『わんわん物語』を久々に観ました
先日、久しぶりにディズニー映画『わんわん物語』(1955年公開)を観ました。やはり、面白い映画ですよ。まず冒頭、プレゼントの箱から出てきたレディの、何と可愛らしいこと。この冒頭のレディの可愛らしさに、犬好きでもある私は一気に引き込まれました。
この映画で最もよく語られるシーンは、トランプとレディが1本のスパゲティを食べながら、キスしてしまうシーンでしょう。これは、確かに名シーンだと思います。久々に観ても、やっぱり好きなシーンです。しかし、今回改めて観て思ったのは、キスシーンも素晴らしく名シーンですが、その直後も素晴らしいということです。恥ずかしがるレディに対して、残り1個となったミートボールを、鼻で押してレディに譲るトランプの、何とかっこいいこと。トランプの良さが、よく出ている気がしました。
しかし今回、私を涙させたのは、レディでもトランプでもなく、思いがけないキャラクターでした。それは、レディの近所に住んでいるトラスティ。ブラッドハウンドです。彼のかっこよさに、今回は涙を誘われました。私を感動させたトラスティの活躍は、以下の通りです。
ダーリング家の赤ちゃんを襲うネズミを退治したトランプは、犬嫌いのセーラおばさんに、逆に赤ちゃんを襲ったものと誤解され、野犬収容所の馬車に連れて行かれてしまいます。最初は野良犬のトランプを気に入らなかったジョックとトラスティは、レディから事情を聞いて、トランプのことを見直します。と同時にトラスティは、急いでトランプを救出することを決意して、ジョックと一緒に走り出しました。野犬収容所の馬車に連れて行かれたトランプの救出を決意したのは、トラスティなのですよ。レディが頼んだわけでもなく、トラスティ独自の決断です。何とかっこいい。
嗅覚を頼りにトランプを乗せた馬車を追跡しようとするトラスティ。しかし、ジョックは次のように言っていました。トラスティは若い頃、自慢の嗅覚を活かして大活躍した犬でした。しかし現在、トラスティの鼻は通常の犬よりも悪くなっていて、昔のように何かを追跡することは不可能になっているのです。しかし、鼻が悪くなっているはずのトラスティは、何かに反応し、大きく吠えて走り出しました。驚いたジョックも、急いでトラスティの後を追います。すると、トランプを乗せた馬車がいるではありませんか。鼻を悪くしていたはずのトラスティが、昔の嗅覚を取り戻したのです。
猛スピードで走る馬車を、ジョックとトラスティは体を張って止め、トランプを救出しました。しかし、決死の覚悟で馬車を止めたトラスティは、馬車の車輪に轢かれてしまったのです。響き渡る、ジョックの悲しそうな声…。
いやトラスティは、とにかくかっこよかったですよ。間違いなく死んだと思われたトラスティでしたが、奇跡的に生きていました。DVDの映像特典に収録されていた制作者の言葉によると、当初の予定では、トラスティはやはりトランプを助けて死んでしまう役回りだったようです。それが、最終的に変わったのですね。個人的には、トラスティが死なず、ラストシーンで元気そうな姿を見せてくれたのは、良かったと思います。
とにかく、久々に『わんわん物語』を観て、トラスティの活躍に目を奪われました。私の記憶の中には、大活躍しているトラスティのイメージがなくて、その分トラスティの活躍が強烈に印象に残ったのです。もちろん、この記事で述べたことは、『わんわん物語』のごく一部に過ぎません。シャム猫のシー(サイ)&アムの歌、ペグの歌、トランプの初登場シーン、野良犬に襲われたレディをトランプが助けたシーンなどなど、見所はたくさんあります。
『わんわん物語』のキャラクターにはディズニーランドなどのテーマパークでは会えませんし、『101匹わんちゃん』と混同している人もいたりして、『わんわん物語』の内容を詳しく知らない方は案外多いような気がしています。その意味で、もったいないと思います。「ディズニー長編アニメ映画オススメ10本」という記事でも述べたように、かなりオススメのディズニー映画です。普段はディズニー映画を観ない方でも、犬好きならば楽しめるような気がしています。
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