2008年5月 2日 (金)

ドナルドダックとチップ&デール 1

ドナルドダックとチップ&デールは、短編映画の中でよく共演しております。その最初は、1947年の『リスの住宅難』。たいていは木の実の奪い合いや、木の奪い合いなどで、ドナルドとチップ&デールが喧嘩して、ドナルドが2匹に負けて散々な目に遭うストーリーが多いです。

その両者の関係性は、東京ディズニーランドやディズニーシーなどのテーマパークにおいても活かされていると思います。グリーティング中やショーの合間に、よく見ると両者が小競り合いしているような状況がたまにあるはずです。

ドナルドとチップ&デールが共演している映画としては、以下のようなものがあります。

・『リスの住宅難』(1947年)
・『リスの朝ごはん』(1948年)
・『リスの冬支度』(1949年)
・『リスの食糧難』(1949年)
・『リスのおもちゃ合戦』(1949年)
・『ドナルドはデイジーにくびったけ』(1950年)
・『リスのいたずら合戦』(1950年)
・『リスのコールタール騒動』(1950年)
・『リスの雪かき』(1951年)
・『リスのテストパイロット』(1951年)
・『リスの汽車ごっこ』(1951年)
・『ドナルドのりんご園』(1952年)
・『プルートのクリスマスツリー』(1952年)
・『リスのピーナッツ』(1953年)
・『リスの怪獣退治』(1954年)
・『リスの大逆襲』(1955年)
・『リスの船長』(1956年)
・『ミッキーのクリスマスキャロル』(1983年)

多分、以上で全部だと思いますが、抜け落ちているものがもしもありましたら、お気付きの方はご指摘いただけると嬉しいです。

ドナルドとチップ&デールが戦う映画は、ほとんどの場合ドナルドが可哀相なことになるので、ドナルドに感情移入しながら見ると辛いという意見を聞いたことがあります。まぁその気持ちはわからなくもないですが(私もドナルドが好きなので)、それにしてもドナルドとチップ&デールが共演した映画は面白いものが多いです。見ていてニヤニヤしてしまうほど笑えるものが多くて、『リスの食糧難』はナッツの奪い合いをしているだけなのに面白過ぎです。

上記の映画の中で、異色なのは『リスの汽車ごっこ』。いつもはドナルドが散々な目に遭うことが多いのに、この作品のラストはドナルドとチップ&デールの関係が最終的に丸く収まるのです。

ドナルドが庭にミニチュアの街を作ってミニSLで遊んでいるところからストーリーが始まるのですが、庭にある大きな木がミニチュアの街には邪魔だということで、ドナルドはその木を移動させようとします。その木がチップとデールの住居だったものですから、チップとデールは木を取り戻そうと頑張ることになります。

しかし、ドナルドが作ったミニチュアの街に入り込んだチップとデールは、そこがなかなか居心地が良かったため(ミニチュアの家のサイズが2匹にとってピッタリ)、ミニチュアの家の中でくつろいでしまいます。それを見たドナルドは、何と「可愛い」と言って、2匹を観察し始めるのです。ドナルドが、チップとデールのことを「可愛い」と感じるとは、初めて見たとき意外でした。

ともあれ、その後色々あって、チップとデールの住居だった木には大きな穴が空き、SLの線路の真ん中に立ってしまいます。すると、ちょうど空いた穴がトンネルのようになって、SLで遊びたいドナルドにとって「これはこれでいいや」ということになり、最終的には円満に解決するのです。ドナルドとチップ&デールの話にしては、珍しい終わり方です。

ともあれ、ドナルドとチップ&デールの共演話は色々なDVDやビデオ、特に『ハロー!チップとデールがやってきた!!』というDVD(もしくはビデオ)の中に多く収録されています。まだ見たことがない方は、ぜひご覧になってみてください。

後日、別の角度からドナルドダックとチップ&デールについての続編を書くつもりです。

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2008年4月11日 (金)

ディズニー映画の猫たち 第5回

今回は「ディズニー映画の猫たち」を紹介する企画の5回目。「『ネコ科』のキャラクターたち‐その他編‐」と題して、猫とは呼ばれないものの「ネコ科」に属する動物のうち、ライオンを除いたキャラクターを紹介します。具体的にはトラやヒョウのキャラクターです。トラについては寅年の際にまた改めて紹介する可能性もありますが、今回はそんなことお構いなしにトラも紹介します。

まずは1967年公開の『ジャングル・ブック』から、黒ヒョウのバギーラ。ジャングルの中でオオカミに育てられた人間の少年モーグリを、人間の村に帰す役目を負っています。バギーラはモーグリのためを思って行動しているわけですが、ジャングルの生活を気に入っているモーグリはなかなかバギーラの言うことを聞かず、一苦労。さらにモーグリはクマのバルーと意気投合してしまい、バギーラはさらに苦労することになるのです。

オオカミたちがモーグリを人間の村に帰そうとしたのは、凶暴なトラのシア・カーンが森に帰ってきたからでした。シア・カーンは人間が大嫌いなため、ジャングルにいるとモーグリは危険だというわけです。ちなみに、バギーラとシア・カーンは続編の『ジャングル・ブック2』(2003年)にも登場しています。

1992年の『アラジン』には、アグラバーの王宮でジャスミンに飼われているラジャーというトラが登場します。ジャスミンだけに懐いていて、ほかの人たちには懐かず、ジャスミンの父親のサルタン王でさえ威嚇します。しかし、デカイ図体でジャスミンに懐いている様子は非常に可愛らしいトラです。ジャファーの魔法で小さくされてしまったときは、なお可愛いです。

『ターザン』(1999年)に出てくるサボーは、『ターザン』という映画を語る上では欠かせないヒョウです。サボーは非常に凶暴で、漂流してたどり着いたジャングルで新生活を始めようとしていたターザンの両親を殺し、まだ赤ん坊だったターザンをも殺そうとします。しかし、そのターザンを救ったのは、メスゴリラのカーラでした。

カーラも自分の息子をサボーに殺されており、ターザンを自分の子として育てることを決意するのです。ターザンとカーラ(と、その夫であるカーチャック)の運命は、奇しくもサボーが演出していたことになります。立派に成長したターザンはそのサボーを、実の両親の仇であるとは知らずに退治します。

くまのプーさんの仲間であるティガーは、「世界一のトラ」を自称するトラのぬいぐるみ。シッポにバネが入っているため、ジャンプが得意。1968年の短編映画『プーさんと大あらし』(プーさん映画の2作目)でデビューしますが、このときは完全に脇役。1974年の短編映画『プーさんとティガー』で大々的に活躍します。『プーさんとティガー』までの短編3本をまとめた上で、新規映像を加えた長編作品『プーさん完全保存版』(1977年)にも、もちろん出演しています。

その後、ティガーは劇場公開映画、TV作品、ビデオ作品を問わずプーさんのシリーズに出演し続け、2000年には長編映画『ティガー・ムービー/プーさんの贈りもの』で主役となります。この『ティガー・ムービー』は個人的にかなりお気に入りの作品で、名作だと思っています。

以上で、5回に渡って記事にしてきた「ディズニー映画の猫たち」を紹介する企画は終了です。もしも、今までの記事で紹介し忘れた重要キャラクターを思い出したら、そのときはまた改めて記事にします。

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2008年4月 8日 (火)

今年で○○周年を迎えるディズニー映画

2008年で10周年とか20周年とか、10年単位で「○○周年」を迎えるディズニー映画がいくつかあります。長編アニメーションに限って、ピクサー作品も含んで列挙してみましょう。1948年の『メロディ・タイム』、1988年の『オリバー ニューヨーク子猫ものがたり』と『ロジャー・ラビット』、1998年の『ムーラン』と『バグズ・ライフ』です。

できれば、1つ1つの作品について、それぞれの公開日付近に記事を書きたいところですが、余力がなかったり、失礼にも公開日を忘れてしまう場合がありえますので、ここで一挙に紹介した次第です。

別の記事でもすでに書きましたが、最も可哀相なのは『オリバー』。何せ、公開日が11/18ですから。ミッキーマウスやミニーマウスの誕生日もしくはスクリーン・デビュー日と同じ日が公開日とは、「忘れてくれ」と言っているようなもの…とまでは言わないものの、どうしても影が薄くなってしまうのは止むを得ないところです。

さらに悪いことに、今年はミッキーマウス生誕80周年の年。『オリバー』だって公開20周年になるわけですが、私が11/18に何か新しい記事をこのブログに書くとしたら、やはりミッキー80周年(ミニーも)について書くことを優先しそうな気がしています。

ごめんよ、ドジャー…君の事は好きなんだ、いや、ドジャー以外の皆さんも好きですが、こればっかりはどうにも…。どうか寛大な心で許しておくれ、君たちのことはずっと応援しているし、君たちのことは一生忘れないから。僕はね、「マリーが東京ディズニーランドのニューヨークに出ているなら、別にオリバーやドジャーが出てきても構わないよね。と言うより、その方が自然だよね」と、常々主張していたんだよ。そうさ、たとえミッキーを優先したって、僕は君たちのことが好きなのさ。だから許しておくれ。

というわけで、『オリバー』をこよなく愛していらっしゃる、「ちょっとマニアックなディズニー」さんをここで紹介しておきましょう。私のように、「オリバーやドジャーのことも好きだよ」と言いつつミッキーを優先する駄目なファンとは異なり、ここの管理人さんは生粋の『オリバー』好きでいらっしゃいます。

同年公開の『ロジャー・ラビット』については、私も過去に「ディズニーの超大作『ロジャー・ラビット』」や、あるいは「ロジャー・ラビットのデビュー日を祝す」なんて記事を書いてはみましたが、オススメはやはり、「Slap Stick」さんです。

『メロディ・タイム』については、過去に「東京ディズニーランドで会えるスルー・フット・スー」なんて記事を書いて、『メロディ・タイム』に登場するスルー・フット・スーのことを話題にしていますが、『ムーラン』や『バグズ・ライフ』については、私はあまり多く語っていませんね。特に『バグズ・ライフ』は好きな作品なので、今後長々と語ることもあるかもしれません。

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2008年4月 2日 (水)

チップ&デール 65周年

ディズニーキャラクターのチップとデールは、1943年4月2日公開の短編アニメーション映画『プルートの二等兵』でデビューしました。つまり、今日は2匹のデビュー65周年ということになります。長い間人々に愛されてきた2匹のデビュー65周年をお祝いしたいと思います。

チップとデールは外見的に非常によく似ていますが、チップは鼻の色が黒であるのに対してデールは赤、チップは前歯が1本であるのに対してデールは2本…などなど、よく見ると相違点は結構あるので、慣れれば比較的簡単に見分けることができるようになります。もっとも、デビュー当時の彼らは今ほどには、明確な区別が付けられていなかったようなので、昔のアニメーションに出てくる彼らを見分けるのは、今の作品に出てくる彼らを見分けるよりは難しいかもしれません。

ところで、私は彼らのデビュー作『プルートの二等兵』を残念ながら未見なのですが、タイトルからもわかるとおり、プルートが主演の話です。その後の短編映画でも、チップとデールはプルートと共演する話が多いです。

例えば、私の好きなところでは、1946年公開の『リスの山小屋合戦』。『プルートの二等兵』に続くチップとデールの出演2作目ですが、プルートがミッキーの山小屋に住み着いていたチップとデールを見つけて追い回す話です。追いかけっこの末、気絶してしまったプルートの体に、チップとデールは大量のケチャップをかけます。そこに帰ってきたミッキーは、プルートが死んでしまったものと思い込み大泣き(ケチャップを血だと思っている)、目覚めたプルートも自分の体に付いているケチャップを血だと思い込み大騒ぎ…大騒ぎしながらミッキーとプルートは山小屋を出て行って、チップとデールに再び平穏な生活が訪れるという結末です。

また、プルートと同様、チップとデールの共演者として目立つのはドナルドダック。先ほどの『リスの山小屋合戦』に続いてチップとデールが出演した『リスの住宅難』(1947年)では、やはりチップとデールが住んでいた木をドナルドが薪にするため切りに来て…という内容です。その後、1948年の『リスの朝ごはん』、1949年の『リスの冬支度』、『リスの食糧難』、『リスのおもちゃ合戦』、1950年の『ドナルドはデイジーにくびったけ』と、立て続けにドナルドと共演していきます。

それらドナルドとの共演作品では、いつもチップとデールがドナルドと争いを起こした末、ドナルドは最終的に2匹に負けてしまうというのが、大体のパターンです。『ドナルドはデイジーにくびったけ』では、ドナルドが2匹を閉じ込めてドナルドの勝利かと思いきや、それを見たデイジーが「かわいそう」と言ってチップとデールを助け、ドナルドのことを怒って家に入れてあげないという結末でした。

その後、チップとデールはプルートやドナルドと共演する何本かの作品に出演した後、ついに自分たちが主役のシリーズを持つことになります。そんな「チップとデール・シリーズ」の1本目が、1951年の『リスとヒヨコ』です。「チップとデール・シリーズ」は数本製作され、その中でも特に私が気に入っている『リスの大手柄』(1954年)では、チップとデールがお尋ね者ピート(ミッキーマウスのライバルとして知られるキャラクター)を捕まえるという西部劇が描かれました。

1952年の短編作品『リスくんは歌姫がお好き』(別名『リスの音楽合戦』)には、近年の東京ディズニーランドでも活躍しているクラリスが初登場しました。この作品でのチップとデールは洋服を着ていて、またクラリスはナイトクラブの歌姫として設定されていて、リスたちが人間のような生活をしている様子が描かれました。それ以前の作品におけるチップとデールは、あくまで単なるリスとして描かれていたような気がしますが(ドナルドと会話したりはしていましたが)、この頃から人間型キャラクター(人間と同じような生活をしているという意味で)としての片鱗を見せ始めたような気がします。

1989年~1990年には、チップとデールが主役となったTVシリーズ『チップとデールの大作戦』が製作されました。チップとデールがネズミのガジェット、モンタリー・ジャック、そしてハエのジッパーと共にレスキュー・レンジャーとして活躍する様子が描かれました。このTVアニメでも、チップとデールは洋服を着ています。この頃の2匹は完全に人間型キャラクターとして描かれているようです。

そして現在も、チップとデールはアニメーションで、そしてテーマパークで、人気キャラクターの一員として活躍しています。私がここで取り上げた話題は、私が個人的にチップとデールの魅力だと思っていることの一部、あるいはチップとデールのアニメーションについて印象に残っていることの一部です。ぜひ、多くの人が自分なりのチップとデールの魅力を見つけてもらえればと思います。またいずれ、チップとデールについては話題にしてみたいと思っています。

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2008年3月28日 (金)

『魔法にかけられて』の諸々

ディズニー映画『魔法にかけられて』は、個人的に物凄く楽しめる大傑作だと感じています。ディズニーを好きになって良かった…『魔法にかけられて』を見て、そのように感じました。ディズニーを好きになっていなくてもそれなりに楽しめたかもしれませんが、やはりディズニーを好きになっていたからこそ面白いと感じるシーン・笑える演出が所々にありました。

そんな大絶賛したい『魔法にかけられて』だからこそ、すでに映画館で何度も見ています。字幕も吹き替えも見ましたが、どちらを見ても笑って楽しめる作品になっています。個人的には、字幕版の方が好みの雰囲気になってはいましたが、どちらもオススメです。

で、その『魔法にかけられて』には手描きの2Dアニメーションのシーンが10数分ほどあります。短い時間ではありますが、ディズニーによる久々の手描き2Dアニメとあって、観ていて非常に楽しかったです。ディズニー映画、とりわけプリンセスが主役の映画のエッセンスが10数分間に凝縮されていて、見所のオンパレード。

そのアニメ部分を担当されているのが、ジェームズ・バクスター(James Baxter)のスタジオ”James Baxter Animation”だそうです。

バクスター氏は元々ディズニー出身のベテラン・アニメーターで、ディズニー在籍時代には1988年の『ロジャー・ラビット』への参加を皮切りに、『リトル・マーメイド』のトリトン王、『ビアンカの大冒険/ゴールデン・イーグルを救え』の各キャラクター、『美女と野獣』のベル、『ライオン・キング』のラフィキ、『ノートルダムの鐘』のカジモドなどのキャラクターを担当されていた方。その後はディズニーを離れ、ドリームワークスの『シュレック2』や『マダガスカル』を手掛けていました。

いわばバクスター氏は、数々の有名なディズニー映画を手掛けていたアニメーターというわけで、そのバクスター氏のスタジオが手掛けた『魔法にかけられて』のアニメ部分は、ご覧のとおりの素晴らしい出来になっているというわけです。

ディズニー社が数年前に手描きのアニメーション部門を廃止したのは記憶に新しいところですが、今回はかつてディズニーに在籍して名キャラクターを生み出したバクスター氏のスタジオがアニメーションを担当されたことで、新しい作品ながらもどこか懐かしさを(いい意味で)感じるのかもしれません。言い換えると、ディズニー映画を見慣れている人間にとって、安心できる雰囲気が醸し出されていると言えるかもしれません。

個人的には、もちろん『魔法にかけられて』が大傑作だという気持ちに変わりはありませんが、映画冒頭のアニメ部分のテイストを維持した長編アニメーション作品として、アンダレーシアでのジゼルの物語を見てみたいという気持ちがなくもありません(ピップやエドワード王子が主役でもいいです)。それぐらい、アニメ部分が良かったのです。

もちろん、最初にも述べたとおり、『魔法にかけられて』はアニメ部分だけではなく、全体的に素晴らしかったです。その全体的に素晴らしかったと思う点でやはり特筆すべきなのは、音楽でしょう。『魔法にかけられて』の音楽は耳に残ります。その音楽を担当されているのがアラン・メンケンと、スティーブン・シュワルツ。

アラン・メンケンはディズニー映画を好きな方にはお馴染みの人ですが、『リトル・マーメイド』、『アラジン』、『美女と野獣』、『ポカホンタス』、『ノートルダムの鐘』、『ヘラクレス』、『ホーム・オン・ザ・レンジ/にぎやか農場を救え!』といったディズニー映画に関わっています。個人的に、マイナーな『ホーム・オン・ザ・レンジ』を、この機会に推奨しておきたいところです。

今回、アラン・メンケンとコンビを組んだスティーブン・シュワルツは、『ポカホンタス』と『ノートルダムの鐘』でも、アラン・メンケンとコンビを組んでいます。その両者の力量が、今回の『魔法にかけられて』では遺憾なく発揮されていたように感じます。音楽が耳に残ると、それだけでも映画の印象が深く心に刻まれますから。

『魔法にかけられて』の監督はケヴィン・リマ。ディズニーでは、『グーフィー・ムービー/ホリデーは最高!!』(公開当時の邦題は『グーフィーとマックス/ホリデーは最高!!』)や『ターザン』、『102』の監督を務め、『ライアンを探せ!』の製作総指揮をされている方。『グーフィー・ムービー』や『ターザン』はかなり私好みの作品なので、今回も楽しい作品に仕上げてくれてありがとうと言いたいところです。

ピップの声を演じているのは監督ご自身ですが、かなり良かったと思います。何やらインタビューを読むと、ニンテンドーDSで発売されたゲームの『魔法にかけられて』で、ご自身が声をされているピップを主役にすべきだったとユーモアたっぷりに語られていましたが、「それはそれで良いと思う」と感じるぐらい、ピップは魅力的なキャラクターでしたね。

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2008年3月21日 (金)

ディズニー映画の猫たち 第4回

ディズニーのアニメーション映画に登場した猫のキャラクターたちを紹介する企画の、第4回目。今回は「『ネコ科』のキャラクターたち‐ライオン編‐」と題して、「猫」とは通常呼ばれていないものの、ネコ科に属している動物たちの中からライオンを紹介しようと思います。

まず最初は1973年の映画『ロビン・フッド』。この映画は、登場する動物キャラクターたちがみんな擬人化されていて、人間のような生活を送っている世界観のイングランドが舞台です。この映画には、リチャード王とプリンス・ジョンという、2人のライオンが登場します。リチャード王の弟がプリンス・ジョンです。リチャード王が留守にしている間、国政を預かったプリンス・ジョンは、民衆に重税を課す悪政を行っていました。それを懲らしめるのがロビン・フッドというわけです。

プリンス・ジョンは兄のリチャード王と違って威厳もなく、非常にワガママでマザコンです。指を口にくわえる癖を有していて、常に兄に引け目を感じ、ロビン・フッドにはコケにされて生きています。兄の留守中に悪政を行ったのも、その鬱屈した感情が放出されたからでしょうか。

一方、兄のリチャード王は国民に信頼されている偉大な王様です。ただ、映画での登場シーンが少ないため、どのように偉大なのかはよくわかりません。それに、留守中の国政を弟に任せたのは人選ミスだったと言わざるを得ないでしょう。『ロビン・フッド』のヒロインであるマリアン姫は、リチャード王の姪だそうです(と言うことは、プリンス・ジョンの姪でもあるはず)。ただし、リチャード王がライオンであるのに対し、姪のマリアン姫がキツネであることは、深く突っ込んではいけないお約束です。

1994年の『ライオン・キング』は、今回の企画にはうってつけの映画です。何しろ、たくさんのライオンが登場します。主役のライオンはシンバ。シンバはプライドランドの王子ですが、王座を狙う悪役のスカーの陰謀によって、少年から青年への成長期をプライドランドの外で過ごしました。そこでミーアキャットのティモンと、イボイノシシのプンバァと共に「ハクナマタタ」の精神で虫を食べて暮らしていたところ、幼馴染のナラと偶然再会したことを機にプライドランドに戻り、スカーを倒して王様になります。

ナラは『ライオン・キング』のヒロインで、シンバの幼馴染です。過去を振り切れず精神的に弱い面を見せるシンバを叱咤し、プライドランドに戻ることを促しました。映画のラストで、シンバとの間に子供を産んだことがわかります。ちなみに、ナラの母親ライオンはサラフィナです。

『ライオン・キング』の悪役はスカー。プライドランドの王であるムファサの弟で、王座を狙って陰謀をめぐらします。策略によってムファサを殺すことに成功し、シンバをもプライドランドから追放します。一時的に王座に就きますが、最終的にシンバに敗れます。ちなみに、部下はハイエナたち。

ムファサはシンバの父親で、プライドランドの動物たちから尊敬されていた威厳ある王様です。息子のシンバを守ろうとして、スカーに殺されてしまいます。偉大な王様であるだけでなく、偉大な父親でもあり、死後も幻の姿でシンバを叱咤激励します。ちなみに、妻はサラビ。サラビもムファサの妻らしく、気丈な性格です。

ちなみに、ビデオ続編の『ライオン・キング2‐シンバズ・プライド‐』(1998年)には、シンバとナラの娘キアラ、スカーと結婚していたらしいジラ(プライドランドから追い出された、アウトランドのライオンたちのリーダー)、ジラとスカーの息子であるヌカと娘のビタニ、そしてジラの息子ではないもののスカーの跡取りとして育てられていたコブが登場します。

2006年公開の『ライアンを探せ!』も、ライオンが主役の映画です(厳密に言えば、ディズニー以外の会社が製作した作品ですが)。ライアンは子供のオスライオンで、父親のように咆えることができないことを悩みにしています。このライアンが、憧れの「野生の世界」に行けるというトラックのコンテナに乗ったところ、そのままトラックが発進してライアンが連れ去られてしまったことが、物語の発端です。

動物園を出てライアンを探しに行くのが、ライアンの父親であるサムソン。動物対抗カーリングチームのキャプテンです。野生生活の武勇伝を息子に自慢していて、そのことで動物園のほかの動物たちからも尊敬されていましたが、実は野生生まれでも野生育ちでもなかったということを息子や仲間たちに秘密にしています。

続いて、1952年の短編映画『優しいライオン ランバート』より、ランバート。ランバートはヒツジに育てられたライオンで、非常に気弱。しかし、彼が所属しているヒツジの群れがオオカミに襲われたとき、彼はライオンとしての強さを発揮します。

1954年の短編映画『町へ出たライオン』は、私は未見ながら、野生のライオンが都会にやってきて騒動を起こすものの、最後は動物園の人気者になるお話らしいです。

今回はここまで。次回はライオン以外の「ネコ科」の動物を紹介します。そのうち公開予定です。

ディズニー映画の猫たち 予告編
ディズニー映画の猫たち 第1回
ディズニー映画の猫たち 第2回
・ディズニー映画の猫たち 第3回

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2008年3月18日 (火)

101匹わんちゃん プラチナ・エディション

3/19に、ディズニー映画『101匹わんちゃん』(1961年公開)のプラチナ・エディションDVDが発売されます。日本で公開されたのは1962年、そのときの邦題は『101匹わんちゃん大行進』でした。101匹わんちゃん』は、1955年の『わんわん物語』に次いで、犬が主役となったディズニー長編アニメーションです。

『101匹わんちゃん』のDVDそのものは以前にも発売されたことがあったのですが、入手しにくくなっていました(買おうと思えば買える状態ではありますが)。今度、プラチナ・エディションになるということで、大変嬉しく思います。

異論もあるかもしれませんが、『101匹わんちゃん』に登場するキャラクターの中で、個人的に最も印象深いのがクルエラです。本名はクルエラ・デ・ビル。ダルメシアンの毛皮を使ってコートを作ろうと目論んでいて、99匹ものダルメシアンの子犬を集めていました。そのうちの15匹は、旧友が飼っていたダルメシアンを誘拐してきたものです。

誘拐された15匹の子犬たちの両親であるポンゴとパーディタが、99匹の子犬たちをクルエラのもとから助け出そうと頑張るわけですが、それを執拗に追いかけてくるクルエラの鬼気迫る迫力は、見て損のないものです。ある意味で、生まれつき悪魔だったり、魔法で竜に変身できるようなディズニー・ヴィランズたちよりも、ただの人間であるはずのクルエラの方が怖いように思える気もします。

ところで、人間の曖昧な記憶と言うべきか、勘違いと言うべきか、とにかくそういった微妙な間違い(全然知らないわけではないのに、細部を間違えて覚えてしまっている状態)は時に、間違えてしまっている方には申し訳ないのですが、笑ってしまいそうになることがあります。以前、別の記事にも書きましたが、クルエラのことを「クロレラ」と間違えて覚えている人がいて、思わず噴出しそうになってしまった経験があるのです。笑いそうになってしまい、申し訳ありません。

★関連記事★
『101匹わんちゃん』のロジャーとアニータ

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2008年3月14日 (金)

『Disney A to Z』日本語版と『リロ&スティッチ』TV版DVD

ディズニー好きな方なら、先月末に、デイヴ・スミス著『Disney A to Z:The Official Encyclopedia―オフィシャル百科事典』(ぴあ)という書籍が発売されたのを、ご存知でしょう。アニメーション映画、実写映画、TV番組、テーマパークを問わず、ディズニーに関するあらゆることを網羅した『Disney A to Z』の日本語版です。

アメリカでは2006年10月に第3版まで発売されていましたが、日本語版が発売されたのは初めてです。しかも、日本語版は英語版の第3版に、2007年8月までの新情報を追加した上での発売。情報量は日本語版の方が多いということになります。しかも、日本語版独自の要素として日本語索引が付いているのですが、これが大変便利でありがたいです。

この書籍がどんなに多くの情報を載せているか。その例を挙げてみましょう。ディズニーの顔たるミッキーマウスは、短編・長編を問わず、全部で100本以上の映画に出演しています。それらミッキー出演作についても、1作品ごとに解説が付いているのです。例えば、ミッキーの主演映画の1つとして、1936年の短編映画『ミッキーのライバル大騒動』という作品があります。そういった短編映画についても、巻末の索引ですぐ調べて、該当するページを開けば、作品の解説が記載されているということになります。

ちゃんと解説が付いているのは、何もミッキーの主演作だけではありません。ドナルドダック主演作も、グーフィー主演作も、1作品ごとに解説が記載されています。私のハンドルネームの元ネタとなっている、ホーレス・ホースカラーというマイナーなキャラクターについても解説されているので、大変嬉しいです。

この書籍に記載されている内容をすべて丸暗記すれば、誰にも負けないディズニー通になれること間違いなしです。ただし、全部で575ページもあるので、丸暗記するのはほぼ不可能でしょう。逆に、それだけ多くの情報が掲載されているということです。

値段は5800円なので、ちょっと高いと感じる方もいらっしゃるとは思いますが、5800円ぐらいならむしろ安いと思えるぐらいに、豊富な情報が掲載されているということを強調しておきましょう。ディズニー好きな方なら、購入しても決して損はないと断言できます(ただし、ディズニー好きとは言っても、ディズニーランドなどのテーマパークのことにしか興味がないタイプの方には、あまりオススメしません)。

いくつか、『Disney A to Z』日本語版の感想やレビューを書いているブログをご紹介。以下の通りです(順不同)。

Hikgateway.net/mt/(3/2の記事)
Passatempo(3/4の記事)
dpost.jp(3/1の記事)
みちのくでぃずに(3/6の記事)
海と絵とディズニーと(3/1の記事)

『Disney A to Z』の話題はこのぐらいにして、次はTV番組『リロ&スティッチ ザ・シリーズ』のDVD発売の話題。どうやら、『リロ&スティッチ』TV版のDVDが、今年6月26日から続々と発売されるそうです。これでジャンバ博士が作った試作品たち(スティッチのイトコたち)の活躍をいつでも見られるようになるわけで、結構楽しみです。詳しい情報につきましては、コチラの”ディズニーDVD公式:最新情報”をご覧ください。

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2008年3月 5日 (水)

最近気になったディズニー系の話題いくつか

最近(先月下旬~今月にかけて)、個人的に気になったディズニー系の情報いくつかについて。特に強い関心を持った話題だけです。

まず、2010年公開予定で製作されているらしい『トイ・ストーリー3』ですが、eiga.comの2/22配信記事によれば、『トイ・ストーリー3』は、アンディがすでに大学生になっていて、子供の頃に遊んでいたウッディやバズなどのおもちゃたちは託児所に寄付された設定になっているとか。アンディのお気に入りだったウッディやバズが、アンディの元から離れてどんな風になっているのか、興味あるところです。

それから、昨年公開された『レミーのおいしいレストラン』が、アニー賞9部門で賞を獲得、さらにはアカデミー賞の長編アニメーション賞を受賞したとのこと。順当だとは思いますし、賞を受賞することが全てではありませんが、単純に良いことではありますね。

「ハロー!迪士尼樂園: 注意とお願い!」さんの2/25の記事によれば、香港ディズニーランドのキャッスルショーで、東京のパークと同様に、最前列を大きな撮影機材で占拠する日本人集団が出没しているとか。何とも嘆かわしいですね。日本のパークでもやらないに越したことはない行為を、さらに外国でもやるというのはいかがなものでしょうか。こちらの話題は舞浜狂さん舞浜狂ブックマークを経由して知りました。

「海と絵とディズニーと」さん2/24の記事が、『リロ&スティッチ ザ・シリーズ』に登場する試作品007号・ジジを新たに紹介しています。ジジの出てくる話は私も2回ぐらい見て、マートルが拾ってマートルが名前を付けて、最終的にマートルが飼うことになったのが凄く印象的で、よく覚えています。スティッチよりもはるかに犬らしいんですよね。

シネマイクスピアリで4/10~8/31にかけて、「ディズニーフィルムセレクション」と題して、往年のディズニー名作映画が上映されます。最近、そのラインナップが明らかになりました。それによると、ミッキーのモノクロやシリー・シンフォニーを含む短編作品と、『白雪姫』、『ファンタジア』、『ダンボ』、『アラジン』などなど、誰もが知る作品を上映してくれるそうです。私が映画館で見たことのないものばかりなので、できるかぎりたくさん見に行きたいと思います。映画館で、7人の小人のハイホーや、ピノキオが人間になるシーン、ダンボが空を飛ぶシーンなどを見られると思うと、想像するだけで興奮します。詳しくはコチラ

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2008年2月28日 (木)

ディズニー映画の猫たち 第3回

今回は「ディズニー映画の猫たち」を紹介する企画の3回目。今回は短編アニメーションでデビューした猫キャラクターを中心に紹介していくことになります。それに加えて、TVシリーズに登場した猫たちも紹介します。

まずは、ウォルト・ディズニーがラフォグラム社という会社で作った作品を2つほど。『ブレーメンの音楽隊』と『長靴をはいた猫』の2本。どちらも1922年の作品です。私は前者については未見なので詳しく存じていないのですが、ウマ、ニワトリ、イヌ、ネコといった4種類の動物たちが音楽隊を結成している話だそうです。後者は王様の娘と結婚したい少年が猫の知恵を借りるお話です。

1923年〜1927年まで続いた『アリス・コメディー』シリーズには、ジュリアスという猫のキャラクターが登場します。アリスと一緒に行動している猫なのですが、アリスよりも目立っているのではないかと思われます。何しろ、彼のお調子者的性格がトラブルを巻き起こすこともしばしばのようですから。シッポは自由に取り外すことができ、用途に応じて様々な使い方ができます。それどころか、頭も取り外しできたような記憶が…。ちなみにジュリアスは裸の猫ですが、二本足で歩きます。また、フィリックス・ザ・キャットの見た目を借用して生まれたキャラクターらしいです。

短編アニメーションに登場する猫キャラクターと言えば、山猫のピートを忘れてはいけません。ブラック・ピートとかペグレグ・ピートと呼称されることもある、ミッキーマウスの宿敵です。ピートはミッキーマウス・シリーズ以前のアリス・コメディ・シリーズやオズワルド・シリーズにも登場していましたが、その頃の外見はまだ猫ではありませんでした。1928年の『蒸気船ウィリー』に登場する際、ネズミのミッキーに対して山猫のキャラクターに改変されたものと思われます。

ピートは『蒸気船ウィリー』でミッキーと共演して以来、多くの短編作品でミッキー・ドナルド・グーフィーと共演しています。2003年に発売された、ミッキーマウス誕生75周年記念のビデオ作品『ミッキー、ドナルド、グーフィーの三銃士』でも、ピートはミッキーの宿敵として活躍しています。

TVシリーズの話になってしまいますが、ピートには家族もいます。妻がペグ、息子がPJ、娘がピストルです。TVシリーズ『パパはグーフィー』では、ピート一家はグーフィー家の隣に住んでおり、グーフィーとマックスの親子とは家族ぐるみの付き合いをしています。また、長編映画『グーフィー・ムービー ホリデーは最高』やビデオ版続編『グーフィー・ムービー Xゲームは大パニック』では、PJはグーフィーの息子であるマックスの親友として活躍しています。

アカデミー賞短編アニメ賞を受賞した『プルートのなやみ』(1941年)はネコ絡みのお話です。ある日、偶然にもプルートは捨て猫を拾ってしまいますが、飼い主のミッキーはプルートそっちのけで、その猫を可愛がります。プルートは面白くありません。そんなとき、その猫が命の危険にさらされ、プルートの頭の中で「助けなさい」と言う天使プルートと「放っておけ」と言う悪魔プルートの戦いが始まって、最終的にはプルートが猫を助けるお話です。

また、1935年の『プルートの化け猫裁判』は、プルートががいじめてきたたくさんの猫たちがプルートを裁判にかけ、火あぶりの刑にするという、プルートの悪夢が描かれます。この作品でも、ミッキーは猫を可愛がっていてプルートは面白くない…というところから話が始まります。プルートが活躍する短編作品には、ネコ関係のものが他にもいくつかあるようです。

シリー・シンフォニー・シリーズにも、猫を主題とした作品がいくつかあります。1935年の『三匹の親なし子ねこ』はアカデミー賞短編アニメ賞を受賞した作品です。そのほかにも、『子猫の武勇伝』(1935年)や『いたずら子猫』(1936年)などの作品があります。

短編作品でデビューしたキャラクターではありませんが、長編映画『ピノキオ』に登場したフィガロが主役の短編作品がいくつかあることを、過去記事「子ねこのフィガロ」で紹介しました。

また、TVシリーズでデビューしたキャラクターですが、かつて東京ディズニーランドのグリーティングにも登場していたらしいので、ファットキャットを紹介しておきます。1989〜1990年のTVシリーズ『チップとデールの大作戦』に登場していた悪役です。犯罪組織のボスで、チップとデールのレスキュー・レンジャーと敵対しています。

第3回はここまで。第4回は、ネコ科のキャラクターたちを紹介します。

ディズニー映画の猫たち 予告編
ディズニー映画の猫たち 第1回
ディズニー映画の猫たち 第2回

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2008年2月25日 (月)

『ミッキーの造船技師』が公開70周年らしい

昨年12月から今年にかけて公開された、ディズニーの長編アニメーション映画『ルイスと未来泥棒』の同時上映は、短編映画『ミッキーの造船技師』でした。この『ミッキーの造船技師』(『ミッキーの船大工』と訳されていたこともあります)は、どうやら1938年2月25日に初公開されたらしいので、今日で70周年ということになります。

この映画は東京ディズニーシーの「ドナルドのボートビルダー」のモチーフにもなっている作品なのに、そのこと自体はあまり知られていなかったような印象があったので、『ルイスと未来泥棒』の同時上映だと知ったときは凄く嬉しかったです。「これで、ボートビルダーのモチーフを多くの人に知ってもらえる」と思ったからです。

この映画でマーメイドと戯れるグーフィーを見て、それを記憶したままボートビルダーに行くと、物凄く面白いのではないでしょうか。あるいは、映画の中で船に釘を打ち付けようと奮闘するグーフィーの姿を見て、ディズニーシーで船に釘を打ち付けようと奮闘するドナルドダックの姿を見ると、なかなか感慨深いと思います。

『ミッキーの造船技師』で個人的に気に入っているところは、ミッキーマウス、ドナルドダック、グーフィー、そしてミニーマウスといった各登場人物たちの個性が遺憾なく発揮されているということ。ミッキー・ドナルド・グーフィーの”3バカ”は言わずもがなですが、出演時間が短いミニーさんも、その本領を発揮しています。

この映画におけるミニーさんの強烈なインパクトについては、過去に他の記事でも何度も語ったことがあるぐらい、個人的に気に入っているシーンです。私にはどう見ても、ミニーさんが物凄い力で船を壊したように見えてしまって、ミニーさんのことが大好きな人には申し訳ないのですが、「ミニーさんは凄いなぁ」とひたすら感心してしまう次第であります。

でも、船を壊してしまったように見えるぐらい男勝りなミニーさんが、私は大好きです。ああいう男勝りな本性を見せてくれると、ミニーさんはやはり可愛らしいなと感じます。若い女性がミニーさんを好きなのとは全く異なるベクトルで、私はミニーさんが好きです。見た目ではなく性格が好きです。あくまでキャラクターとして。

ともかく、『ミッキーの造船技師』は各キャラクターの特性が思う存分発揮されて、とても面白い短編アニメーションですので、まだ見たことのない方は是非見てみてください。『チャレンジ!ミッキー』というVHSと、限定販売されていたDVD『ミッキーマウス/カラー・エピソード Vol.1 限定保存版』に収録されています。後者は高額の金銭を出して買うしかありませんが、前者ならレンタルビデオ店などに置いてある可能性もあります。

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2008年2月22日 (金)

今年はミッキーマウスのデビュー80周年ですが…

今年の11/18に、ミッキーマウスとミニーマウスがスクリーン・デビューして80周年を迎えるという記念すべき節目の年ですが、同じく短編アニメーションでデビューしたキャラクターとしては、チップとデールがデビュー65周年であることも忘れてはなりません。彼らのスクリーン・デビューは、1943年4月2日公開の短編映画『プルートの二等兵』でした。4/2には、それを祝す記事を公開する予定です。…と、私自身が忘れないように、あらかじめ予告しておきます。

ところで、今さらながらに知ったのですが、去年はミッキーマウスの先輩であるオズワルドの、デビュー80周年だったみたいですね。オズワルドがデビューした映画は1927年に公開されているらしいです。ミッキーのデビューよりも、1年ほど早いというわけですね。忘れていなければ、何かしら記事を書けたかと思うと、ちょっと悔しいです。

それに今年は、長編映画もいくつか節目の年を迎える作品があります。それはいずれ、改めてご紹介する機会があるでしょう。…私が忘れなければ。

また、今年は東京ディズニーランド25周年。夏にそれを記念するCDを発売するとかで、そのCDに収録してほしい楽曲のリクエストを、携帯サイト限定で受け付けているようです。興味のある方は、コチラをご覧ください。

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2008年2月19日 (火)

ミッキーマウス カラーエピソードVOL.2 限定保存版

ディズニーストア日本上陸15周年を記念して、DVD『ミッキーマウス/カラーエピソードVOL.2 限定保存版』が再販されます。すでにディズニーストアで予約が開始されておりまして、予約受付期間は3/4まで(詳しくはコチラをご覧ください)。価格は税込6,300円。ミッキーマウスやディズニー映画に興味がある方なら、買っておいて損はない逸品だと思います。私はすでに所持しておりますので、今回は買いませんが。

このたび再販される『ミッキーマウス/カラーエピソードVOL.2 限定保存版』は元々、ミッキーマウス生誕75周年を記念して限定発売されたDVD、”Walt Disney TREASURES”シリーズの1本。1939年~1995年までのミッキーマウス出演映画が、20本以上収録されています。

ウォルト・ディズニー・トレジャーズ・シリーズのDVDは、「ウォルト・ディズニーが最も愛した作品だけを選りすぐって製作した」というのが謳い文句ですが、ウォルト死後の作品も当然のように収録されております。それを良いと見るか悪いと見るかは人それぞれでしょうが、私は別に良いのではないかと思っています。ウォルト死後の作品でも、収録してくれる分にはありがたいですから。

ちなみに、ミッキーマウスの顔には大きく分けて2種類ありまして、黒目だけのバージョンと白目があるバージョンがあります。ミッキーの顔に白目が付いたのは、1939年公開の短編映画『ミッキーの猟は楽し』から。もちろん、『ミッキーマウス/カラーエピソードVOL.2 限定保存版』にも『ミッキーの猟は楽し』は収録されていますから、このDVDは主に白目付きの顔で活躍し始めた頃から近年に至るまでのミッキーの活躍が収録されているわけです。

ちなみに、『ミッキーの猟は楽し』は、私が大好きな作品でもあります。この映画の中でミッキーは、愛犬プルートと一緒に森の中に狩りに出かけますが、ミッキーは自分の後ろを付いてきているのが実は凶暴なクマであるのに気付かず、後ろにいるのがプルートだと思い込んで、危機一髪の状況になります。そして、ミッキーが背後のクマに気付いて慌てて口走った言葉が最高です。「や、やあ、君か。君だったのか。僕はミッキーマウス………知らない?ミッキーマウス…」。私の拙い文章では上手く伝えることができませんので、ご覧になっていただくのが一番です。

『ミッキーの猟は楽し』のほかにも、『ミッキーマウス/カラーエピソードVOL.2 限定保存版』には下記のような様々な面白い作品が収録されています。ミッキーに興味があって、お金に余裕がある方は、ぜひ購入を検討してみてください。ミニーマウスやドナルドダック、プルート、グーフィーなどの仲間たちが活躍する話も収録されています。

<主な収録作品>
・ミッキーの愛犬(1939年)
・ミッキーの猟は楽し(1939年)
・ミッキーの船長さん(1940年)
・プルートの魔法のランプ(1940年)
・ミッキーのドキドキ汽車旅行(1940年)
・ミッキーのつむじ風(1941年)
・ミッキーの青春手帳(1941年)
・ミッキーの芝居見物(1941年)
・ミッキーの誕生日(1942年)
・ミッキーのオーケストラ(1942年)
・ミッキーのダンスパーティ(1947年)
・ミッキーの大探検(1948年)
・ミッキーとあざらし(1948年)
・プルートのユートピア(1951年)
・ミッキーの“あらいぐまを探せ”(1951年)
・プルートの誕生祝(1952年)
・プルートのクリスマス・ツリー(1952年)
・ミッキーの魚釣り(1953年)
・魔法使いの弟子~ファンタジアより(1940年)
・ミッキーのジャックと豆の木(1947年)
・ミッキーのクリスマスキャロル(1983年)
・ミッキーの王子と少年(1990年)
・ミッキーのアルバイトは危機一髪(1995年)

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2008年2月12日 (火)

ディズニー映画の猫たち 第2回

「ディズニー映画の猫たち」を紹介していく企画の第2回目です。今回はウォルト・ディズニー亡き後の長編アニメーション作品デビューした猫キャラクターを扱います。

まずは、ディズニー映画で猫と言えば、この映画。1970年公開の『おしゃれキャット』。その映画の主役がダッチェスです。ダッチェスは白く美しい猫で、トゥルーズ、ベルリーズ、マリーという3匹の子猫の母親でもあります。大金持ちのボンファミーユ夫人(自分が死んだ後、財産をダッチェスたちにあげようとする猫好き)に飼われ、子供たちも気品のある猫に育てようと、ピアノを教えたりして日々を過ごしています。

そんなダッチェスと恋仲になるのが、トーマス・オマリー。ダッチェスとは違って野良猫です。ボンファミーユ夫人の財産を自分のものにしようとする執事エドガーによって捨てられてしまったダッチェスたちを手助けし、パリに送り届けてあげる頼れる存在です。正式名称はエイブラハム・デ・レイシー・ジュゼッペ・ケイシー・トーマス・オマリー。

ダッチェスの子供たちが、先述したトゥルーズ、ベルリオーズ、マリー。兄弟の中でマリーだけがメスです。トゥルーズは絵画が得意で、ベルリオーズはピアノが得意、そしてマリーは母親のダッチェスに似ている毛並みを持ち、可愛らしいのですが、何でもかんでも「ロマンチック」と表現してしまう特技(?)を持っています。3匹とも、オマリーを慕います。

そして、『おしゃれキャット』という映画に欠かせないのが、ジャズネコ。オマリーの友人の野良猫たちで、バンドを組んでいます。リーダーはスキャット・キャット。ほかにチャイニーズ・キャット、イングリッシュ・キャット、イタリアン・キャット、ロシアン・キャットがいます。

続いては、1977年公開の『ビアンカの大冒険』に登場したルーファスです。この映画の主人公であるビアンカとバーナードは、ネズミたちで組織される国際救助救援協会の一員として、誘拐された少女ペニーを救う冒険に出ますが、そのペニーがいた孤児院で、ペニーと仲良しだったのが老猫ルーファスです。ルーファスはネズミであるビアンカとバーナードを食べたりはせず、ペニー探しの手がかりを教えてくれます。

個人的にかなり印象深いのが、『オリビアちゃんの大冒険』(1986年)に登場したフェリシア。この映画の悪役はドブネズミのラティガンですが、何とフェリシアはそのラティガンに飼われている猫なのです。かなりの肥満です。ラティガンは、自分の命令に服さないネズミがいると、そのネズミをフェリシアに食べさせるのです。

1988年公開の『オリバー ニューヨーク子猫ものがたり』は、子猫のオリバーが主役です。オリバーはニューヨークの街中に捨てられていた子猫。ドジャーという犬に偶然出会い、ドジャーの後を追ってたどり着いたフェイギンという男の住居で、ドジャーら犬たちの仲間になります。最終的にオリバーは、ジェニーというお金持ちの少女に飼われることになります。オリバーという名前も、ジェニーが付けたものです。

ちなみに余談ですが、映画『オリバー』の公開日は11/18。ミッキーマウス・ミニーマウスのデビュー日と一緒です。そのため、せっかくの公開日にもあまり注目してもらえないのが可哀相な作品です。

2002年公開の『トレジャー・プラネット』には、R.L.Sレガシー号のアメリア船長が登場します。女性で、強気な性格が魅力。人間としての生活をしているキャラクターですが、顔は猫です。R.L.Sレガシー号とは、主人公のジム・ホーキンスを乗せてトレジャー・プラネットに向かった船なので、アメリア船長は『トレジャー・プラネット』の劇中で結構目立ちます。物語の途中でアメリア船長は、ジムに同行してきたドップラー博士(こちらは犬顔)と恋仲になります。

なお、本当は猫ではないのですが、『モンスターズ・インク』のサリーを紹介しておきましょう。サリーは猫ではなくモンスターですが、人間界の女の子ブーに大きな猫だと思われてしまったらしく、ブーに英語版で「kitty」(日本語字幕では「ニャンコ」)、日本語吹き替え版で「ニャンニャン」と呼ばれています。

第2回はここまで。第3回は短編アニメーションでデビューした猫たちを紹介することになります。

ディズニー映画の猫たち 予告編
ディズニー映画の猫たち 第1回

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2008年2月 5日 (火)

ディズニー映画『ピーター・パン』 55周年

ディズニー映画『ピーター・パン』は、1953年2月5日に公開されました(ただし、日本での公開は3月)。つまり、今日は『ピーター・パン』が公開されて55周年ということになります。今回はそれを祝す記事ということになります。

ディズニー映画『ピーター・パン』にはたくさんの登場人物がいますが、個人的に印象深いキャラクターは、妖精ティンカー・ベル(通称ティンク)とフック船長。そして、ぜひ言及しておきたいのがナナです。

ティンカー・ベルは、ナイン・オールド・メン(伝説のアニメーターたち)の1人であるマーク・デイヴィスが描いたキャラクターですが、その見た目と動きの愛らしさは、さすがにディズニーを代表するキャラクターになっただけのことはあると思います。あくまで個人的に。

ピーター・パンのことが異性として大好きなのに、なかなか相手にしてもらえず、さらにはウェンディに嫉妬する様がたまりません。まぁ、その筋金入りのヤキモチな性格が恋敵のウェンディを殺そうとするところにまで至るので、自分の近くに実際にいたとしたら物凄く困る性格の持ち主ではありますが。その行き過ぎた性格が嫌で、ティンカー・ベルを苦手とする友人がいますが、その気持ちはわからなくはないです。でも、アニメーションの中のキャラクターとしては別にアリではないかと。

悪役のフック船長は海賊としての残忍な性格も持ち合わせていますが、基本的に三枚目な性格で、どこか憎めません。ピーター・パンに左手を斬り落とされ、さらにピーター・パンがその左手をクロコダイル(チクタクワニ)に食べさせてしまったがために、フック船長はワニに狙われるようになるわけで、かなり可哀相です。

フック船長には威厳が足りないという意見もありますが、個人的には三枚目なところが魅力的に見えるので、あえて威厳の足りないフック船長のままで良いと思っています。残忍な性格さえ措いておけば、親しみの持てるタイプだと思いますし。数多いディズニー・ヴィランズの中でも、個性を放つ存在です。

そして、一家に1匹必要だと思うのが、犬のナナ。ダーリング家で飼われている犬ですが、犬なのに、ウェンディ、ジョン、マイケルといった3人の子供たちの面倒を見ている凄い犬です。見た目も可愛らしいので、もっと活躍場面を見たかったキャラクターです。そうすると、ネバーランドの場面が削られてしまうという弊害が生じますが。

ところで、私はディズニー映画『ピーター・パン』の原作である舞台版については無知なのですが、原作とディズニー版の映画ではかなり雰囲気が異なるそうですね。ディズニー版は原作に比べて、かなり「軽い」演出がなされている部分が多く、原作ファンからはあまり支持されていないのだとか。

それはともかくとしても、ディズニー映画『ピーター・パン』の知名度は絶大で、ピーター・パンの原作と言えばディズニーだと思い込んでいる人も時折見かけるぐらいです。先述したとおり、ティンカー・ベルはディズニーを代表するキャラクターになっていますし、55周年を祝して記事にするだけの価値はある映画だと思います。この映画の飛行シーンは実際にその素晴らしさを見ていただきたいところです。

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2008年2月 2日 (土)

ディズニー映画の猫たち 第1回

以前、不定期にディズニーのアニメーション映画に登場した猫たちを紹介する記事を5回書くと言っていましたが、今回はその第1回目。まずは、「ウォルト・ディズニー生前に公開された長編アニメーションでデビューした猫」の紹介をしたいと思います。ウォルトは1966年12月15日に亡くなっているので、それ以前に公開された長編映画が対象となります。

まずは1940年公開の『ピノキオ』に、ゼペットさんが飼っているフィガロと、悪役・ファウルフェローの子分であるギデオンが登場します。両者の大きな違いは擬人化されているか否かで、フィガロはあくまで四足歩行の普通の猫として描かれているのに対し、ギデオンは二足歩行の人間タイプなのです。プルートとグーフィーの関係と同じようなものだと思えば、わかりやすいでしょうか。

しかし、ギデオンは人間タイプとは言え、ちょっと理解力に欠けるところがあるようで、ファウルフェローをイライラさせる場面もあります。それでも、悪党としての自覚はそれなりにあるらしく、大きなハンマーを隠し持っています。また、『白雪姫』に登場したドーピーと同様、一切言葉を発することのないキャラクターです。もともと喋ることができないのか、はたまた彼なりに何らかのポリシーがあって喋らないようにしているのかは不明です。

フィガロは普通の猫ですが、愛らしい動きで感情を豊かに表現するキャラクターです。金魚のクレオとのじゃれ合いや、ベッドに入って寝る姿が、個人的に気に入っています。なお、フィガロはいくつかの短編映画にも出演していて、ミニーマウスの愛猫として登場することもあります。そのことについて興味ある方は、過去記事「子ねこのフィガロ」をご覧ください。

続いては、1946年公開の『メイク・マイン・ミュージック』。この映画は10個の独立した短編作品で構成されるオムニバス映画ですが、その短編のうちの1つ、『ピーターとおおかみ』に、イワンという名前の猫が登場しています。

『シンデレラ』(1950年)の悪役と言えばシンデレラの継母であるトレメイン夫人ですが、そのトレメイン夫人がたいそう可愛がっている猫が、ルシファーです。一応、シンデレラの家は上流家庭なのですが、ルシファーにはそういった気品のようなものはほとんど感じられません。また、陰湿で性悪な性格は飼い主譲りのようです。シンデレラに叱られると一旦は引き下がるものの、後で仕返しをしようと企むような猫です。

『シンデレラ』本編では、このルシファーの活躍(?)が結構目立ちます。最後にはシンデレラの家で飼われている犬のブルーノに吠えられて、高い窓の外に落下してしまい生死不明となりますが、後のビデオ続編『シンデレラ2』で生きていたことが判明します。

1951年の『ふしぎの国のアリス』には、2匹の猫が登場します。ダイナとチシャ猫です。この2匹の最大の違いと言えば、ダイナはアリスが実際に飼っている猫であるのに対して、チシャ猫はアリスの夢の中に登場した存在という点です。正直、ダイナは物語の最初の方と最後の方にしか登場しないので、イマイチ印象が薄いです。

チシャ猫は、アリスが夢の中で訪れた不思議の国で出会った猫。「チェシャ猫」と表記される場合もあるようです。夢の中、しかも不思議の国の住人なので、普通の猫ではできないことを次々にやってのけます。神出鬼没に現われたり消えたり、頭を取り外すことまでできます。

チシャ猫は「ほかの猫とは偉さが違う」と得意げに歌いますが、その理由を語ってはくれません。私が彼に一番聞きたいのは、彼が言う「偉さ」の基準なのです。しかし偉いからなのか、いつもニヤニヤしています。そして、チシャ猫はアリスに対して色々と助言してくれるものの、単刀直入な物言いではないため、かえって事態は混乱します。

犬が主役の『わんわん物語』(1955年)には、悪役として2匹のシャム猫が登場します。2匹の名前はシーとアム(シーは「サイ」と表記されることもあります)。シー(サイ)の「Si」とアムの「Am」を合わせると「Siam(シャム)」になるというネーミングです。レディのご主人であるダーリング夫妻が留守の間、赤ちゃんの面倒を見るためにダーリング家にやってきたセーラ伯母さんに連れられて、シー(サイ)とアムはやってきました。

レディは自由奔放に動き回るシャム猫コンビに翻弄されてしまいます。さらに問題なのはセーラさんが犬嫌いだったこと。本当はシャム猫コンビのせいで部屋が散らかってしまったのに、レディはセーラ伯母さんに一方的に叱られ、外に放り出されてしまったのです。非常に強烈な個性を持っているシャム猫コンビですが、映画ではこの1場面にしか登場しません。

そして最後は、これも犬が主役の『101匹わんちゃん』(1961年)に登場したチブス軍曹です。クルエラに誘拐された99匹の子犬(すべてダルメシアン)を助け出すために奮闘します。犬のコロネル大佐と馬のキャプテン大尉とトリオを組んでいます。

第1回はここまで。第2回はいずれ公開します。

ディズニー映画の猫たち 予告編
ディズニー映画の猫たち 第2回

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2008年1月27日 (日)

ディズニー映画の猫たち 予告編

今年は子年なので、ネズミをモチーフにしたディズニーキャラクターを紹介しても良さそうなものですが、それは昨年、『レミーのおいしいレストラン』公開を記念して、すでに実行しています(過去記事「ディズニー映画のネズミたち」をご参照ください)。また、そこで紹介し切れなかったネズミたちは、「ディズニー映画のネズミたち 補遺」という記事で取り上げました。

その上、昨年発行された雑誌『ディズニーファン』2008年1月号において、柳生すみまろ氏がやはり、2008年が子年であることにちなんでディズニー映画のネズミたちを紹介していました。私が知らなかったネズミたちも取り上げられていましたので、今の段階でこれ以上、ディズニー映画のネズミたちを紹介する必要はなさそうです。

そこで、ネズミの天敵である猫をモチーフとしたディズニーキャラクターを紹介しようという、安易な企画を思いつきました。今回はその予告編というわけです。

猫が主役となっているディズニー映画もいくつかあるため、猫のディズニーキャラクターは結構多いです。そのため、以下の5回に分けて紹介することにしました(予定)。第4回と第5回は、猫とは呼ばれないものの「ネコ科」に属するライオンやヒョウのキャラクターを紹介します。

第1回:ウォルト・ディズニー生前に公開された長編アニメーションでデビューした猫
第2回:ウォルト・ディズニー死後に公開された長編アニメーションでデビューした猫
第3回:短編アニメーションでデビューした猫
第4回:「ネコ科」のキャラクターたち‐ライオン編‐
第5回:「ネコ科」のキャラクターたち‐その他編‐

第1回は恐らく、今月中か来月初めごろに公開することになると思います。第2回目以降、不定期に第5回まで続けていくつもりです。ちなみに、人間のように立って歩くような擬人化された猫キャラクターたちも紹介するつもりなので、結構多くの猫を紹介できるのではないでしょうか。まぁ、とりあえずは予告ということで。

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