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2007年10月31日 (水)

ディズニーの首なし騎士

今日はハロウィン当日なので、多くの人が真っ先に思い出すディズニー映画と言えば、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』でしょう。もちろん、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』はとても面白い映画で、私も大好きなのですが、今日は2年前の記事でも詳しく語った『イカボード先生のこわい森の夜』(別名『スリーピー・ホロウの伝説』)を、もう一度持ち出してみたいと思います。

『イカボード先生のこわい森の夜』は、『シンデレラ』公開の前年、1949年の映画です。『トード氏』という映画とセット扱いで、『イカボードとトード氏』というタイトルで公開されました。

あらすじなど、詳しいことは「ハロウィンが近いからこそ、ディズニー映画『イカボード先生のこわい森の夜』について語りたい」という2年前の記事をご覧ください。ここで述べたいことは、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』を作ったティム・バートンにも、この『イカボード先生のこわい森の夜』は大きな影響を与えているらしいということです。

ティム・バートンは、ジョニー・デップを主役に据えて、実写で『スリーピー・ホロウ』という映画を作っていますが、この『スリーピー・ホロウ』と『イカボード先生のこわい森の夜』は原作が同じです。バートンの『スリーピー・ホロウ』にも、ディズニー版『イカボード先生のこわい森の夜』にも登場するのが、この記事のタイトルにした「首なし騎士」(ヘッドレス・ホースマン)です。

おかだえみこ氏の著書『人形アニメーションの魅力―ただひとつの運命』(河出書房新社、2003年)によれば、ティム・バートンがアニメーションの道を志す上で、首なし騎士が大きな影響を与えていたそうです。バートンは子供の頃にディズニー映画『イカボード先生のこわい森の夜』を見て、そこで見た首なし騎士の出現シーンが、彼をアニメーションの道に向かわせたとのこと。

そんな事情もありまして、せっかくのハロウィーンに、私の大好きな『イカボード先生のこわい森の夜』を再び取り上げてみようと思った次第です。

アメリカのディズニー・テーマパークには、ハロウィーン期間中に首なし騎士が登場してくれるそうです。できれば日本にも来てくれると嬉しいのですが、イカボード先生の映画そのものが日本ではマイナーなので、無理でしょうね。

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2007年10月29日 (月)

ディズニー・オン・クラシック2007

週末に、東京国際フォーラムで行われた「ディズニー・オン・クラシック2007 まほうの夜の音楽会」に行ってきました。ディズニー・オン・クラシックに赴くのは初めての体験でしたが、非常に楽しかったです。とても素晴らしい演奏と歌声でした。

ディズニー・オン・クラシックの公式HPを見れば、どのような曲目が演奏されるのかは大体わかるわけですが、あえてあまり見ないで行ったところ、予想外の曲も多くて大変面白かったです。

第1部は、ファンティリュージョンからスタートです。続く1950~60年代のメドレーのところで「くまのプーさん」が流れ出した瞬間、「そうか、プーさんの長編は70年代に公開されたけど、短編の『プーさんとはちみつ』は1966年の公開だったんだ。忘れてた」と妙に感心しながら聴き入っておりました。HPにはプーさんの曲が演奏されることも明記されているわけですが、それを見ないで行ったので、とても新鮮で意外な気持ちになって楽しむことができました。メドレー中の曲の中では、『わんわん物語』の「ベラ・ノッテ」も印象的でした。

「ディズニー ラブ&バラード・アコースティック・セレクション」のところでは、ビデオ作品の『ライオン・キング2』の曲が演奏されたのが驚きでした。もちろん、HPには演奏されることが書いてありますが、知らずに行ったので驚いたのです。そして、第1部のラストで映画『パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド』の曲が演奏されると(これは事前に演奏されることを知っていました)、まさに迫力の演奏で大興奮。気分が最高潮のまま第1部が終了です。

第2部は『白雪姫』、『シンデレラ』、『眠れる森の美女』、『美女と野獣』の曲が演奏されました。演奏も当然素晴らしかったのですが、シンガーの皆さんが歌も演技も素晴らしいものを見せてくれました。素晴らしすぎて感動し、思わず泣きそうになってしまう場面もあるほどでした。『白雪姫』の最後の方(うなだれる小人たちの画像がスクリーンに映し出されたあたり)と、『美女と野獣』が特に感動的でした。

そして本当に最後の方で、会場の皆さんも一緒に歌ってくださいと前置きがされた上で、「星に願いを」の演奏です。外国人シンガーの皆さんはわざわざ日本語で歌ってくれました。しかも綺麗な日本語で。これは私も黙って見ているわけにはいきませんでした。一緒に「星に願いを」を歌いましたとも。

そんなわけで、非常に大満足、大興奮の連続で、初めてのディズニー・オン・クラシックを楽しむことができました。これは来年も行くことになりそうです。会場で配布されていたアンケート用紙に、ディズニー・オン・クラシックで聴いてみたい曲のリクエストがあったので、色々書いておきました。特に『ピートとドラゴン』や『ビアンカの大冒険』などマイナー映画の曲をリクエストしておきました。『アラジン』とか『リトル・マーメイド』などの有名な映画の曲も好きですが、それらはあえてリクエストしなくても、今後も演奏されることがあるだろうと判断して書かなかったのです。

演奏も歌も素晴らしかったのですが、指揮者のブラッド・ケリーさんが素敵でした。かっこよさと面白さを兼ね備えている方でした。

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2007年10月27日 (土)

近藤勇の書簡(慶応3年11月11日付)

「新選組検証!」さんのブログ(10/8の記事)に、近藤勇書簡集の出版を切に願う旨の記述があるのを最近読みました。近藤勇書簡集の出版は、もとより私も望んでいることです。何故なら、新選組の研究(新選組をメインテーマに据えたものだけでなく、間接的に言及するものも含む)の質を向上させるためには、近藤勇の書簡はかなり重要だと感じられるからです。

何せ、近藤勇は新選組隊士たちの中でも最も多くの手紙を書き、その手紙も長文のものが多く、政治的に重要な内容も多く含んでいる場合が多いからこそ、重要だと思うのです。おまけに、近藤が郷里・多摩に宛てた手紙の多くは、多摩の有力者たちにも回覧されていたようで、多摩地域の指導者たちの政治意識に、近藤の手紙は大きな影響を及ぼしていた節もあるからです。

「新選組検証!」さんのブログ(10/8の記事)を読んで触発された部分もあるので、インターネット上で読める一通の近藤書簡を紹介しましょう。すでに、宮地正人『歴史のなかの新選組』(岩波書店、2004年)に部分的に引用されていた書簡です。慶応3年11月11日付、松本良順宛ての書簡で、東京大学史料編纂所で所蔵している『大日本維新史料稿本』に収録されています。

慶応3年11月と言えば、すでに大政奉還の後です。その頃の近藤は大政奉還以前の幕政に何とか戻そうとして、色々と画策していたと言われることがありますが、松本良順宛ての書簡には、近藤勇の考え方がよく出ていると思います。

書簡を読む方法ですが、まず東京大学史料編纂所のHPに飛んでください。そこから、「データベース検索」のページに行き、さらに「データベース検索」ページの一番下に書かれた「データベース選択画面」をクリックします。

「データベース選択画面」にたどり着いたら、「維新史料綱要DB」をクリックします。するとキーワード検索の画面に移りますので、「近藤勇」をキーワードにして検索し、「慶応3年11月11日」と記された「No.12」の「詳細」をクリックします。そして、移動先の画面で「イメージ」をクリック。

そして、小さい画面が開きますので、左側の「0884.tif」、「0885.tif」、「0886.tif」あたりをクリックしてみてください。近藤勇の書簡が表示されます。クリックすると、「ファイルのダウンロード」表示が出ますが、「開く」をクリックすれば近藤の書簡が表示されます。

興味がある上に、上記の書簡をまだ読んだことがない方は、ぜひお試しください。

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2007年10月25日 (木)

ジャングル・ブック プラチナ・エディション発売間近

1967年に公開されたディズニー映画『ジャングル・ブック』は、ウォルト・ディズニーが生前に関わった最後の長編アニメーション作品と言われています。もっとも、ウォルトは作品の完成を待つことなく他界してしまいましたが。

しかしいずれにしても、ウォルトが関わった最後の長編作品ということで、『ジャングル・ブック』には価値があります。この『ジャングル・ブック』の後、1970年代~80年代にかけて、ディズニー長編アニメーションが低い評価をされがちな時期に突入してしまうことは、周知のとおりです。

『ジャングル・ブック』の主人公は、ジャングルでオオカミに育てられた人間の子供であるモーグリ。オオカミに育てられたモーグリは元気に成長しますが、森に恐ろしいトラのシア・カーンが帰ってくるということで、オオカミたちはモーグリを人間の村に帰すことにします。

モーグリを人間の村へ送り届ける役目は、黒ヒョウのバギーラ。バギーラはモーグリの保護者とも言うべき役割です。バギーラはモーグリの安全を考えて、モーグリを人間の村へ送ろうとしているわけですが、森の生活が気に入ったモーグリは、それを嫌がります。

おまけに、モーグリと仲良くなったクマのバルーも、最初はモーグリを人間の村に帰すことを躊躇います。やがて、バルーもモーグリのためを思ってモーグリを村に帰そうとするわけですが、そこにシア・カーンが戻ってきてモーグリ大ピンチ。

しかし、落雷で木に燃え移った火を使い、モーグリはシア・カーンを追い払うことに成功するのです。モーグリは人間の証である火を使って、シア・カーンに勝利したのです。

最後まで村に行くことを嫌がるモーグリでしたが、同じ年頃の可愛らしい人間の少女を見たモーグリは、ついに心変わり。モーグリは少女に吸い寄せられるように人間の村へと入っていき、人間として生きていくことになりました。その様子を見守っていたバギーラとバルーは少し寂しいわけですが、これはモーグリのためだと思い、ジャングルに帰っていきました…というのが、ごくごく大まかな『ジャングル・ブック』のあらすじでしょうか。

文字にするとあっけない感じもしますが、非常に愉快で楽しい作品です。特に、バギーラとバルーが良いキャラをしています。せっかくDVDプラチナ・エディションが発売されますので、まだ見たことのない方は、この機会にご覧になってみてはいかがでしょうか。

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2007年10月24日 (水)

HP「幕末維新史を読む」 最近の更新情報

最近、HP「幕末維新史を読む」を更新しました。「幕末維新史の中で新選組を考えるための文献」のページに、以下の文献を追加したのです。

・家近良樹『幕末の朝廷‐若き孝明帝と鷹司関白‐』中公叢書、2007年
・石井良助『天皇‐天皇の生成および不親政の伝統‐』山川出版社、1982年
・大江志乃夫『徳川慶喜評伝立風書房、1998年
・正親町季董『明治維新の先駆者天忠組中山忠光』第一書房、1941年

・大口勇次郎「文久期の幕府財政」家近良樹編『幕政改革』吉川弘文館、2001年

・勝田政治『〈政事家〉大久保利通‐近代日本の設計者‐』講談社選書メチエ、2003年
・くにたち郷土文化館編『幕末から自由の権へ‐本田家の人々が見た時代‐』くにたち文化・スポーツ振興財団、2006年
・久保田辰彦『いはゆる天誅組の大和義挙の研究』大阪毎日新聞社、1931年(改訂版、大阪毎日新聞社、1941年)
・白石良夫『幕末のインテリジェンス‐江戸留守居役日記を読む‐』新潮文庫、2007年
・杉谷昭「『京都守護職始末』にみる元治・慶応」『純心人文研究』第13号、長崎純心大学、2007年
・瀬尾謙一編『元見廻組肝煎渡辺篤略年表』私家版、1977年
・瀬尾謙一『撓のひびき』神修館、1982年

・中田早智子「京都守護の基礎的考察」『聖心女子大学大学院論集』第26巻第1号(通号26号)、2004年
・中村春作『江戸儒教と近代の「知」』ぺりかん社、2002年
・中村武生「幕末の動乱をみた道-上街道と天誅組の乱・冷泉為恭暗殺-」天理大学文学部編『山辺の歴史と文化-天理大学創立八十周年記念-』奈良新聞社、2006年
・新田美香「幕末期の農兵組織‐会津藩預所を例として‐」『人間文化論叢』第1号、お茶の水女子大学大学院人間文化研究科、1998年
・新田美香「京都守護職に対する幕府の財政援助」『お茶の水史学』第45号、2001年

・平尾道雄『吉村虎太郎-天誅組烈士-』大道書房、1941年(土佐史談会、1988年)
・町田明広「幕末中央政局における朔平門外の変-その背景と影響について-」『日本歴史』第713号、2007年
・毛利敏彦『明治維新の再発見』吉川弘文館、1993年
・望月始『告白の告発‐祖父の戊辰戦争体験記に託して‐』三和書房、1974年
・由井正臣編著『幕末維新期の情報活動と政治構想‐宮島誠一郎研究‐』梓出版社、2004年
・吉見良三『天誅組紀行』人文書院、1993年

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2007年10月22日 (月)

ディズニー映画の「バッタ目」キャラクター

「バッタ目」とは「直翅目」とも呼ばれる昆虫の分類の1つで、例えばバッタ、コオロギ、スズムシ、キリギリスなどが、「バッタ目」に属する代表的な昆虫です。ディズニー映画には、それらバッタ目に該当する昆虫キャラクターが、何人か(何匹か?)登場しています。全部というわけにはいきませんが、私がパッと思い付くキャラクターだけでも、紹介してみましょう(ライブアクション作品は除きます)。

もっとも代表的と思われるところでは、ジミニー・クリケットを挙げることができるでしょう。緑色をしているためか、ジミニーが何者なのかわからない方もいるようですが、彼はコオロギです。

映画『ピノキオ』(1940年)でピノキオの”良心”としてデビューしたジミニーは、その後も1947年の『ファン・アンド・ファンシー・フリー』(『ボンゴ(こぐま物語)』と『ミッキーの豆の木』の2つの中編作品で構成)で司会進行役を務め、1983年の『ミッキーのクリスマス・キャロル』では、守銭奴のエベニーザー・スクルージ(演ずるはスクルージ・マクダック)にクリスマスの素晴らしさを伝える幽霊の1人を演じました。

TVシリーズ『ハウス・オブ・マウス』でも、ジミニーは目立つ活躍をします。例えば、虫を食べるティモンとプンバァ(『ライオン・キング』のキャラクター)に苦労しているジミニーの様子は何度か出てきます。ジミニーが新たにミッキーの”良心”となって、ミッキーのやることにいちいち注文を付けたため、ミッキーに迷惑がられるという話もあります。

ジミニーについては、以下の記事もお読みいただければ幸いです。

ディズニーのマイナーキャラ紹介~ジミニー・クリケット~
ジミニー・クリケット‐星が認めた小さな「良心」の魅力

続いて同じコオロギとして、『ムーラン』(1998年)に出てきたクリキーを挙げておきます。ジミニーは擬人化されたキャラクターでしたが、クリキーは純粋に虫として描かれているのが特徴です。ファ家の守護竜であるムーシューと共に、ムーランの活躍を影で支えます。

昆虫が活躍する作品として外せないのは、ピクサーの『バグズ・ライフ』(1998年)でしょう。この作品には、たくさんのバッタたちが悪役として登場します。そのリーダーがホッパー。片方の目の色が違いますが、それは鳥に目をつつかれた過去があるからです。そのため、鳥が大の苦手。

バッタたちはアリたちから食べ物を奪って暮らしていましたが、ホッパーは他のバッタたちとは異なり、「アリの方が数が多いから、いざアリたちが団結して自分たちと戦う気になったら、まずい」ということに気付く賢さを持っているバッタでもありました。

そのホッパーには、弟のモルトがいます。兄のホッパーとは対照的な性格で、お調子者です。ホッパーはふがいない弟にイライラしていますが、亡くなった母の遺言があるため、弟を殴れません。

ティム・バートンが手掛けた、実写+ストップモーション・アニメの『ジャイアント・ピーチ』(1996年)にも、「バッタ目」の昆虫が登場しています。人間サイズに巨大化して人間の言葉を喋れるようになった、キリギリス君です。虫のくせに大西洋よりも太平洋の方が広いことを知っている、博識なキャラクターです。

また、キリギリス君はバイオリンを得意としています。普通のキリギリスはわざわざ楽器を使わなくても(そもそも使えないでしょうが)、後ろ足をこすり合わせることで音を出すことができるはず。キリギリス君にもそれは可能ですが、彼に言わせれば後ろ足をこすり合わせて音を出す姿が「下品」なので、バイオリンを演奏するのだとか。人間と違って手が4本なので、とても器用にバイオリンを演奏します。

そして最後に、短編アニメーションに登場する「バッタ目」のキャラクターを2匹紹介しましょう。まずは、『グーフィーの釣り天狗』(1939年)という映画でデビューしたウィルバーです。

ウィルバーはグーフィーが飼っているバッタで、グーフィーの大親友らしいのですが、『グーフィーの釣り天狗』で、何とグーフィーはウィルバーを囮にして魚を釣ろうとします。初めて見たとき、大親友にそんな危険なことをさせてよいものかと心の底から心配したものです。一応、ウィルバーは自ら進んで囮になっているようなので、問題ないのかもしれませんが。

しかし案の定、ウィルバーは本当に魚に食べられそうになるピンチが起きて、実際には無事だったのですが、ウィルバーが食べられてしまったと思い込んだグーフィーは大騒ぎをします。ちなみに、『グーフィーの釣り天狗』はグーフィー初の単独主演作品です。

そして、シリー・シンフォニー・シリーズの『ありときりぎりす』(1934年)に登場したキリギリス。アリたちが一生懸命働くのと対照的に、キリギリスは「遊んで暮らそうよ~」と歌いながら遊んでばかりいたため、草木が枯れた冬には飢え死にしそうな状態を迎えてしまいます。そして、親切なアリたちに助けられるのです。

これは本題とは関係ない余談ながら、『ありときりぎりす』でキリギリスの声を担当した方は、グーフィー役の声優でもあったため、キリギリスが歌っていた「遊んで暮らそうよ~」という歌を、グーフィーがアニメーションの中で歌う場面が度々出てくることを、最後に記しておきます。

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2007年10月20日 (土)

ウルトラマンは現在のヒーローか、ノスタルジーの対象か

Dscf1192昨夜、寝る前にパラパラとめくっていた、ファンタスティックコレクションの1冊『ウルトラマンメビウス アーカイブドキュメント』(朝日ソノラマ)の、赤星政尚氏(『ウルトラマンメビウス』のシリーズ構成・脚本を担当していた方)の言葉が何となく目に止まりました。次の言葉です。

たかが子供番組をイイ大人が想いを込めて作ってる―子供番組に対して、そんな視点が在ることを知り得なければ、ウルトラシリーズ(のみならず、当時の子供番組)を、ノスタルジーの対象以外には捉えられないフツーのオトナになってた、ような気はしなくもない。この仕事をしていない、ような確信もある。
(『ウルトラマンメビウス アーカイブドキュメント』81ページより引用)

私も赤星氏が述べているような、ウルトラシリーズの作り手たちの真剣さなり、作品に込めた想いを感じながら、ウルトラマンの活躍を観てきました。だから私にとってウルトラマンとは、「ノスタルジーの対象」どころか、大人になった現在も変わらぬ、憧れのヒーローです。その意味では、世間一般から見れば「オタク」であることは確かでしょう。

しかし、どうやら「オタク」であるらしい私としては、円谷プロダクションを孫会社化したTYO(円谷エンタープライズを子会社化)の吉田博昭社長が数日前の会見で述べていた次のような言葉に、ある種の嫌悪感を抱かざるを得ませんでした。

「『(ミニチュア)のちゃちさがいいんだよね』というのはオタク。あまりに少数の人たちの異常な愛着にこだわってはいけない」

TYOの吉田社長は上記のように言いました。しかし、私はミニチュア特撮が好きですが、「ちゃち」だから好きなのではありません。「ちゃちではない」と思うから好きなのです。仮に何らかの作品を見て、特撮部分を「ちゃちだ」と感じたら、「ミニチュア特撮がちゃちだから、よくない」と思うことはあっても、「ちゃちさがいい」とは感じません。

吉田社長はミニチュア特撮を「ちゃちだ」と言い切った上で、CGを積極的に活用していくことを述べていますが、CGはすでに最近のウルトラシリーズでも積極的に活用されているはず。吉田社長は、そのことをどこまで認識して発言していらっしゃるのか、私には疑問に思えました。少なくとも吉田社長は、最近のウルトラシリーズをまともに観たことがないのではないかと感じたのです。

最近のウルトラシリーズを見ていて、私が「ちゃちだ」と感じる部分は、ミニチュア特撮の部分よりもCGの部分に多いです。CGにはミニチュア特撮では表現しきれない映像を作れる利点があると思うので、私はCGを積極的に活用することには反対しませんが、現状では「ちゃちなミニチュア特撮」よりも「ちゃちなCG映像」の方が目立つのです。ですから、吉田社長の発言にはまったく納得できません。

吉田社長の発言には、これまでのウルトラシリーズを作ってきた人々への敬意や、特撮への愛着、最近のウルトラシリーズへの理解、ウルトラシリーズのファン(オタクも含みます)を大切にする気持ちなどなどが、微塵も感じられませんでした。吉田社長は、冒頭で引用した赤星政尚氏の「たかが子供番組をイイ大人が想いを込めて作ってる」という認識を、果たして持っているでしょうか。

吉田社長は、「『ミニチュアのちゃちさがいい』というのはオタク」と言いますが、私はどちらかといえば、「ミニチュアのちゃちさがいい」というのは「オタク」よりもむしろ、赤星氏が言う意味での「ノスタルジーの対象以外には捉えられないフツーのオトナ」に多いのではないかと思います。多くの「オタク」はウルトラマンの映像表現が進化することを願っているはずで、決して「ちゃちさ」を求めてはいないと思います。

そして私は、現段階ではミニチュア特撮よりもCGの方が「ちゃちだ」と感じるため、CGはミニチュア特撮では表現しきれない部分の使用に活用すべきと思っています。ミニチュアもCGも、双方の利点をうまく組み合わせた映像が見たいのです。どちらかが必要ないとは思いません。

吉田社長の言葉を聞いて、ウルトラマンの将来に不安を抱いたのは確かです。私にとって現在でも憧れのヒーローであるウルトラマンが、私にとって「ノスタルジーの対象」にならないことを願っています。

Dscf1190 しかし、ウルトラマンの将来に不安もありますが、楽しみなこともあります。まだ仮題ですが、『大決戦!超ウルトラ8兄弟』が来年秋公開と発表されたからです。主役はウルトラマンティガで、ティガに変身するダイゴ役の長野博さん(V6)も出演されるとのことで、期待が高まります。

円谷プロの公式HPを見ると、ティガのほかに、ウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンジャック(帰ってきたウルトラマン)、ウルトラマンエースの4兄弟の登場は確定のようです。「超8兄弟」ということならば後3人ですが、色々飛び交っている撮影の目撃情報や噂・憶測から推測すると、残りはウルトラマンメビウス、ウルトラマンダイナ、ウルトラマンガイアということになりそうですね。昭和と平成のウルトラマンたちの共闘が見られるわけで、期待が高まります。

ただ、初代~エースの4兄弟とメビウスの世界観、ティガ・ダイナの世界観、ガイアの世界観は全く別物。メビウスの世界にウルトラ兄弟は存在していても、ティガは存在しないはず。逆もまた然り。このあたりを、どう料理するのでしょうか。映画『ウルトラマンティガ・ダイナ&ガイア 超時空の大決戦』パターンでしょうか。

同映画では、世界観の異なるティガ・ダイナとガイアの3大ウルトラヒーローが、何でも願いを叶える赤い玉の力(+ガイアに変身する高山我夢が開発した時空移動メカ)で、「ウルトラマンがTVで放送されている世界」にワープしてきます。同じようなパターンになるのでしょうか。

また、TVシリーズの際、ティガは最後にウルトラマンに変身する能力を失い、ダイナは消息不明。このあたりはどうするのでしょうか。どうとでも解釈できるように曖昧に描くのでしょうか。まぁ、まだメビウス・ダイナ・ガイアの出演について確実な情報があるわkではありませんが、色々考えてしまいます。いずれにしても、『大決戦!超ウルトラ8兄弟』(仮題)の公開を楽しみにしたいです。

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2007年10月19日 (金)

『幕末の朝廷』ほか

最近発売された幕末維新史関係の書籍の中で、個人的にもっとも注目しているのが、家近良樹『幕末の朝廷‐若き孝明帝と鷹司関白‐』(中公叢書)。まだちゃんと読んでいないので、詳しい内容を語ることはできませんが、『孝明天皇と「一会桑」』(文春新書、2002年)という著書をお持ちの家近良樹氏が、安政期以前の孝明天皇に着目したもの。

『孝明天皇と「一会桑」』では、文久~慶応の政治史が詳しく語られ、そこでの孝明天皇の意義についても論じられていますが、そのときの家近氏には、安政以前の孝明天皇に関する知識と関心が欠如していたとの事。しかしながら、家近氏は歴史を長いスパンで考察すべきとのお考えをお持ちのようでして、そのため孝明天皇についての知識・関心を欠如させていた以前の自分を反省し、今回の著書の執筆となったようです。

家近良樹『幕末の朝廷』は、藤田覚氏『幕末の天皇』(講談社選書メチエ、1994年)や井上勝生『幕末維新政治史の研究』(塙書房、1994年)、あるいは石井良助『天皇』(山川出版社、1982年)などの先行研究を踏まえて、安政期以前を中心に孝明天皇像の再検討に挑んでいます。

それから、萩原延壽氏の『遠い崖‐アーネスト・サトウ日記抄‐』全14巻(朝日新聞社)の文庫化が始まったようで、今のところ第1巻『旅立ち』と第2巻『薩英戦争』が朝日文庫から出ています。今までの単行本版『遠い崖』は、1冊2,400~2,800円ほどでしたから、文庫化されて1,000円前後の金額で買えるようになったのはお得だと思います。

それから、過去の記事でも話題にした白石良夫『最後の江戸留守居役』(ちくま新書)が、『幕末のインテリジェンス‐江戸留守居役日記を読む‐』と改題されて、新潮文庫の1冊として刊行されています。

そして、講談社学術文庫の1冊として、大久保利謙『明六社』が刊行されました。

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2007年10月17日 (水)

ハイスクールミュージカル2の雑感

先週の土・日にディズニーチャンネルで放送していた『ハイスクールミュージカル2』を見ました。以前、地上波で放送していましたが、それはカット版だったので視聴しなかったのです。また、私の家ではディズニーチャンネルを契約していないのですが、前作が非常に面白かったので、ディズニーチャンネルを契約しているお宅にわざわざお邪魔させていただいて、鑑賞しました。

しかし、率直な感想といたしましては、前作の方が好きだというのが、個人的な気持ちです。歌やダンスは前作にも増して力が入っている部分も少なくなかったと思うのですが、どうもストーリーに入り込めなかったと言いますか、前作に比べて登場人物たちに感情移入できなかったように思いました。

トロイとガブリエラのやり取りが、『スパイダーマン3』でのピーターとMJのやり取りに似ているような気がして、イマイチ2人に感情移入できませんでした。うまく言葉にできないのですが、違和感を感じたのです。それと、今作は夏休みの時期ということもあって、学校があまり出てこなかったことも、何となく物足りなさを感じた一因です。

シャーペイは要所要所で爆笑台詞を炸裂させていて、とても面白かったのですが、前作よりも彼女の性格の悪い部分が前面に出過ぎているような気がしました。前作で好意的に感じられた彼女の可愛らしさが損なわれているように思えたのが残念です。

しかしながら、悪いところ(と言うより、個人的に残念に感じた点)ばかりではありません。前作で笑えるキャラクターとして注目していたライアンが、今回は物凄くカッコよかったので、その点は非常に満足です。トロイとガブリエラのやり取りに何となく感情移入できなかったので、途中からライアンに注目して見ていたら、まるで彼が主役なのではないかと錯覚するほどの大活躍(やや大袈裟ですが)!!

いっそのこと、本当にライアンを主人公にしたスピンオフ作品を作ってほしいと感じたほど、ライアンの活躍に感動です。「姉さんに恥をかかせたくない」と言ったライアンの、何とカッコいいことか。シャーペイが今までの人生で輝いてこられたのは、彼女自身の魅力もさることながら、弟ライアンの力もあった(と、私は思っています)からだということに、シャーペイも最後に気付いてくれたようで良かったです。

期待しすぎた分、前作に比べて自分好みではないように感じてしまった『ハイスクールミュージカル2』ですが、ライアンの思わぬ大活躍など、期待していなかった部分で良い点があったので、次回作にも期待したいと思います。できれば、シャーペイを性格悪く描くのは、今作で終わりにしてもらいたいものです。

ついでながら、『ハイスクールミュージカル2』のDVDが来年1月に発売されます。

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2007年10月15日 (月)

『長州戦争と徳川将軍』の書評いろいろ

久住真也氏の著書『長州戦争と徳川将軍‐幕末期畿内の政治空間‐』(岩田書院)が刊行されて、もう2年になります。幕末政治史において、西南雄藩に比べて幕府勢力の研究が遅れていることは従来から指摘されていますが、久住氏の著書は、その幕府勢力の動向を詳しく分析した、貴重な研究書です。幕末政治史研究において、重要な研究だと言えるでしょう。

その久住氏の著書も刊行されて2年経つということで、学術誌にも書評がいくつか掲載されています。私が現段階で知っている最新の書評は、家近良樹氏が書いたもので、『歴史評論』第689号(今年9月号)に掲載されています。

家近氏は久住氏の著書の長所として、遅れている幕府勢力の研究として価値がある点、先行研究を的確に把握・批判している点、研究書とは思えぬほど明快な叙述になっている点、多くの史料が紹介されている点などなどを挙げ、高い評価を与えています。

一方で、久住氏の論が原口清氏の影響を強く受けている点(久住氏自身も著書の中で自ら述べていることです)が家近氏は気になったと述べた上で、率直な感想として、まるで原口清氏が書いた本であるかのように感じたとも述べています。家近氏は、原口清氏がもっと若ければ、久住氏の著書と同じようなものを書いたのではないかと感じたほどだそうです。そのような率直な感想は、久住氏のさらなる研究に期待して、あえて記したそうです。

久住氏は『長州戦争と徳川将軍』の冒頭で、一会桑権力の研究史を詳しく紹介していますが、家近氏は一会桑の分析で有名な研究者ですので、それだけに家近氏の書評は面白かったです。

そのほか、家近氏と同じく一会桑を分析した論文がある白石烈氏も、久住真也『長州戦争と徳川将軍』の書評を書いています。『関東近世史研究』第62号(今年7月号)に掲載されているものです。白石氏は久住氏の著書を、「何といってもその緻密な政局分析の量の多さには驚かされる」とまで述べて、高く評価しています。

白石烈氏の書評は、幕末史の最新の研究成果を必要に応じて紹介しながら進展し、文章量も多いので、結構読み応えがあります。例えば、後藤致人氏の「孝明新政府」論や、ジョン・ブリーン氏の「孝明政権」論を紹介しながら、書評が展開されているのです。

家近良樹氏の書評(『歴史評論』689号)と白石烈氏の書評(『関東近世史研究』62号)のほかには、以下の書評があります。

・星野尚文氏の書評…『地方史研究』第322号(2006年8月号)に掲載
・奈良勝司氏の書評…『日本史研究』第536号(2007年4月号)に掲載

ちなみに、白石烈氏の書評と星野尚文氏の書評は、岩田書院のホームページで読むことができます。

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2007年10月13日 (土)

ウルトラファンに100の質問

ネット上で見つけたので、たまにはこんなのもやってみようかと思い、回答してみました。赤文字部分が質問事項、黒文字が私の回答です。

Q.1 ハンドルネームを教えてください
パルティアホースカラー

Q.2 ハンドルネームの由来ってウルトラから?
いえ、関係ありません

Q.3 生年月日は?
1980年代前半の10月です。
生まれたときにはすでに『ウルトラマン80』の放送が終了していました。

Q.4 性別は?
男です

Q.5 血液型は?
A型です

Q.6 お住まいを差し支えない範囲でおしえてください
関東地方です

Q.7 ウルトラファンになったきっかけはなんですか?
親の影響だと思われます

Q.8 リアルタイムで見た最初のウルトラシリーズは?
『ウルトラマンG(グレート)』と『ウルトラマンパワード』。
国産ウルトラに限るなら、『ウルトラマンティガ』です

Q.9 リアルタイムで見た最後のウルトラシリーズは?
『ウルトラマンメビウス』です。
まだ放送中のものでもよければ、『ウルトラセブンX』です。

Q.10 あなたの一番好きなウルトラヒーローは誰?
基本的にみんな大好きなので選ぶのは大変ですが、あえて1人選ぶならウルトラマンタロウです。

Q.11 あなたが一番強力だと思う技は?
子供の頃から「ウルトラ兄弟最強はタロウ!」と信じていたので、ウルトラ兄弟のエネルギーを集めたタロウのコスモミラクル光線(映画『ウルトラマン物語』参照)が最強だと思いたいです。

Q.12 もし、ウルトラヒーローに変身できるとしたら誰になりたい?
一通りのウルトラマンに変身してみたいですが、ウルトラマンタロウ、ウルトラマンジョーニアス、ウルトラマンスコット、ウルトラセブン21、ウルトラマンアグルあたりを特に強く希望します。
ジョーニアスやスコット、あるいはセブン21に変身できたら、大活躍して知名度を押し上げたいと思います。セブン21がセブンとは別人であることを世間に知らしめるのです。

Q.13 その時、使ってみたい必殺技は?
タロウのスワローキックが大好きなので、ぜひやってみたいです。ジョーニアスならプラニウム光線、スコットならウルトラ・エナジー・ボール。セブン21なら、本編で一度しか使われなかったヴェルザード(21スラッガー)。
それから、アグルになれたら降臨ポーズと挑発ポーズ(手招き)は必ずやります。必殺技ではありませんが、ある意味で必殺技のようなもんです。

Q.14 ウルトラシリーズで一番好きな防衛隊(チーム)は?
XIG…でしょうかね、あえて選ぶならば。規模の大きさが好きです。

Q.15 勤務してみたいと思う防衛軍の基地は?
やはりXIGのエリアルベース。高いところは苦手なので多分無理ですが。

Q.16 また、その理由は?
何となく、かっこいいので。

Q.17 防衛隊の携行武器の中で一番好きなものは?
GUYSのトライガーショットでしょうか。メテオール弾を撃ってみたいです。

Q.18 搭乗してみたい防衛隊の戦闘機は?
GUTSのガッツウイング1号。黄色ベースのデザインが好きなのです。

Q.19 一番好きな隊長は?
正体がウルトラセブンということもあって、MACのモロボシ・ダン隊長は好きです。

Q.20 この隊長が上司だったらなあ、と思える隊長は?
GUYSのサコミズ隊長、GUTSのイルマ隊長、スーパーGUTSのヒビキ隊長

Q.21 この隊員が同僚だったらきついなあ、と思う隊員は?
ナイトレーダーの石堀隊員は嫌です。何と言っても正体がダークザギですからね。

Q.22 一番残業が多そうな防衛隊は?
ウルトラ警備隊とかMATあたり。特に根拠はありませんが。

Q.23 あなたがコスプレするとしたらどの隊員服?
とりあえず、まずは科学特捜隊から始めてみましょうか。

Q.24 恋人にしたいと思う男性隊員または女性隊員は?
W.I.N.R.のジュリー・ヤング隊員、XIG(チーム・クロウ)の稲城リーダー、チームEYESのアヤノ隊員、DASHのミズキ隊員あたりでお願いします。

Q.25 絶対に恋人にしたくない隊員は?
男性隊員すべてです

Q.26 片思いで悩みそうな隊員は?
スーパーGUTSのカリヤ隊員。「好き、嫌い、好き、嫌い」と、花占いでもやるんじゃないでしょうか。思い詰めそうなイメージがあります。

Q.27 不覚にも泣いてしまったというエピソードはありますか?
『ウルトラマンダイナ』の「少年宇宙人」とか「さらばハネジロー」とか、『ウルトラマンメビウス』最終回とか、色々あります。

Q.28 これは笑ったというエピソードは?
『ウルトラマンマックス』の「わたしはだあれ?」や『ウルトラマンメビウス』の「初めてのお使い」他、『ウルトラマンダイナ』の半分ぐらいのエピソード、『ウルトラマンタロウ』の各エピソードなど色々。

Q.29 あなたのお薦めエピソードを教えてください
やっぱり、『ウルトラマンメビウス』第12話「初めてのお使い」は最高です。

Q.30 一番嫌いというかつまらないエピソードは?
特に思いつきません

Q.31 ここでクイズです。仮面ライダーは10歳。では、ウルトラマンは何歳?
質問の意図が理解できません。

Q.32 あなたの好きな怪獣&星人ベスト3を教えてください(3以上でもいいよ)
バルタン星人(初代)、メフィラス星人(初代)、ゼットン(初代)、ヒッポリト星人、テンペラー星人(タロウ版)、タイラント、ピッコロ、レッドキング(3代目)、グランドキング、ゾンネル(初代&2代目)、ミズノエノリュウ、ブリッツブロッツ、Σズイグル、コダイゴン・ジ・アザー、ザムシャーなどなど

Q.33 怪獣ごっこをする時になりたい怪獣&星人は?
ニセアストラ

Q.34 あなたがなれるとしたらどの怪獣・宇宙人になりたいですか?
ダイダラホーシ、チャリジャ、エアロヴァイパー。過去に行ってみたいので。

Q.35 着ぐるみの完成度が高いなーって思うのはなに?
ウルトラマンアグル…あたりで

Q.36 はじめて買ってもらったウルトラ関係のおもちゃは?
覚えてないです。多分、ウルトラヒーローのソフビです。

Q.37 子供の頃買ってもらったウルトラ関係のオモチャで今でも持っているものは?
悔しいことに、ほとんど知り合いの子供にあげてしまいました。

Q.38 あなたの心に残る名台詞は?
「一部には汚い心の人間もいる。しかし、多くの人間は美しい心を持っている。少ない悪人の為に多くの善人を見捨てるわけにはいかない!」(BYウルトラマンタロウ)
細部がうろ覚えですが。

Q.39 また、迷台詞は?
「ガイア、変身だ!!」(BYウルトラマンアグル)
でも、嫌いではありません。

Q.40 あなたが一番カッコイイと思うサブタイトルを教えてください
「ウルトラの星光る時」

Q.41 一番カッコワルイと思うサブタイトルは?
「あっ! キリンも象も氷になった!!」

Q.42 お気に入りのゲスト出演キャラは?
GUYSオーシャンのイサナ隊長は印象深かったですね

Q.43 子供心に「それはいくらなんでも変だろ??」と思ったシーンは?
変というわけではありませんが、初登場のウルトラの父が、「長旅の疲れ」という理由でいきなりヒッポリト星人に負けてしまったことに納得がいきませんでした。

Q.44 新しいシリーズが作られるなら、どんな感じのウルトラヒーローが見たい?
M78星雲光の国出身で、宇宙警備隊に所属しているけれど、ウルトラ兄弟ではないウルトラマンの話。特に、ゾフィーや初代ウルトラマンよりも年上で、ウルトラの父よりは年下の3万歳とか4万歳あたりのベテラン戦士が主役の話がいいです。
それがダメなら、ウルトラマンヒカリに次ぐ、M78星雲出身の青いウルトラマン。

Q.45 次にウルトラシリーズが制作されたら出演して欲しい俳優は?(主役脇役を問いません)
ギャラとかスケジュールとか気にしなくて良いのならば、仲間由紀恵さん

Q.46 それはどんな役で?
防衛チームの隊長

Q.47 一番好きな主題歌は?
『ウルトラマンレオ』の前期OP

Q.48 オープニングロゴタイトルで一番好きなのは?
『ウルトラマン』

Q.49 主題歌を全部歌詞を見ないで歌えるのは何曲?
数えるのが面倒なのでわかりません

Q.50 携帯の着メロに、ウルトラシリーズの曲を使っている?
使っています

Q.51 それはどんな曲?
『ウルトラマンレオ』の前期OPとか『ウルトラマンタロウ』の主題歌とか、『ウルトラマン80』の前期OPとか、昭和ウルトラの主題歌いくつか

Q.52 ウルトラ関連のゲームって持ってる?
『ウルトラマン ファイティング・エボリューション3』など。
古いところでは、セガサターンの『光の巨人伝説』など。
ウルトラ単独でなくてもよいのならば、『スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望』などもあります。

Q.53 それは面白かった?
もちろん。特にFE3は最高です。ウルトラマンに興味があって、ゲームもそれなりにやる人ならば、ぜひ買うべきです。80先生どころか、もうそうウルトラセブンまで出る凄まじいゲームですよ。
また、『スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望』は、『ウルトラマンガイア』という作品が大好きな私にとっては面白いゲームでした。

Q.54 一番好きな変身アイテムは?
アグレイター

Q.55 一番好きな変身シーンは?
『ウルトラマンガイア』第24話「アグルの決意」でのアグル変身シーンが大好きです。

Q.56 遊びや学校の工作なりで、ウルトラキャラおよび戦闘機等を作ったことがある?
ウルトラマンのパズルを作ったことがあります。登場キャラは初代ウルトラマン、セブン、タロウ、グレート、パワード、ネオス(パイロット版)、セブン21(パイロット版)。その頃はネオスとセブン21が最新ヒーローで、私は彼らが大好きだったのです。今でこそネオス、セブン21、グレート、パワードはマイナーなウルトラマンですが、その4人がいなければ、私はウルトラマンを「卒業」していたかもしれません。

Q.57 あなたの家族や周りの友達にウルトラシリーズのファンはいる?
最近、自分にとって身近な人間をウルトラファンに変貌させることに成功しました。

Q.58 あなたの子供にもウルトラシリーズを見て欲しい?
強制はしませんが、ぜひ見てほしいと心の底から願います。

Q.59 もし、家族や恋人に「ウルトラファンやめて」と言われたら?
そんな家族や恋人は、こっちから縁を切ります。他人に迷惑をかけたり、規則を破るようなことでなければ、何を好きになろうと個人の自由であるはずだからです。幸い、私の周りにはそんな理不尽なことを要求する人はいません。

Q.60 ウルトラヒーローをライブショーなどで生で見たことがある?
もちろん。映像作品とはまた異なる楽しみ方があります。
生の迫力は最高ですし、TVでは見られない夢の共演が見られるのも魅力です。

Q.61 トーナメントで戦ったら一番強いと思うウルトラヒーローは?
ウルトラマンタロウであってほしいです。

Q.62 逆に一番弱いと思われるウルトラヒーローは?
やっぱりウルトラマンナイスでしょうかね

Q.63 トーナメントで戦ったら一番強いと思う怪獣&星人は?
まぁ、エンペラ星人あたりでしょうかねぇ。

Q.64 逆に一番弱いと思われる怪獣&星人は?
マグラーとかでしょうかね。巨大化しない星人なども考慮すれば、だいぶ考えるのが面倒になりますね。

Q.65 歴代戦闘機同士で戦ったら一番強そうなのはどれ?
GUYSの戦闘機は強そうです。

Q.66 カラオケでウルトラシリーズの主題歌を唄うとしたらどれ?
『TAKE ME HIGHER』は歌っているのがV6なので、ウルトラに興味のない人と一緒でも歌いやすいです。

Q.67 歴代男性隊員の中で一番のイケメンは誰?
わかりません。

Q.68 歴代女性隊員の中で一番の美人は誰?
『ウルトラマンパワード』のヤング隊員が好きです。

Q.69 ウルトラシリーズに出演した俳優・女優さんで実際に会った事のある人は誰?
赤井英和氏なら見かけたことがあります

Q.70 好きな脚本家は?
パッと思いついたところで、赤星政尚氏

Q.71 好きな監督は?
円谷一氏とか飯島敏宏氏とか満田かずほ氏とか北浦嗣巳氏とか佐野智樹氏とか

Q.72 ここでクイズです。円谷英二の本名は?
円谷英一

Q.73 ウルトラヒーローの戦闘時の声と言ったら?
シュワ

Q.74 怪獣&星人の声、または音と言ったら?
ピギャ~オ

Q.75 子供の頃、見ていて怖かったエピソードはどれ?
『ウルトラマンG』第3話ですかね。

Q.76 印象に残る声優さんっている?
映画『ウルトラマン物語』で、ウルトラマンタロウの子供時代の声を演じた野沢雅子さん

Q.77 初代ウルトラマン(ABC)の顔で好きなタイプは?
Cタイプ

Q.78 ダダ(ABC)の顔で好きなタイプは?
Aタイプ

Q.79 小さい頃に見てトラウマになったエピソードってある?
特にありません

Q.80 ウルトラ作品のDVD等で買ったものってどのくらいある?
『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』とか、ウルフェスのDVDとか。
今まではレンタル店に置いてあるものはあまり買わないようにしていましたが、今後は金銭的に余裕が生じたら、もっと色々集める方針です。
VHSも含めれば、『ウルトラマンZOFFY』なども持っています。

Q.81 あなたのウルトラ関連の宝物って?
ウルトラマンと出会えたということ自体が、私にとっての宝物です

Q.82 それは高かった?
お金で買えるものではありません

Q.83 ウルトラシリーズ以外で好きな特撮ものって何?
仮面ライダーシリーズの一部とゴジラシリーズの一部とスーパー戦隊シリーズの一部でしょうかね。ゴジラシリーズで一番好きなのは『怪獣総進撃』、好きな怪獣はアンギラス二代目です。好きな仮面ライダーはV3。

Q.84 新しいウルトラQは見た?
『ウルトラQダークファンタジー』のことですよね。それは見ていません。『ウルトラQ ザ・ムービー』なら見ました(きっと、これのことを聞いているわけではないのでしょうが)。

Q.85 その感想は?
『ウルトラQダークファンタジー』は見ていないので…

Q.86 ウルトラマンジャックって呼び方どう?
私が物心付いたときから存在していた名称なので、個人的には何の違和感もありません。むしろ、「帰ってきたウルトラマン」よりも「ウルトラマンジャック」を先に覚えてしまったもので…。自分の好きなように呼べばいいんじゃないでしょうか。

Q.87 芸能界一のウルトラファンって誰だと思う?
福田沙紀さんはかなりウルトラマンが好きみたいですけどね。ウルトラマンパワードが好きと公言している芸能人なんて、なかなかいませんよ。しかし、ティガとダイナのことを「最高」と言っておきながら、私の知る限りガイアについては言及していないのが気になるのですが。

Q.88 アニメのウルトラマンをリアルタイムで見た?
いいえ。『ウルトラマンUSA』は後でビデオを借りて見ましたが(大好きな作品です)。

Q.89 海外のウルトラってどう?
『ウルトラマンUSA』と『ウルトラマンG』は大好きです。
『ウルトラマンパワード』は戦闘シーンにもっと迫力があれば好き。パワード自体はかっこいいデザインだと思っていますし、W.I.N.R.のメンバーも好きです。

Q.90 サイトを持ってますか?
ここですね

Q.91 それはウルトラメイン?もしくは関連のコーナーがある?
ウルトラマンの記事を書くことはあります

Q.92 ウルトラ関連のオフ会に参加した事は?
ありません。

Q.93 ウルトラ映画を劇場に観に行った事がある?
ありますよ。

Q.94 その作品は?
ゼアスの1作目とコスモスの1作目と、メビウス&ウルトラ兄弟

Q.95 これからもウルトラ作品は愛されていくと思う?
夢を信じ続ける限り、光はそこにある(ヒビキ隊長風に)

Q.96 ウルトラファンで良かったなと思う事はありますか?
常に思っています。ウルトラマンと出会えたことで、楽しい人生を送れていますから

Q.97 10年後もウルトラファンだと思いますか?
思います

Q.98 これからのウルトラに何を望みますか?
旧作のヒーロー(ウルトラ兄弟だけでなく)が、現在の子供にとってもヒーローであること。『ウルトラマンメビウス』のように、旧作のヒーローにも再び活躍する機会を与えてほしいです。

Q.99 あなたにとってウルトラとは?


Q.100 お疲れ様です。最後に何かひと言どうぞ
シュワッハッハッハ

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2007年10月11日 (木)

子ねこのフィガロ

ディズニーキャラクターのフィガロと言えば、長編アニメーション映画『ピノキオ』(1940年)に登場した、ゼペットさんの飼い猫。ディズニーの猫キャラクターの中でも、私が特に好きなキャラクターです。TVゲーム『キングダムハーツ』には、フィガロと同じくゼペットさんに飼われているクレオ(金魚)は登場したものの、フィガロは出てこなかったので、少し残念な思いをしました。

ところで、そのフィガロですが、非常に愛らしいキャラクターだったためか、『ピノキオ』終了後もいくつかの短編アニメーション作品に出演しています。それだけではなく、「フィガロ・シリーズ」と呼ばれる短編アニメーション(フィガロが主役のアニメーション)が3本も作られたほどなのです。

今日は、その「フィガロ・シリーズ」の2作目である『子ねこのフィガロ』が公開された日なのです(1946年公開)。『子ねこのフィガロ』はミニーマウスとの共演作品で、フィガロはミニーの飼い猫として登場し、可愛らしい姿を見せてくれます。ミニーにお風呂に入れられるのを嫌がったり、リボンを付けられたりする姿が可愛いです。

この作品に登場する野良猫たちの中には、『ピノキオ』に登場したギデオンに似ている顔の猫も登場します。『子ねこのフィガロ』は、『ミニー/ザ・グレーテスト・ヒッツ』というビデオに収録されていますので、興味のある方は探してみてください。

私は、『子ねこのフィガロ』以外の「フィガロ・シリーズ」作品を見たことがありません。しかし、「フィガロ・シリーズ」には他に、『フィガロとクレオ』(1943年)、『フィガロとフランキー』(1947年)の2本があるようです。

また、フィガロが出演している短編アニメーションは「フィガロ・シリーズ」のほかにも、いくつかあるようです。例えば、『プルートの仲直り』(1944年)、『プルートの睡眠不足』(1948年)、『プルートのありがた迷惑』(1949年)などです。

それらの作品を、私は残念ながら見ておりませんが、『プルートの仲直り』では、フィガロはやはりミニーの飼い猫として登場するらしいです。また、これは私が見たことのある作品ですが、ビデオとDVDで発売された『ミッキーのクリスマスの贈りもの』でも、フィガロはミニーの飼い猫として登場しています。

こうして見ると、フィガロはミニーの飼い猫としてアニメーションに出ている機会が結構多いですね。一応、TVシリーズの『ハウス・オブ・マウス』では、ゼペットさんと一緒にいるフィガロを確認したことがありますが。

ちなみに、コチラのHPで、フィガロの関連グッズを色々見ることができます(→トップページはコチラ<ワラジヤノココロ>)。

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2007年10月 9日 (火)

幕末中央政局における朔平門外の変

先月下旬に刊行された、雑誌『日本歴史』第713号(2007年10月号)に、町田明広氏の「幕末中央政局における朔平門外の変-その背景と影響について-」という論文が掲載されています。朔平門外の変とは、文久3年5月20日に起きた、姉小路公知の暗殺事件のことです。

その朔平門外の変について詳しく分析したのが、町田明広氏の最新論文。従来の幕末維新史研究では、朔平門外の変は単なる暗殺劇の1つであるかのように扱われ、簡単な事件経過のみが紹介され、犯人推理が行われる程度の言及しかされていなかったようです。しかし、町田氏は朔平門外の変が後の政局推移に与えた影響は甚大だと言います。

そもそも朔平門外の変は、度重なる天誅の中で唯一、堂上公家が殺された事件であったため、当時の朝廷をかなり動揺させました。そして、一連の天誅の多くは「即今破約攘夷派」(後に8・18政変で追放されるグループが中心)に属する人間によって起こされたものであるにもかかわらず、朔平門外の変で殺された姉小路公知は「即今破約攘夷派」の首領だったという点で、かなり特異な事件でもあります。

町田氏は朔平門外の変を、「その影響力から見て、江戸・武家側で起こった桜田門外の変と対称をなす中央・公家側における最大の謀略事件」と評価しています。

事件の実行犯として捕まったのは、薩摩藩の田中新兵衛でした。町田氏はとりあえず、史料を見ていく限り、田中が犯人であることは否定できない旨を述べています。ただ、実行犯は田中のほかに2人いたということなので、その2人は滋野井公寿と西四辻公業の家臣と推理しています。

詳しくは町田氏の論文をお読みいただきたいのですが、事件後の同日に、滋野井・西四辻の家臣2名の出奔と、滋野井・西四辻両名の禁足申渡、薩摩藩の九門出入り解禁(田中が犯人と目されたことで、薩摩藩士の九門出入りは禁止されていました)が一気に発生したことを、「一連の流れで捉えない方が不自然であろう」と述べています。

田中新兵衛は土佐勤王党の武市瑞山らと親しく、また滋野井公寿・西四辻公業の両公は「即今破約攘夷派」の一員です。そのため、町田氏の犯人推理が正しければ、「即今破約攘夷派」が自分たちの首領を殺害したということになります。その理由としては、従来から言われていることですが、姉小路公知が勝海舟の影響を受けて通商条約容認に傾いてきていたことが挙げられます。町田氏も当時の勝海舟や姉小路公知の言動を詳しく分析した上で、従来から言われていた暗殺理由を首肯しています。

朔平門外の変の実行犯が薩摩藩の田中新兵衛と目されたことで、薩摩藩は朝敵にもなりかねない窮地に陥ったと町田氏は述べています。実際、事件の後に薩摩藩の乾門警備が免じられ、先述したように薩摩藩士の九門出入りが禁止されてしまいました。町田氏の言葉を借りれば、「薩摩藩にとっては事実上、表立った政治的活動の禁止を意味する最悪の展開」です。

さらに、事件の首謀者として中川宮朝彦親王も「即今破約攘夷派」に疑われます。薩摩藩と同様に、「攘夷慎重派」に属する人物です。そのため、宮は自ら攘夷先鋒を申し出るなど、「即今破約攘夷派」に迎合する姿勢を示します。しかし町田氏によれば、あくまで迎合する姿勢を示すことが目的の保身行動で、本心から「即今破約攘夷派」に鞍替えしたわけではないようです。

そのような状況を「即今破約攘夷派」は巧みに利用して、中川宮は西国鎮撫大将軍に任じられます。町田氏によれば、攘夷行動に消極的であるがゆえに隣国の長州藩と対立している小倉藩を征伐する総帥にあたるそうです。「攘夷慎重派」の宮にとっては受け入れがたい任務ですが、宮が断れば、いよいよ孝明天皇自身が攘夷親征に赴かねばならないとのことで、宮は絶体絶命の状況を迎えます。

「即今破約攘夷派」は薩摩藩の田中新兵衛や中川宮が犯人として疑われた朔平門外の変を利用して、薩摩藩の権威を失墜させ、中川宮を攘夷実行に向かわせるなど、「攘夷実行慎重派」を追い詰めていったということになります。町田氏は、それゆえに薩摩藩や中川宮が8月18日の政変を断行するに至ったと結論づけています。

つまり、町田明広氏は朔平門外の変を、一連の天誅のうちの一事件として扱うのではなく、8月18日政変が起きるまでの中央政局の動向に、甚大な影響を与えた最も重要な事件として捉えたのです。

その論旨には個人的に納得できる部分が多く、またここで紹介した以外にも、興味深い論点が多数提示されております。幕末政治史に興味のある方には、必読の論文だと思います。『日本歴史』713号(今年10月号)に掲載された、町田明広氏「幕末中央政局における朔平門外の変-その背景と影響について-」です。

関連記事
文久3年8月18日政変についての最新の研究
長州藩・小倉藩の確執と、朝陽丸事件

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2007年10月 7日 (日)

世界アニメーション映画史:ウォルト・ディズニー

『世界アニメーション映画史』第1集・第2集というDVDが、コロムビアミュージックエンタテインメントから発売されています(販売:紀伊國屋書店)。第1集と第2集はそれぞれDVD5巻構成で、全部でDVD10巻。その第10巻(第2集)が、『ウォルト・ディズニー』と題されています。

1巻ごとのバラ売りはされていないため、5巻セットの形で購入するしかないのですが、第1集も第2集もそれぞれ21万円(税込)。両方買うと42万円もします。そもそも、学校や公共施設向けを想定した商品らしいので、個人での購入はできないのかもしれませんが、以下のようになかなか興味深いラインナップです。

第1集
Vol.1:エミール・コール(Emile Cohl)「ファンタスマゴリア」他、計19作品
Vol.2:ウィンザー・マッケイ(Winsor McCay)「恐竜ガーティ」他、計8作品
Vol.3:ラディスラフ・スタレビッチ(Ladislas Starevitch)「映画カメラマンの復讐」他、計8作品
Vol.4:パット・サリバン(Pat Sullivan)「フェリックスの初恋」他、計15作品
Vol.5:マックス&デイブ・フライシャーⅠ(Max and Dave FleischerI)「ココと中国人」他,計17作品

第2集
Vol.6:ウォルター・ランツ(Walter Lantz)「ディンキーと赤ずきんちゃん」他、計12作品
Vol.7:ウィリス・オブライエン(Willis O'Brien)「恐竜とミッシングリンク」他、計11作品
Vol.8:マックス&デイブ・フライシャーⅡ(Max and Dave FleischerII)<ビン坊&ベティ>「ベティの白雪姫」他、計16作品
Vol.9:ヴァン・ビューレン(Van Beuren)<トムとジェリー、他>「ねず公の危機」他、計14作品
Vol.10:ウォルト・ディズニー(Walt Disney)「長靴をはいた猫」他、計14作品

以上のように、『世界アニメーション映画史』という題名に偽りのないような内容になっています。10巻の『ウォルト・ディズニー』については後ほど収録作品をすべて記載しますが、そのほかについても興味深いです。

例えば、Vol.6の『ウォルター・ランツ』には、「オズワルドの北極オリンピック」や「オズワルドの動物野球試合」などの短編アニメーションが収録されていますが、オズワルドはミッキーマウス以前にウォルト・ディズニーが生み出した、「しあわせうさぎのオズワルド」です。ここに出てくるオズワルドは、ウォルトがオズワルド製作の権利を失って以降のオズワルド。貴重だと思います。

ともあれ、Vol.10『ウォルト・ディズニー』に収録されている作品を、以下に記してみます。カッコ内は公開年です。アリス・コメディーのシリーズが多いですね。

・ラッフ オー グラム(1920)
・長靴をはいた猫(1922) 
・アリスの平和の使者(1924) 
・アリスとカニバルズ(1925) 
・アリスと闘牛士(1925) 
・アリスの農場は大騒ぎ(1926) 
・アリスの中国は大騒ぎ(1925) 
・アリスと快速列車(1925) 
・アリスと捨て猫(1926) 
・アリスの猛獣国(1925) 
・アリスの家を守ろう(1925) 
・アリスの捕鯨船(1927) 
・オズワルドのロボット牛(1927) 
・オズワルドの戦争(1927)

先述したように、このDVDは非常に高く、そもそも個人向け販売があるかどうか定かではありません。ですから、興味のある方はお近くの図書館などで探してみるのが良いかと思われます。

私が調べたところ、横浜国立大学、沖縄国際大学、京都大学、神奈川芸術工科大学、大阪芸術大学、東京芸術大学、佛教大学、慶應義塾大学湘南藤沢センター、龍谷大学などで所蔵しているようですね。それぞれの大学に教職員や学生として所属している方は、問題なく利用できることでしょう。一般にも閲覧を許している大学もありそうですね(私はそこまでは調べていません)。

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2007年10月 5日 (金)

王政復古への道―原口清著作集

近年の幕末維新政治史研究に多大な影響を与えた歴史家・原口清氏の論文をまとめた、『原口清著作集』の第2巻が、岩田書院から今月あたりに発売されるようです。価格は税込8,295円。

第2巻のタイトルは『王政復古への道』です。元治元年から慶応3年あたりまでを記述した論文が収録されるとのこと。主な収録論文は以下の赤文字部分の通りです。

・禁門の変の一考察
・孝明天皇と岩倉具視
・孝明天皇の死因について
・医学と歴史学
・慶応三年前半期の政治情勢
・明治太政官制成立の政治的背景
・王政復古小考
・王政復古と摂関体制小考
・明治維新研究と私

また、解説を歴史家の家近良樹氏が担当されています。家近氏はご自身の著書『徳川慶喜』(吉川弘文館、2004年)の「あとがき」で、原口氏の研究成果に影響を受けた旨を語っておられる研究者です。

第1巻を紹介した際にも述べましたが、原口氏の重要な論文は『名城商学』など、入手が難しく、またコピーするのも楽ではない冊子に掲載されているものが多かったため、それが一般書店でも販売される1冊の本に集約されるだけでも、貴重な成果だと思います。

幕末維新史の学術研究に興味のある方ならば、読んでみて損はない本だと思います。むしろ、原口清氏の名前を知らない方にも、原口氏の研究成果を知ってもらえればと思います。

主な関連記事
幕末中央政局の動向―原口清著作集
池田屋事件についての原口清氏の提起
孝明天皇は毒殺されたのか

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