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2008年3月21日 (金)

ディズニー映画の猫たち 第4回

ディズニーのアニメーション映画に登場した猫のキャラクターたちを紹介する企画の、第4回目。今回は「『ネコ科』のキャラクターたち‐ライオン編‐」と題して、「猫」とは通常呼ばれていないものの、ネコ科に属している動物たちの中からライオンを紹介しようと思います。

まず最初は1973年の映画『ロビン・フッド』。この映画は、登場する動物キャラクターたちがみんな擬人化されていて、人間のような生活を送っている世界観のイングランドが舞台です。この映画には、リチャード王とプリンス・ジョンという、2人のライオンが登場します。リチャード王の弟がプリンス・ジョンです。リチャード王が留守にしている間、国政を預かったプリンス・ジョンは、民衆に重税を課す悪政を行っていました。それを懲らしめるのがロビン・フッドというわけです。

プリンス・ジョンは兄のリチャード王と違って威厳もなく、非常にワガママでマザコンです。指を口にくわえる癖を有していて、常に兄に引け目を感じ、ロビン・フッドにはコケにされて生きています。兄の留守中に悪政を行ったのも、その鬱屈した感情が放出されたからでしょうか。

一方、兄のリチャード王は国民に信頼されている偉大な王様です。ただ、映画での登場シーンが少ないため、どのように偉大なのかはよくわかりません。それに、留守中の国政を弟に任せたのは人選ミスだったと言わざるを得ないでしょう。『ロビン・フッド』のヒロインであるマリアン姫は、リチャード王の姪だそうです(と言うことは、プリンス・ジョンの姪でもあるはず)。ただし、リチャード王がライオンであるのに対し、姪のマリアン姫がキツネであることは、深く突っ込んではいけないお約束です。

1994年の『ライオン・キング』は、今回の企画にはうってつけの映画です。何しろ、たくさんのライオンが登場します。主役のライオンはシンバ。シンバはプライドランドの王子ですが、王座を狙う悪役のスカーの陰謀によって、少年から青年への成長期をプライドランドの外で過ごしました。そこでミーアキャットのティモンと、イボイノシシのプンバァと共に「ハクナマタタ」の精神で虫を食べて暮らしていたところ、幼馴染のナラと偶然再会したことを機にプライドランドに戻り、スカーを倒して王様になります。

ナラは『ライオン・キング』のヒロインで、シンバの幼馴染です。過去を振り切れず精神的に弱い面を見せるシンバを叱咤し、プライドランドに戻ることを促しました。映画のラストで、シンバとの間に子供を産んだことがわかります。ちなみに、ナラの母親ライオンはサラフィナです。

『ライオン・キング』の悪役はスカー。プライドランドの王であるムファサの弟で、王座を狙って陰謀をめぐらします。策略によってムファサを殺すことに成功し、シンバをもプライドランドから追放します。一時的に王座に就きますが、最終的にシンバに敗れます。ちなみに、部下はハイエナたち。

ムファサはシンバの父親で、プライドランドの動物たちから尊敬されていた威厳ある王様です。息子のシンバを守ろうとして、スカーに殺されてしまいます。偉大な王様であるだけでなく、偉大な父親でもあり、死後も幻の姿でシンバを叱咤激励します。ちなみに、妻はサラビ。サラビもムファサの妻らしく、気丈な性格です。

ちなみに、ビデオ続編の『ライオン・キング2‐シンバズ・プライド‐』(1998年)には、シンバとナラの娘キアラ、スカーと結婚していたらしいジラ(プライドランドから追い出された、アウトランドのライオンたちのリーダー)、ジラとスカーの息子であるヌカと娘のビタニ、そしてジラの息子ではないもののスカーの跡取りとして育てられていたコブが登場します。

2006年公開の『ライアンを探せ!』も、ライオンが主役の映画です(厳密に言えば、ディズニー以外の会社が製作した作品ですが)。ライアンは子供のオスライオンで、父親のように咆えることができないことを悩みにしています。このライアンが、憧れの「野生の世界」に行けるというトラックのコンテナに乗ったところ、そのままトラックが発進してライアンが連れ去られてしまったことが、物語の発端です。

動物園を出てライアンを探しに行くのが、ライアンの父親であるサムソン。動物対抗カーリングチームのキャプテンです。野生生活の武勇伝を息子に自慢していて、そのことで動物園のほかの動物たちからも尊敬されていましたが、実は野生生まれでも野生育ちでもなかったということを息子や仲間たちに秘密にしています。

続いて、1952年の短編映画『優しいライオン ランバート』より、ランバート。ランバートはヒツジに育てられたライオンで、非常に気弱。しかし、彼が所属しているヒツジの群れがオオカミに襲われたとき、彼はライオンとしての強さを発揮します。

1954年の短編映画『町へ出たライオン』は、私は未見ながら、野生のライオンが都会にやってきて騒動を起こすものの、最後は動物園の人気者になるお話らしいです。

今回はここまで。次回はライオン以外の「ネコ科」の動物を紹介します。そのうち公開予定です。

ディズニー映画の猫たち 予告編
ディズニー映画の猫たち 第1回
ディズニー映画の猫たち 第2回
・ディズニー映画の猫たち 第3回

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