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2007年12月23日 (日)

高畑勲・大塚康生の講演会情報とディズニーの教え

1/10(木)と1/17(木)、学習院大学で高畑勲氏と大塚康生氏の講演会が開催されるそうです。講演タイトルは「線で捉え、描き、動かす―セル・アニメーション映画における身体表現」。詳細はコチラ。無料・申し込み不要とのことなので、興味のある方は参加されてはいかがでしょうか。

高畑勲氏と言えば、映画監督・プロデューサーとして、数々の有名なアニメーション作品を世に送り出してきた人。『風の谷のナウシカ』・『天空の城ラピュタ』などのプロデューサー、『火垂るの墓』・『おもひでぽろぽろ』などの監督を務めている人です。一方の大塚康生氏はアニメーターとして、『ルパン三世』・『未来少年コナン』などの作画監督をされている方。このような大物2人の講演会が無料で聴けるというのは、お得なことではないでしょうか。

ところでディズニー・ファンの私としては、高畑勲氏と大塚康生氏と言えば、上記の作品群以上に、『生命を吹き込む魔法』(徳間書店、2002年)という本の日本語版を監修された方として存じております。『生命を吹き込む魔法』とは、往年のディズニー映画(それこそ『白雪姫』の頃から)を支えたアニメーターであるフランク・トーマスとオーリー・ジョンストンが著したもの。

その『生命を吹き込む魔法』の帯には、ピクサーのジョン・ラセターによる、「これは、これまでに書かれたアニメーションの教科書の中でも、今日なお、最高のものだ」との言葉が記されています。「はじめに」の部分には、「この本は、ディズニーのキャラクター・アニメーション、すなわちミッキーマウスやドナルドダックといった、世界的に有名な漫画映画の人物像を生み出した芸術形式についての書である」と書かれています。

1982年から1983年にかけて、『生命を吹き込む魔法』の日本語版監修を担当した高畑勲氏と大塚康生氏は、宮崎駿氏らと共に、アメリカでフランク・トーマスとオーリー・ジョンストンの技術講習会を受けています。そのときの様子は大塚氏の著書『作画汗まみれ』増補改訂版(徳間書店、2001年)の中で述べられていますが、ディズニーのアニメーターの「完璧を目指す執念に驚かされた」そうです。

ちなみに、フランク・トーマスとオーリー・ジョンストンから学んだことを、大塚氏は「アニメーション28の原則」としてまとめていて、それは「アニメーターとアニメーションの総合サイト」から、PDFで閲覧できます。また、ここではフランクとオーリーの講義録を大塚氏がまとめた「アニメーターのための16のポイント」も閲覧できます。興味のある方は、下記のリンクをクリックしてください。PDFが開きます。

・アニメーターのための16のポイント

フルアニメーション28の原則

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コメント

こんばんは、こーら♪です。
素敵な情報、有難うございます!
高畑氏の洞察力と大塚氏の表現力は、過去から尊敬しております。
東映動画やズイヨー時代はもとより、スタジオジブリ・・・と言う
名前が、ひとり歩きする以前からファンでした。
小生にとっては、個性の強い宮崎氏より遥かに尊敬できる人物です。
彼らの底力は、“ホルスの大冒険”で思い知らされました!
むしろ、ジブリ・・・ジブリ・・・同々・・・と騒がれる昨今では、
少し醒めてきているかも知れません・・・・・(苦笑)
仕事との折り合いがつけば、是非とも受講してみたい講演ですね。

投稿: こーら♪ | 2007年12月25日 (火) 20時16分

>こーら♪さん

コメント、ありがとうございます。
たまたま知り得た情報を書いただけでお喜びいただきまして、恐縮です。

高畑勲さんや大塚康生を有名になる以前から尊敬されていたということならば、ジブリの名前だけで騒がれる現状に醒めた気持ちを抱かれるのは当然だと思います。
実力よりもネームバリューが重視されるのは、どんなことにおいても好ましくないですよね。実力が正当に評価されることが一番だと思います。

投稿: パルティアホースカラー | 2007年12月25日 (火) 21時02分

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