単独で放つ光線技としては最強の威力を持つという設定で、なおかつ滅多に発射シーンを観ることができない光線(特に八つ裂き光輪と似ているポーズで発射するAタイプが貴重)でもあるので、もっとかっこいい描写にできなかったのかと不満を感じます。

宇宙人連合の中で、最初にメビウスに倒されたテンペラー星人は、かつてウルトラ6兄弟も苦戦した強敵。しかし今回は、メビウスにあっさり負けてしまいました。そのへんがちょっと不満ですが、テンペラー星人にも個体差があって、ウルトラ兄弟を苦戦させるほど強い奴もいれば、メビウス1人に負けるほど弱い奴もいるということで納得しておきます。むしろ、メビウスが強くなったということかもしれませんし。テンペラー星人はかっこよかったですよ。

これは方々で指摘されていることですが、今回の映画では、GUYSがかなり蚊帳の外。このあたり、テレビシリーズとはかなり違いますが、まぁ仕方ないところでしょう。仕方ないとは思いますが、GUYSを好きな人には物足りないのではないかと感じました。

ウルトラ兄弟がかなり長時間戦っているように見えたのはご愛嬌ですが、エースのカラータイマー音が昔と違うことに少し違和感を感じました。

ウルトラセブンが、アイスラッガーとワイドショットという必殺技を披露してくれていますが、エメリウム光線も見たかったところ。額のビームランプから発射する光線で、セブンの技の中でも主要なもの。そのエメリウム光線を使ってくれなかったことは少し残念でした。

…不満は当然あります。ストーリー上の突っ込みどころもあります。しかし、それ以上に、素晴らしさの方が多いし、素晴らしい点のインパクトが絶大でした。不満点や突っ込みどころを忘れさせてくれるほど、勢いのある映画でした。ウルトラマンに少しでも興味のある方には、ぜひ観ていただきたい映画ですね。

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2006年9月25日 (月)

ウルトラ兄弟

先日、映画を観てきました。『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』です。ウルトラマンシリーズ40周年記念作品です。

私はテレビで『ウルトラマン80』が終了した後、1996に『ウルトラマンティガ』が始まるまでの間の1980年代(ウルトラマンにとっては冬の時代)生まれですが、ウルトラマンにはかなりの思い入れがあります。特に、「ウルトラ兄弟」という設定は大好きでした。

私の子供時代は、ウルトラマンシリーズはテレビでは再放送しかしておりませんでした。そのため、同年代にはウルトラマンに何の愛着も持たない人が少なくありません。実際、私の友人の中にはウルトラマン好きはほとんどいません。しかしながら、子供の頃の私は『てれびくん』などの児童誌を読んで、そこで特集されている「ウルトラ兄弟」という設定に胸躍らせ、いつかウルトラ兄弟が活躍する新しいウルトラマンのシリーズを見たいものだと願っていました。

1996年に、『ウルトラマン80』の終了から10数年ぶりのテレビ放送となる『ウルトラマンティガ』が始まりました。その後、『ウルトラマンダイナ』や『ウルトラマンガイア』と立て続けに放送しました。もちろん、私はそれらの放送を喜んで視聴し、かなり楽しんではいましたが、少しだけ寂しい気持ちがありました。それらの作品が、過去のシリーズとは完全に独立した世界観の作品になっていたからです。

独立した世界観で描かれたということは、「M78星雲」や「ウルトラ兄弟」というキーワードは登場しないということです。ウルトラマンエースやウルトラマンタロウの客演などは、望むこともできないような状況でした。ビデオ発売された『ウルトラマンネオス』では、主人公のウルトラマンネオスはM78星雲出身と設定され、それのみならず、かつてのシリースでウルトラ兄弟の長男として活躍したゾフィーも登場しましたが、世界観そのものは過去のシリーズとは関係ないものとして設定されました。これは悲しかったですね。ゾフィーがいるなら、初代ウルトラマンやウルトラマンレオが活躍していた世界観と同一にしてほしいと思ったものです。

『ウルトラマンネオス』よりも前に、『ウルトラセブン』の新作シリーズが『ネオス』と同じくビデオで発売されていましたが、この『セブン』の新作は、ウルトラ兄弟が過去に存在しなかった設定で世界観が構成されていました。「過去にウルトラセブンは地球に来たことがあるけれども、ウルトラマンタロウやウルトラマン80などの他のウルトラマンは存在しない世界」が舞台になっていたのです。これも、寂しいことでした。

しかし、去年テレビ放送した『ウルトラマンマックス』では、世界観そのものは過去のシリーズから独立した設定だったものの、主人公のウルトラマンマックスは、M78星雲出身と設定されました。テレビシリーズでは、まさに20数年ぶりにM78星雲からやってきたウルトラマンということだったのです。

そして今年、『ウルトラマンマックス』の後を受けて放送され、現在も放送されている『ウルトラマンメビウス』では、主人公のメビウスが、ウルトラマン80が地球を去ってから、25年ぶりに地球にやってきたウルトラマンと設定されました。第1話には、ウルトラの父やウルトラマンレオなど、かつてのシリーズで活躍したウルトラマンが登場しました。その後、ウルトラの母やゾフィー、ウルトラマンタロウも登場しました。『ウルトラマンメビウス』という作品は、『ウルトラマン』・『ウルトラセブン』・『帰ってきたウルトラマン』・『ウルトラマンA(エース)』・『ウルトラマンT(タロウ)』・『ウルトラマンL(レオ)』・『ウルトラマン80』といった作品たちと、同一の世界観を舞台に物語が展開するのです。つまり、主役のウルトラマンメビウスは、かつてのシリーズで活躍したウルトラ兄弟の後輩です。

そして、その映画版が、私が観てきた『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』です。この作品では、20年前に、異次元人ヤプールの怨念が生み出した究極超獣Uキラーザウルスをかろうじて神戸沖に封印することに成功したウルトラ4兄弟(初代ウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンジャック<帰ってきたウルトラマン>、ウルトラマンエース)が、それぞれ人間として神戸で暮らしている設定。彼らはUキラーザウルス封印によって、エネルギーを使い果たしてしまい、ウルトラマンとして戦う力を失ってしまったのです。

しかし、彼らが命懸けで封印したUキラーザウルスを復活させようと、ザラブ星人・ガッツ星人・ナックル星人・テンペラー星人の宇宙人連合が暗躍。その調査のために神戸にやってきたヒビノ・ミライ(正体はウルトラマンメビウス)が、ついに憧れのウルトラ兄弟に出会います。

そして、復活してしまったUキラーザウルスと、ウルトラマンメビウスとウルトラ4兄弟の戦いには、ウルトラ兄弟の長男であるゾフィーと、ウルトラの父と母の実子であるウルトラマンタロウも駆けつけます。ウルトラ兄弟が活躍する新作を観たかった私にとっては、「そうだよ、こういう作品を観たかったんだよ~」という、まさに興奮する映画に仕上がっておりました。

私の『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』の感想は、また明日以降の記事に載せたいと思います。今回の映画については色々な方が感想を載せていらっしゃるので、それらをご覧になるのも楽しいと思います。例えば下記のブログを参照。ネタバレが嫌な人はやめたほうがいいかもしれませんが。

「アメコミ特撮だらりん」さん
「忘却界抄」さん
「DISNEY TREK」さん
「タルタルーガのドア♪」さん
「今ここに在る日々」さん
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2006年8月22日 (火)

ウルトラマンUSA

ウルトラマンと聞けば、実写の特撮ヒーローを思い浮かべる方は多いでしょう。しかし、中には実写ではなく、アニメ作品でデビューしたウルトラマンも存在します。例えば、1979年4月から約一年間TV放送された『ザ☆ウルトラマン』は、アニメ作品です。ウルトラマンジョーニアスという名前の新しいウルトラマンが主人公で、後に実写スーツも製作され、他のウルトラマンたちと映画の中で共演しています。そして、この記事で詳しく取り上げる『ウルトラマンUSA』という作品も、アニメ作品なのです。

『ウルトラマンUSA』は、日本の円谷プロダクションとアメリカのハンナ・バーベラ・プロダクションが、合作として製作した作品です。アメリカのケーブルテレビで放送され、日本では1989年に劇場公開されました。私はこの作品を小学生の頃に初めて観て、強い印象を受けました。3人のウルトラマンが登場するのですが、3人とも気に入っています。

基本ストーリーは、こんな感じです。M78星雲にある惑星ソーキンが爆発し、危険なソーキン・モンスターが地球に飛来。地球を守るため、M78星雲から3人のウルトラ戦士が派遣され、彼らはアメリカ空軍のアクロバットチームのメンバー3人と一心同体になり、「ウルトラフォース」のメンバーとして地球の平和のために戦うというもの。

3人のウルトラ戦士とは、リーダー格のウルトラマンチャック、若いウルトラマンスコット、女戦士のウルトラウーマンベスです。それぞれ、ウルトラフォースのチャック・ギャビン、スコット・マスターソン、ベス・オブライエンが変身します。この3人のウルトラマンはマイナーですが、私は大好きなのです。アニメとは言え、とても魅力的でかっこいいキャラクターに仕上がっていると思います。3人とも、ウルトラマンの象徴とも言うべきカラータイマーが胸に付いていませんが、その代わりに額のビームランプがピンチになると点滅します。

『ウルトラマンUSA』の内容で特筆すべきことは、初めてアメリカの大地に降り立つウルトラマンの姿が描かれたということ。『ウルトラマンUSA』以前に、ウルトラセブンやウルトラマンタロウ、ウルトラマンレオなど、たくさんのウルトラマンが登場していましたが、アメリカ合衆国の中で戦ったウルトラマンは初めてだったのです。

また、2つ目の特筆事項として、ウルトラマン・シリーズにおいて初めてキスシーンが描かれたということが挙げられます。ウルトラマンスコットに変身するスコット・マスターソンと、女性科学者であるスーザン・ランドのキスシーンが描かれました。

このように、『ウルトラマンUSA』はアニメ作品ということもあって、かなりマイナーではありますが、40年続いたウルトラマン・シリーズの中でも、それなりに意義のある作品と言って良いのではないでしょうか。個人的に一番惜しいと感じることは、せっかくウルトラマンスコット、チャック、ウルトラウーマンベスの3人はかっこいいのに、マイナーであるがゆえになかなか活躍の機会を与えてもらえないことです。

余談ながら、スコット・チャック・ベスの3人は、1995年になって実写用スーツ(要するに着ぐるみ)が初めて製作されました。そして、映画『新世紀ウルトラマン伝説』(2002年公開)などの作品で、他の実写ウルトラマンたちと共演しています。

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2006年2月21日 (火)

ディズニーファンの私がビデオ・DVD売り場で困惑すること

ディズニーファンをやっていると、ビデオやDVDを買いたいときやレンタルしたいときに、助かることがあります。それは、たいていの店に「ディズニー」コーナーが設けられていることです。ディズニー作品のビデオやDVDはその一角に集中して置いてあるので、ほしいDVDやビデオを探すときに便利なのです。

しかし、ビデオ店の「ディズニー」コーナーの棚を見ていて、困惑することがあります。また、義憤を感じることもあります。それは何故かと言えば、「ディズニー」コーナーであるにもかかわらず、非ディズニー作品のビデオやDVDが、当たり前のようにディズニー作品に混じって置かれている光景に出くわすことがあるからです。

『シュレック』や『シャークテイル』や『マダガスカル』はディズニー作品ではありません。ドリームワークスの作品です。「ディズニー」コーナーが設けられていないのであれば、それらの作品のDVDやビデオをディズニー作品と一緒に並べても全然構いませんが、「ディズニー」コーナーを設けているなら、そこに非ディズニー作品を置かないでいただきたい。それを徹底しないと、はっきり言って、ディズニーに対してもドリームワークスに対しても、失礼です。これが、私が時折感じる困惑であり、義憤です。

「ディズニー」コーナーにディズニー作品と非ディズニーの作品のDVD・ビデオが混在して置かれるのは、ビデオ店の店員が、どれがディズニー作品で、どれがディズニー作品でないか、ちゃんとわかっていないからでしょう。できることなら、それらをしっかりと把握した上で、棚に並べてほしいものです。

私はドリームワークス製作の映画のファンではないため、推測で述べますが、ドリームワークスの映画のファンの方は、DVDやビデオを買うときに、『シュレック』や『シャークテイル』のビデオが「ディズニー」コーナーに置いてあったら、探すのに苦労するのではないでしょうか。それとも、「どこを探してもなければ、『ディズニー』コーナーに置いてあるはずだ」と、もうわかっているのでしょうか。気になります。

ドリームワークス以外では、20世紀FOXの映画『アナスタシア』のDVDも、「ディズニー」コーナーに置かれているのをよく見かけますね。確かに、『アナスタシア』の絵柄はディズニー作品の雰囲気に似ているかもしれませんが、ディズニーと20世紀FOXは全く違うわけで、それらの商品を混同して並べることは、「読売ジャイアンツ」グッズのコーナーに阪神タイガースのグッズを並べるようなものかもしれません。ともあれ、せっかく「ディズニー」コーナーを設けているなら、ディズニーと非ディズニーをちゃんと分けていただきたいものです。

それから、『ロジャー・ラビット』とか『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』などのタッチストーン作品や、実写作品なども、せっかく設けてある「ディズニー」コーナーに置いてもらえると助かるのですが、それはいくら何でも要求し過ぎでしょうか。

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2005年11月19日 (土)

古代怪獣ゴモラの系譜。特に『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』についての記述多し。

本日の『ウルトラマンマックス』第21話「地底からの挑戦」には、古代怪獣ゴモラが登場。ゴモラと言えば、過去に歴代のウルトラマンと何度も戦った人気怪獣。『ウルトラマンマックス』放送前の、番組に登場してほしい怪獣のアンケートでも第1位に輝いたため、今回の登場となったようです。

というわけで、今回は『ウルトラマンマックス』の話ではなく、過去のゴモラの活躍を振り返ってみたいと思います。

まず最初のゴモラは、1966年7月から放送が始まった『ウルトラマン』の第26・27話(1967年1/8・1/15放送)の、「怪獣殿下(前編・後編)」に登場しました。

この話では、1970年に開催される大阪万博に、恐竜の生き残りであるゴモラを生きたまま出品しようとして大阪に運んできたら、麻酔が切れてゴモラ大暴れ。ゴモラは強烈な尻尾攻撃でウルトラマンを苦しめ、さすがのウルトラマンも前編だけではゴモラを退治することができず。

そして後編では、ゴモラは天下の大阪城を大破壊。…以上のような活躍を、初代ゴモラは見せてくれました。しかし、身長40mのゴモラを生きたまま万博に出品しようとする発想がすごいです。私なら、そんな万博には怖くて行きません。

ちなみに今日の『ウルトラマンマックス』では、今年は愛知万博開催の年だったものの、ゴモラは名古屋城を壊してくれませんでした。

続いて、現在は円谷プロダクション的には諸事情により黒歴史扱いになってそうな作品なのですが、劇場用映画『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』に、我らがゴモラは登場しています。この作品、何とタイとの合作で、物語の舞台はタイで、登場人物もタイの方々という、かなり異色作品。タイでの公開が1974年、日本での公開が1979年。

この映画の主人公の少年・コチャンは、序盤で仏像泥棒を捕まえようとして、逆に泥棒たちに殺されてしまいます。子供が観るにはなかなかショッキングな展開で始まるのです。この様子を地球から300万光年のかなたにあるM78星雲ウルトラの星から見ていたウルトラの母は、コチャンのことを可哀相に思い、コチャンを蘇らせてあげることにします。

しかし、普通の人間として蘇らせてあげるのではなく、ウルトラの母は、コチャンにわざわざインドの古典叙事詩『ラーマーヤナ』に登場する神猿である、白猿ハヌマーンの命を与えて復活させるのでした。『ラーマーヤナ』って、世界史を学んだことのある人は聞いたことがあると思います。日本人にはなじみのないハヌマーンという存在ですが、タイあたりに行くと誰でも知っている有名な神様だとか。私はタイに行ったことがないので真偽は定かではありませんが。

ともあれ、ハヌマーンの能力を得たコチャンがまず最初に行ったことは、ハヌマーンに変身し、巨大化し、自分を殺した仏像泥棒たちに復讐することでした。「仏様を大事にしない奴は、死ぬべきなんだ」という凄いセリフを叫びながら、ハヌマーンは仏像泥棒たちを踏み潰し、握りつぶし、見事仏様を大切にしない存在を懲らしめたのでした。

続いてハヌマーンは、干ばつを解決させるため、太陽と直接交渉。「地球から離れてくれ」と言うハヌマーンの説得を聞き入れた太陽は、地球から遠ざかっていくのでした。太陽の軌道すら変えてしまうハヌマーン、恐るべし!!

しかし、今度も仏様のご加護を信じない科学者が、独自に干ばつを解決させようとして発射した人工降雨ロケットが爆発し、その影響で地底に眠っていた怪獣軍団が復活。その怪獣軍団のボスが、我らがゴモラ。今回のゴモラは、何と念力を使います。そのゴモラを筆頭とする5匹の怪獣に立ち向かうハヌマーン。いかに太陽の軌道まで変える神様ハヌマーンでも、さすがに5対1はやや形勢不利。

そこへ飛来したのが、M78星雲からの使者・ウルトラ6兄弟。ウルトラ6兄弟とは、ゾフィー、ウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンジャック(帰ってきたウルトラマン)、ウルトラマンエース、ウルトラマンタロウの6人で構成されていて、セブンとタロウが従兄弟ということ以外に血縁関係はありません。また、コチャンをハヌマーンとして復活させたウルトラの母は、ウルトラマンタロウの実母です。

ともかく、血縁関係はないけれど兄弟を名乗るウルトラ6兄弟がハヌマーンに加勢して、一気に形勢逆転。我らがゴモラは、ウルトラ6兄弟とハヌマーンにリンチに等しい攻撃を受けて死亡します。…こんな映画ですから、ウルトラマンを観たことがない人にこの作品を見せてはいけません。ウルトラマンに変なイメージを持ってしまいます。

続いて、ゴモラは1980年から放送が始まった『ウルトラマン80』の第22話「惑星が並ぶ日何かが起こる」(1980年8/27放送)に登場。今回のゴモラは、「ゴモラⅡ」という名前で、光線を発射したりします。ウルトラマン80って結構マイナーですが、80に変身する矢的猛を演じたのは比較的有名な長谷川初範です。

続いて、ゴモラは『ウルトラマンパワード』に登場。この作品は、1993年から日本でビデオ発売され、のちにテレビ放送もされた作品なのですが、舞台はアメリカ。製作陣もハリウッドの方々です。パワードに変身するケンイチ・カイを演じるは、ケイン・コスギ。この『ウルトラマンパワード』の第11話「よみがえる巨獣」に我らがゴモラは登場しますが、イマイチ印象が薄いです。

こうして、歴代ウルトラマンたちと死闘を繰り広げてきたゴモラは、今日ふたたびその勇姿を見せてくれたわけです。

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2005年8月18日 (木)

『スターウォーズEP3』と『皇帝ペンギン』

昨日(2005/8/17)、タイトルにある二つの映画を観ました。『スターウォーズEP3』を観るのは、二回目。映画を公開中に二回観に行くのは、私はこの映画が初めて。それだけ面白い映画だと私は感じたわけですので、まだ観ていない方でスターウォーズに少しでも興味のある方は是非!!

パルパティーンを演じているイアン・マクダーミドと、メイス・ウィンドウを演じるサミュエル・L・ジャクソン氏が、実は4歳しか年齢が離れていなかったことを知って驚きました。前者は1944年、後者は1948年の生まれです。メイスの役者さんはもっと若いのかと思い込んでいました。

つづいて、『皇帝ペンギン』。私はプロフィールのページの背景にペンギンを使っているだけあって、ペンギン好き!!一時期、携帯電話のストラップもペンギンでしたし、ディズニー好きでもある私は、もちろん、映画『メリー・ポピンズ』に出てくる4羽のペンギン・ウェイターも好きです!!

そんな私なので、最初に『EP3』を観たときに予告で流れた『皇帝ペンギン』の映像を観たときから、興味津々。ついに、観てきたわけです。そして、思ったとおり、良い映画でした。自然の脅威と戦いながら子育てをするペンギンたちの姿に色々考えさせられましたし、ペンギンの子供は可愛かったです。また、余談ながら、アザラシがペンギンを食べる場面で、アザラシの鋭い歯がだいぶ強調されていました。私は南極にいるアザラシがペンギンを食べることは知っていたのでまだ良かったのですが、知らない人にはかなりの衝撃映像だったようです。

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2005年8月11日 (木)

眠れない夜は…面白い(?)夢の話でも

私は元々寝付きが悪いタイプでして、不規則な生活が続くと、なぜか昼寝はできるけど、夜は眠れなくなってしまうのですよ。今日もそんな日。一旦は布団に入ったものの、一時間経っても一向に眠れそうにないので、布団から出てブログの更新をしている次第であります。

そんなわけで、最近観た夢の話でもしようかと思います(そんなわけって、どんなわけでしょう!?)。先月、『スターウォーズEP3』を観に行ってきたのですが、それからしばらくして、私はを見たのです。その夢の話をします。

まず最初に見た夢は、自分がジェダイになっている夢でした。いや、私はこの手の夢は昔からよく見る人でして、仮面ライダー2号に変身する夢も見たことがあります。で、今回の夢では、私はジェダイになったわけですが、私の師匠は何とミッキーマウス。今年、アメリカのMGMスタジオにジェダイ・ミッキーが現れたという話は知っていましたが、そのミッキーが夢に出てきてくれたわけです。さらに、仲間のジェダイにドナルドダックとグーフィーもいました。で、四人で何故か魔法の絨毯に乗って、ピート(ミッキーよりも先に映画デビューした山猫。ミッキーの宿敵)を退治しに行くところでした。しかも、何故か戦う前からライトセーバーを構えている四人。かっこつけたかったのでしょうか?

で、夢の中の私は失礼にも、「このメンバーでピートに勝てるのだろうか…。不安だ。」と思っていたのでした。ああ、ごめんよ、ミッキー。でも、ミッキー・ドナルド・グーフィーが揃うと、生身の人間の私は無事でいられるのだろうかという不安に、つい襲われちゃって(笑)。残念ながら(幸いにも?)、ピートと戦う前に夢は終わってしまいます。ああ、良かった。残念です。

それからしばらくして、また夢を見ました。今度も私はジェダイだったのですが、ミッキーの弟子は卒業したようで、自分に弟子がいる状態でした。で、夢はまたまた戦いに行くところから始まったのですが、今度の相手は何と小泉純一郎首相!!…私は別に、郵政民営化反対というわけではありません。しかし、小泉政権を支持もしていません。郵政民営化には賛成ながら小泉政権は支持しない、微妙な立場です。

で、今度はちゃんと戦うところまで見ることができました。我が宿敵・小泉純一郎首相は、どこかの学校の屋上で、アロハシャツを着て、くつろいでいました。そこへ、私と私の弟子の二人で乗り込んだのです。ジェダイである私は当然、ライトセーバーを取り出しました。しかし…私のライトセーバーは、普通のではなかったのです。何と、折り畳み傘の機能まで付いているという優れものだったのです!!押すボタンによってライトセーバーになり、傘にもなるのです。すごいでしょう?この話を身近な人にしたら、「そんなライトセーバー、かっこ悪い」と言われましたが。

それはまぁいいのです。私の目的は、ライトセーバーで小泉を一刀両断にすること。だがしかし!!こともあろうに私は、小泉との大事な決戦において、間違えて傘のボタンを押してしまったのです。小泉の目の前で、私の傘が開きました。さすがの小泉も、これには面食らったらしく、呆然。

一方、私の弟子は、「何やってんの!?」と怒り出しました。それもそうでしょう。私がこの弟子の立場でも、師匠が間違えて傘を広げていたら怒りますよ。でも、夢の中の私は逆ギレして、「この傘が突然開くことによって、猫だましのように相手の動きを止める効果があるんだ」と、弟子に反論。私と弟子は口論を開始してしまったのです。私と弟子は、口論に夢中になって、小泉のことなど忘れていました。私は、「折り畳み傘は、硫酸の雨が降るような星で役に立つだろう」などと持論を展開。口論は終わりません。その隙に、小泉は逃亡してしまいました。せっかく追い詰めたというのに…悔しいです(いや、私のせいなんですけどね)。

私の夢の中では、小泉純一郎首相はシスの暗黒卿という設定だったらしいです。つまり、彼を倒せば銀河に平和が戻ったはずなのに、私が間違って折り畳み傘を開いてしまったために、平和は戻らなかったのです。ああ、私は何て馬鹿なんでしょう。

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