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2007年10月22日 (月)

ディズニー映画の「バッタ目」キャラクター

「バッタ目」とは「直翅目」とも呼ばれる昆虫の分類の1つで、例えばバッタ、コオロギ、スズムシ、キリギリスなどが、「バッタ目」に属する代表的な昆虫です。ディズニー映画には、それらバッタ目に該当する昆虫キャラクターが、何人か(何匹か?)登場しています。全部というわけにはいきませんが、私がパッと思い付くキャラクターだけでも、紹介してみましょう(ライブアクション作品は除きます)。

もっとも代表的と思われるところでは、ジミニー・クリケットを挙げることができるでしょう。緑色をしているためか、ジミニーが何者なのかわからない方もいるようですが、彼はコオロギです。

映画『ピノキオ』(1940年)でピノキオの”良心”としてデビューしたジミニーは、その後も1947年の『ファン・アンド・ファンシー・フリー』(『ボンゴ(こぐま物語)』と『ミッキーの豆の木』の2つの中編作品で構成)で司会進行役を務め、1983年の『ミッキーのクリスマス・キャロル』では、守銭奴のエベニーザー・スクルージ(演ずるはスクルージ・マクダック)にクリスマスの素晴らしさを伝える幽霊の1人を演じました。

TVシリーズ『ハウス・オブ・マウス』でも、ジミニーは目立つ活躍をします。例えば、虫を食べるティモンとプンバァ(『ライオン・キング』のキャラクター)に苦労しているジミニーの様子は何度か出てきます。ジミニーが新たにミッキーの”良心”となって、ミッキーのやることにいちいち注文を付けたため、ミッキーに迷惑がられるという話もあります。

ジミニーについては、以下の記事もお読みいただければ幸いです。

ディズニーのマイナーキャラ紹介~ジミニー・クリケット~
ジミニー・クリケット‐星が認めた小さな「良心」の魅力

続いて同じコオロギとして、『ムーラン』(1998年)に出てきたクリキーを挙げておきます。ジミニーは擬人化されたキャラクターでしたが、クリキーは純粋に虫として描かれているのが特徴です。ファ家の守護竜であるムーシューと共に、ムーランの活躍を影で支えます。

昆虫が活躍する作品として外せないのは、ピクサーの『バグズ・ライフ』(1998年)でしょう。この作品には、たくさんのバッタたちが悪役として登場します。そのリーダーがホッパー。片方の目の色が違いますが、それは鳥に目をつつかれた過去があるからです。そのため、鳥が大の苦手。

バッタたちはアリたちから食べ物を奪って暮らしていましたが、ホッパーは他のバッタたちとは異なり、「アリの方が数が多いから、いざアリたちが団結して自分たちと戦う気になったら、まずい」ということに気付く賢さを持っているバッタでもありました。

そのホッパーには、弟のモルトがいます。兄のホッパーとは対照的な性格で、お調子者です。ホッパーはふがいない弟にイライラしていますが、亡くなった母の遺言があるため、弟を殴れません。

ティム・バートンが手掛けた、実写+ストップモーション・アニメの『ジャイアント・ピーチ』(1996年)にも、「バッタ目」の昆虫が登場しています。人間サイズに巨大化して人間の言葉を喋れるようになった、キリギリス君です。虫のくせに大西洋よりも太平洋の方が広いことを知っている、博識なキャラクターです。

また、キリギリス君はバイオリンを得意としています。普通のキリギリスはわざわざ楽器を使わなくても(そもそも使えないでしょうが)、後ろ足をこすり合わせることで音を出すことができるはず。キリギリス君にもそれは可能ですが、彼に言わせれば後ろ足をこすり合わせて音を出す姿が「下品」なので、バイオリンを演奏するのだとか。人間と違って手が4本なので、とても器用にバイオリンを演奏します。

そして最後に、短編アニメーションに登場する「バッタ目」のキャラクターを2匹紹介しましょう。まずは、『グーフィーの釣り天狗』(1939年)という映画でデビューしたウィルバーです。

ウィルバーはグーフィーが飼っているバッタで、グーフィーの大親友らしいのですが、『グーフィーの釣り天狗』で、何とグーフィーはウィルバーを囮にして魚を釣ろうとします。初めて見たとき、大親友にそんな危険なことをさせてよいものかと心の底から心配したものです。一応、ウィルバーは自ら進んで囮になっているようなので、問題ないのかもしれませんが。

しかし案の定、ウィルバーは本当に魚に食べられそうになるピンチが起きて、実際には無事だったのですが、ウィルバーが食べられてしまったと思い込んだグーフィーは大騒ぎをします。ちなみに、『グーフィーの釣り天狗』はグーフィー初の単独主演作品です。

そして、シリー・シンフォニー・シリーズの『ありときりぎりす』(1934年)に登場したキリギリス。アリたちが一生懸命働くのと対照的に、キリギリスは「遊んで暮らそうよ~」と歌いながら遊んでばかりいたため、草木が枯れた冬には飢え死にしそうな状態を迎えてしまいます。そして、親切なアリたちに助けられるのです。

これは本題とは関係ない余談ながら、『ありときりぎりす』でキリギリスの声を担当した方は、グーフィー役の声優でもあったため、キリギリスが歌っていた「遊んで暮らそうよ~」という歌を、グーフィーがアニメーションの中で歌う場面が度々出てくることを、最後に記しておきます。

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