ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟
先日観た、映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』の感想を述べたいと思います。まず率直に感想を言うと、メチャクチャ面白かったです。映画館で観て大正解でした。「ウルトラ兄弟」という記事でもお話したように、私はウルトラ兄弟が大好き。今回の『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』は夢のような映画でした。以下、個人的に見所だと感じたところを述べていきます。
まず冒頭。いきなりウルトラ4兄弟(初代ウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンジャック<帰ってきたウルトラマン>、ウルトラマンエース)が究極超獣Uキラーザウルスと、月面で戦っているところから映画は始まります。私はここで、ウルトラ兄弟の勇姿を観て涙しました。その後、何度も泣く場面があったのですが、イチイチ覚えてはおりません。泣いて鼻をすすっている時間がかなり長かったような気がします。また、月面での戦いは大迫力。冒頭の戦いだけでも、観る価値があります。
オープニングタイトルも見もの。かつての『ウルトラQ』や『ウルトラマン』のタイトルに懐かしさを感じる人は、ここでも興奮すること間違いなしだと思います。
ウルトラ兄弟の活躍に目を奪われがちですが、映画の主役はあくまでウルトラマンメビウス(地球での名はヒビノ・ミライ)です。メビウスも、主役らしい活躍をテレビシリーズ以上に見せていました。また、ウルトラマンに憧れる少年・タカトとの交流・やり取りは、説教臭いと感じる人もいるかもしれませんが、私はメビウス(ミライ)が「ヒーロー」に見えて良かったと思います。ミライとタカトのやり取りの中から、映画を観ている子供たちが何らかのメッセージ性を感じることができればいいですね。
ウルトラマンタロウとゾフィーの登場は少しでしたが、かっこよかったです。特にタロウ。「ストリウム光線」の掛け声はインパクト大でした。篠田三郎氏が出演していないため、タロウの声は石丸博也氏でした。恐らく、そこに不満を感じる人もいるでしょう。石丸氏は映画『ウルトラマン物語』でタロウの声を担当された経験のある方なので、『ウルトラマン物語』を観たことがある人なら、篠田三郎氏の声でなくても何とか許容できるのではないかと思いました。でも、それでも多少の違和感はあるかもしれませんね。
ハヤタ、モロボシ・ダン、郷秀樹、北斗星司の変身シーンはやはり興奮しましたね。ウルトラ4兄弟が並んで現われるなんて、まさに感涙です。真っ先に変身しようとする北斗と、北斗を止めようとするハヤタやダンに「勝てばいいんです」と言う郷秀樹は、特に良かったです。
伝説のウルトラ兄弟と、宇宙警備隊のルーキーであるメビウスの交流も、良かったですね。「我々ウルトラマンは神ではない、救えない命もあれば、届かない想いもある」とのハヤタの言葉は名言だと思います。
宇宙人連合もかっこよかったです。ザラブ星人、ガッツ星人、ナックル星人、テンペラー星人と、それぞれ見せ場があって良かったです。ニセウルトラマンメビウスに変身するザラブ、十字架でウルトラ兄弟たちを磔にするガッツ&ナックルなど。
最後のウルトラマンメビウス&ウルトラ6兄弟と、Uキラーザウルスの戦闘も、迫力満点でした。CGの多さが気になる人も多いかもしれませんが、個人的には許容範囲でした。スピード感のある戦いも良かったと思います。
エンドロールには、ウルトラマンティガやウルトラマンガイア、ウルトラマンジョーニアスなど、ほとんどすべてのウルトラマンが登場。シリーズ40周年記念パーティーの様子も映り、ウルトラマンシリーズ40周年記念作品にふさわしいエンドロールになっていると思います。
以上のように、見所がたくさんある素晴らしい映画だったのですが、当然、不満に感じた点はあります。それは、以下のようなもの。
CGの多さ自体は気にならなかったものの、「ここは別にCGじゃなくても良いだろう」と感じるシーンはいくつかありました。代表的なところでは、ウルトラマンタロウのストリウム光線発射シーン。物凄くかっこいいシーンなのですが、発射シーンはCGでした。発射する瞬間のタロウは着ぐるみでも良かったのではと思います。
上記のタロウのストリウム光線発射シーンはCGでしたが、掛け声のインパクトと発射の仕方が相俟って、物凄くかっこいいです。その直後、ゾフィーが無言でM87光線(Aタイプ)を放ちますが、ド派手なタロウの直後だけに、ちょっと地味。ゾフィーのM87光線は単独で放つ光線技としては最強の威力を持つという設定で、なおかつ滅多に発射シーンを観ることができない光線(特に八つ裂き光輪と似ているポーズで発射するAタイプが貴重)でもあるので、もっとかっこいい描写にできなかったのかと不満を感じます。
宇宙人連合の中で、最初にメビウスに倒されたテンペラー星人は、かつてウルトラ6兄弟も苦戦した強敵。しかし今回は、メビウスにあっさり負けてしまいました。そのへんがちょっと不満ですが、テンペラー星人にも個体差があって、ウルトラ兄弟を苦戦させるほど強い奴もいれば、メビウス1人に負けるほど弱い奴もいるということで納得しておきます。むしろ、メビウスが強くなったということかもしれませんし。テンペラー星人はかっこよかったですよ。
これは方々で指摘されていることですが、今回の映画では、GUYSがかなり蚊帳の外。このあたり、テレビシリーズとはかなり違いますが、まぁ仕方ないところでしょう。仕方ないとは思いますが、GUYSを好きな人には物足りないのではないかと感じました。
ウルトラ兄弟がかなり長時間戦っているように見えたのはご愛嬌ですが、エースのカラータイマー音が昔と違うことに少し違和感を感じました。
ウルトラセブンが、アイスラッガーとワイドショットという必殺技を披露してくれていますが、エメリウム光線も見たかったところ。額のビームランプから発射する光線で、セブンの技の中でも主要なもの。そのエメリウム光線を使ってくれなかったことは少し残念でした。
…不満は当然あります。ストーリー上の突っ込みどころもあります。しかし、それ以上に、素晴らしさの方が多いし、素晴らしい点のインパクトが絶大でした。不満点や突っ込みどころを忘れさせてくれるほど、勢いのある映画でした。ウルトラマンに少しでも興味のある方には、ぜひ観ていただきたい映画ですね。
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コメント
タルタルーガのドアのこーらです。
ブログ初心者につき、前回はTBの方法が分からず、コメントのみで失礼致しました。
本日も、貴殿の深い考察力に脱帽です。これからも、ブログ来訪者を楽しませて下さいね。
投稿 こーら♪ | 2006年9月27日 (水) 20時14分
>こーら♪さん
またまたのコメント、どうもありがとうございます。コメントをいただけるだけでも、嬉しいですよ。
私のブログをお褒めいただき、恐縮です。でも、洞察力はこーら♪さんもかなりのものだと感じましたよ。ともあれ、面白い記事をかけるように精進したいと思います。もしよろしければ、またお越しください。
投稿 パルティアホースカラー | 2006年9月28日 (木) 20時30分