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2007年6月16日 (土)

ディズニー映画『三匹荒野を行く』

今、「ディズニーの実写映画と言えば?」という質問をしたら、やっぱり『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズを挙げる人が多いでしょうか。大ヒットしているわけですから、それも当然かもしれません。しかし、ディズニーには『パイレーツ・オブ・カリビアン』以外にも数々の面白い実写映画があることを、忘れてはなりません。

この記事で紹介する『三匹荒野を行く』(原題”The Incredible Journey”)も、ディズニーの実写映画の1つ。1963年の作品です。まだウォルト・ディズニーが生きていた頃の作品ですね。以前、このブログで紹介した『奇跡の旅』は、『三匹荒野が行く』のリメイク作品です(『奇跡の旅』についてはコチラの記事を参照)。リメイクされたことにも納得がいくほど、『三匹荒野を行く』は面白い作品です。

ストーリーは単純そのもの。ある事情で知人に預けられた2匹の犬と1匹の猫が、ひょんなことから数百キロも離れた飼い主の家を目指して、森の中を大冒険するというもの。動物たちの素晴らしい演技が最大の見所です。人間たちの出番は限られていて、主役は完全に三匹の動物たち。彼らはセリフを発することなく、彼らの考えていることはナレーションで説明されます(シーンによってはかなり強引ですが)。

個人的に感心したのが、猫テーオの演技(もしかしたら”素”かもしれません)。熊に襲われそうな老犬ボジャーを救うべく熊に立ち向かってみたり、川の激流に流されてみたり、オオヤマネコに追いかけられてみたり…。どれもこれも命がけの撮影だったのではないかと想像されます。テーオがオオヤマネコに追いかけられているあたりは特に、本当に捕まってしまったらどうなっていたのか、本気で危なかったのではないかと心配してしまうほどでした。

老犬ボジャー役の犬の演技も見ものです。ボジャーを演じている犬は撮影当時3歳だったそうですが、老犬らしい動きを見事に演じています。言われなければ実は若い犬だなんて気付きません。演技力は三匹の中で一番だったと思います。

若いリーダー犬のルーアは、無闇に人間に近付いて危ない目に遭ったボジャーを、睨み付けるシーンが秀逸でした。また、激流に流されたテーオを追いかけるシーンも良かったです。

三匹の心情を説明するナレーションはナレーションで、なかなか面白く突っ込みどころもあります。お座りしているのになかなか餌をもらえない犬たちに対して、「犬たちはやがて焦りを感じ始めました」というナレーションが入ったのには笑ってしまいました。

ラストで三匹が無事に飼い主のもとに来たシーンは感動的。まず最初に若い犬のルーアが来て、その次に猫のテーオがやってきたものの、老犬ボジャーは現われず。人間たちが、「やっぱりボジャーは年寄りだからダメだったんだ」と諦めかけたその絶妙のタイミングで、ボジャーが元気な姿を見せてくれます。この、ボジャーも無事だったんだと判明した瞬間の感動は、何とも言えません。本物の動物を使っての撮影だったからこそ、感動も大きいです。

ところで、『三匹荒野を行く』という作品にはやたらと「ハンター」が登場したような印象があります。主役の三匹を飼っていたのはハンター教授ですし(ハンターの意味が他とは違いますが)、猫のテーオは猫ゆえに鳥や魚を見つけると捕りたくなるハンター。そのテーオを襲ったオオヤマネコは冷酷なハンターと説明されますし、そのオオヤマネコを猟銃で狙った少年は冷酷ではないが立派なハンターと説明されています。また、良い猟犬を一発で見分けるハンターも登場します。

『三匹荒野が行く』のリメイク版である『奇跡の旅』は、大まかなストーリーは『三匹荒野が行く』と同じながらも、大胆なアレンジが加えられています。その最たるものは、動物たちが会話すること。『三匹荒野が行く』では動物たちは喋ることなく、ナレーションで心情が解説されていますが、『奇跡の旅』では犬や猫が喋って会話をします。その点で好みが分かれるかもしれませんが、私はどちらもそれぞれの味があって面白いと思っています。

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コメント

奇跡の旅、見ました!
とてもかわいい犬達にいやされましたね、はい。
おもしろかったし感動したしでかなり好きになりました!
しかし3匹荒野を行くとはまた別の演出なんですか???
それはそちらも是非みたいです!!
この記事がかなり「見たい」という気持ちをかきたててくれました!
ありがとうございました!

投稿 27鳥 | 2007年8月28日 (火) 10時55分

>27鳥さん

コメント、ありがとうございます。
奇跡の旅は三匹の動物達がとても個性的で、見ていて楽しいですよね。私も大好きな作品です。2作目も面白いですよ、特にチャンスが。

オリジナル版の『三匹荒野を行く』は、三匹のキャラクター設定が『奇跡の旅』とは異なりますね。大筋のストーリーは大体同じですが、『奇跡の旅』に比べて人間側のドラマは希薄です。

また、『奇跡の旅』と違って『三匹~』は動物達のセリフがなく、動物達の気持ちは彼らの演技とナレーションで説明される点が最大の違いだと思います。でも、やはり魅力的な映画だと思いますよ。

投稿 パルティアホースカラー | 2007年8月28日 (火) 22時21分

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