ディズニー映画『ラテン・アメリカの旅』
私は、CS放送のディズニーチャンネルやトゥーンディズニーの最大の価値は、日本でDVD発売していないディズニー作品を放送してくれていることだと思っています。私の自宅ではそれらに加入しておりませんが、加入している人に、最近放送されたある作品を見せてもらいました(今回はトゥーンディズニーの方。ディズニーチャンネルでも貴重な作品を多数放送しています)。
それが、1943年公開の『ラテン・アメリカの旅』(原題:Saludos Amigos)です。日本ではDVD未発売。この作品は、日本でDVDが発売されている『三人の騎士』(ドナルドダック、ホセ・キャリオカ、パンチートの映画)の前作にあたる映画になります。『三人の騎士』で共演しているドナルドとホセの出会いが描かれているのです。
『ラテン・アメリカの旅』はウォルト・ディズニーら、ディズニー社のスタッフが南米を訪れ、その風俗・文化を観察し、スケッチする様子を撮影した実写映像と、それらのスケッチをもとに生み出された4つの短編アニメーションで構成された作品です。40分前後の短い作品です。
1つ目の短編は、「チチカカ湖」。チチカカ湖はボリビアとペルーにまたがる位置にある湖ですが、ここを訪れたドナルドダックの笑える様子が描かれます。ラマをうまく扱えず、吊り橋から落ちそうになって四苦八苦するドナルドの姿が面白いです。
2つ目の短編は、「小さな郵便飛行機ペドロ」。郵便飛行機ペドロは時折グッズ化されていて、ディズニーストアのファンタミリアのイラストにも描かれているキャラクターなので、目にしたことがある人は多いはずです(空を飛んでいる赤い飛行機のキャラクター)。しかし、『ラテン・アメリカの旅』は日本でDVD未発売のため、アニメーションの中で動いているペドロを見たことがある人は少ないかもしれません。私も、今回が初めてです。
郵便飛行機の子供であるペドロが、両親の代わりに初めて郵便を運ぶ仕事を経験するエピソード。アンデス山脈にある南米最高峰の山・アコンカグアをはじめとする、アンデスの山々が描かれます。それらアンデスの山々を越えて、初めての仕事を頑張るペドロの姿が、調子に乗ってトラブルに遭遇するところも含めて可愛らしく見える作品です。
3つ目の短編は、「カウボーイ グーフィー」。テキサスのカウボーイとして登場したグーフィーが、南米に飛ばされて、南米版カウボーイとも言うべき「ガウチョ」に扮して、ガウチョの生活ぶりを紹介してくれるエピソード。ガウチョを演じているのがグーフィーですので、カッコいいと言うよりもむしろ、面白いガウチョの姿が描かれています。
4つ目の短編が、ドナルドとホセ・キャリオカの初顔合わせを描いた「ブラジルへの旅」。4つの短編の中で、私がもっとも笑った作品です。ホセは何と、筆がホセを描いて彩色するところから登場。そして、初対面のドナルドに名刺を渡して自己紹介した後、ドナルドの名刺をもらったホセが最高に面白かったのです。
ホセはドナルドの名刺を見て、「ドナルドダック!」と驚き、両腕を前に突き出して騒ぎ始めます。ドナルドがアニメーションの中でよく見せる、激怒したときのポーズです。ドナルドは短気なので、アニメーションにはよく怒った場面が出てきますが、両腕を前に突き出しながら喚いて怒るポーズは、披露されることが特に多い仕草なのです。
それをホセが本人の目の前で真似したものですから、「おお、ドナルドの怒ったポーズは南米でも有名だったのか!!」と、思わず爆笑してしまいました。その後、ホセがドナルドにブラジルのサンバの様子を見せて、アニメーションは終了です。
『ラテン・アメリカの旅』を見たのは初めてですが、かなり面白かったです。日本でDVDが発売されていない状況が惜しいです。なかなか難しいですが、『三人の騎士』と併せて見ると、一層楽しめると思います。
なお、『ラテン・アメリカの旅』の中の短編作品4つのタイトルは、『ディズニーアニメーション大全集』(講談社)に依拠しました。
関連記事
ディズニーのマイナーキャラ紹介~ホセ・キャリオカとパンチート~
もしよろしければ、下記をクリックしてください。
人気blogランキングへ
| 固定リンク



コメント