ハウス・オブ・マウスの醍醐味
子供の頃(今から15~20年ぐらい前)、私は次の赤文字で記したようなことを考えていました。
…ディズニーランドには、ミッキーマウスやドナルドダックを初め、白雪姫やシンデレラ、ピーター・パンやピノキオなど、作品の垣根を越えた様々なキャラクターが、ショーやパレードで共演している。それならば、同じように、それぞれのキャラクターの作品の世界観などは関係なく、すべてのディズニーキャラクターが一堂に会する夢のようなアニメがあってもいいのではないか。
上記のようなことを考えた頃の私は、今に比べれば全然ディズニーファンとは言えない人間(ただし、ミッキーやドナルドの短編アニメだけは好き)でしたが、「作品の垣根を超越した夢の共演」というものに憧れる少年でした。
例えば昔、『忍者ハットリくん+パーマン』というタイトルのアニメ映画が2作品ほどありました(『超能力ウォーズ』と『忍者怪獣ジッポウVSミラクル卵』の2作品)。『忍者ハットリくん』は漫画家の藤子不二夫A氏が原作のアニメで、『パーマン』は藤子F不二夫氏が原作のアニメです。だから、『忍者ハットリくん+パーマン』という映画は、原作者の異なる2つのアニメのキャラクターが「夢の共演」を果たしたもの。忍者ハットリくんとパーマンが、協力して悪と戦ったのです。子供の頃にそれを観た私は、物凄く興奮しました。私はそのような、「夢の共演」が大好きな子供だったのです。
私のそのような性格からすると、作品の垣根を越えて色々なキャラクターが1つの場所に存在するディズニーランドは、「夢の共演」を求める私の心を満足させてくれる場所でした。しかし、それだけでは飽き足りず、「ディズニーにはたくさんのキャラクターがいる。彼らが一堂に会するアニメがあったら、相当面白いだろうなぁ」という気持ちを抱くに至ったのです。
そして大人になった私は、『ハウス・オブ・マウス』という作品があることを知りました。その作品の存在を知ったのは、私が本格的にディズニー好き人間に変貌する前のことですが、ディズニー好き人間にはなっていなくても、私は「夢の共演」に憧れる気持ちを捨てずに大人になりました。『ハウス・オブ・マウス』という作品は、そんな私の心を鷲掴みにしたのです。
『ハウス・オブ・マウス』というアニメ作品を知らない方のために、内容を簡単に紹介します。まず、ミッキーマウスとドナルドダックが共同経営する「ハウス・オブ・マウス」というジャズ・クラブがあり、そこではミニーマウスやデイジーダック、グーフィー、プルートなどのミッキーの仲間たちが従業員として働いています。
そのクラブでは、短編アニメの上映など、毎回色々なショーが行われるのですが、そこにやってくる客たちは、数々のディズニーアニメのキャラクターたちなのです。白雪姫がいれば、ピノキオもいます。ダンボ、ピーター・パン、シンデレラ、オーロラ姫、プーさん、アラジン、シンバ、アリエル、ポカホンタス、ヘラクレスなどなど、ありとあらゆるディズニーキャラクターが登場します。
悪役だって脇役だって、惜しげもなく登場します。マレフィセント、ジャファー、クルエラ、フック船長、アースラなどの悪役がいれば、イカボード先生(映画『イカボードとトード氏』に登場)やペコス・ビル(映画『メロディ・タイム』に登場)、エリオット(映画『ピートとドラゴン』に登場)などのマイナーなキャラクターも登場します。その意味で、『ハウス・オブ・マウス』というアニメは、まさに、「夢の共演」に憧れる私の気持ちを最大限に満足させてくれる作品なのです。
しかし、私が『ハウス・オブ・マウス』の存在を知ったとき、地上波での放送などはされていませんでした。もちろん、まだディズニー好き人間になっていない頃の私が、ディズニーチャンネルなどに加入しているはずもありませんでした。そこで私は、『ミッキーの悪いやつには負けないぞ!』というDVD(ビデオだったかも)を借りました。これは、『ハウス・オブ・マウス』を編集したものです。こういう類の編集ものビデオが好きでない方もいるかもしれませんが、私は元来の性格上、かなり楽しめました。
そして、『ハウス・オブ・マウス』のことを知ってから、『ハウス・オブ・マウス』に登場するディズニーキャラクターたちのことを、もっともっと知りたい、ディズニーのことにもっと詳しくなりたいという気持ちが徐々に強くなりました。数年前の私は、ミッキーやドナルドたちが活躍する短編アニメは幼少時代に観ていた関係で彼らについては詳しいものの、長編アニメについての知識がありませんでした。だから、ディズニーアニメに詳しくなるためには、長編アニメをたくさん観なければならない…そのように思い定めたときから、私はディズニー好き人間への道を歩み始めたのかもしれません。私がディズニー好き人間に変貌する上で、『ハウス・オブ・マウス』は大いに役立ったと言えそうです。
今は地上波で『ハウス・オブ・マウス』が放送されています。非常にありがたいことです。それを観ると、やはり面白いですね。小ネタが満載で、とても笑えます。フォンドレイク教授が作ったミッキー型ロボットを見て、「すごい発明だ」と感嘆するモーリス(『美女と野獣』に登場するベルの父親で、発明家)や、糸がないのに動いていることに感心するゼペットさんには、笑わせてもらいました。
去り際に靴を落としていくシンデレラとか、ドナルドが白雪姫に出した料理がリンゴだったりとか、変装して101匹わんちゃんの中に紛れ込んだピートがクルエラに捕まりそうになったりとか、それぞれのキャラクターのことを知っていると、思わず笑ってしまいます。そもそもオープニングの時点で、マッドハッターと三月ウサギがお茶を飲むのにポット夫人を利用していたりして、まさに「夢の共演」を実感します。この小ネタは、『ハウス・オブ・マウス』の醍醐味だと思います。
そんな『ハウス・オブ・マウス』も、地上波での放送は今月いっぱいという噂を聞きましたが、本当なのでしょうか。本当ならば、個人的にかなり残念です。
ともあれ、『ハウス・オブ・マウス』という作品には、色々楽しませてもらっています。そして、子供の頃の私の願望を叶えてくれたことに感謝しています。今では私も、『ミッキーの悪いやつには負けないぞ!』と、同じく『ハウス・オブ・マウス』を編集した、『ミッキーのマジカル・クリスマス/雪の日のゆかいなパーティー』のDVDを、しっかり所持しています。
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コメント
内蔵太が、詳しいもののディズニーファンをデイジーダックしないかも。
投稿 BlogPetの内蔵太 | 2006年9月 6日 (水) 12時57分