ディズニー映画『フランクリン物語』
以前、ディズニー・ピクサー映画『レミーのおいしいレストラン』の公開を記念して、「ディズニー映画のネズミたち」という記事を書きました。その記事では、ディズニー映画のネズミたちを、擬人化されているか否かに関係なく、またマウスであるかラットであるかも気にせず、たくさん紹介しました。
その中で、『フランクリン物語』(1953年公開)という中編映画に登場した、エイモスというネズミを紹介しました。フランクリンとは、アメリカの歴史に名を残す実在のベンジャミン・フランクリンなのですが、そのフランクリンの活躍の影にはエイモスがいたというお話です。そのフランクリンとエイモスの関係が、『レミーのおいしいレストラン』のリングイニとレミーの関係に少し似ていると今更ながらに感じたため、今回の記事に至りました。
『フランクリン物語』の中では、フランクリンの業績として、アメリカ独立宣言の起草に関わったり、雷が電気であることを発見した功績が描写されています。その活躍を援助していたのが、ネズミのエイモスというわけです。もちろん、フランクリンの影にエイモスがいたというのは物語上のフィクションですが、フランクリンの功績そのものは事実です。
フランクリンは、雷雨のなか凧を上げて、その凧に落ちる雷を調べることで、雷が電気であることを突き止めたらしいですが、『フランクリン物語』の中でも、その場面は描かれます。映画の中では、凧にはエイモスが乗っていて、落雷によってエイモスは酷い目に遭ってしまい、怒ってフランクリンの元を離れていくという場面になっています。
それ以前は、編集者・記者として働いているフランクリンのため、エイモスが情報収集に走り回って、その結果としてフランクリンは活躍できていたのですが、エイモスが怒って去ってしまったことで、フランクリンはアメリカ独立宣言の起草もはかどりません。フランクリンはエイモスと仲直りするためにエイモスを探して再会し、エイモスの協力を得て、独立宣言を完成させるのです。
フランクリンとエイモスの死後、人間の世界ではフランクリンは偉人として人々の尊敬を集めています。しかし、ネズミたちの世界では、エイモスがフランクリンの業績を影で支えた偉大なネズミとして、ネズミたちの尊敬を集めているという結末になります。
教訓的ながらも非常に面白い作品です。『ドナルドのさんすうマジック』というDVDに収録されています。
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