2回目のディズニー・アート展
昨日は平日ですが、仕事が休みだったので、東京都現代美術館で開催中のディズニー・アート展に行ってきました。と言っても、行くのは2回目です。前回行ったときの感想などについては、コチラの記事をご覧ください。
それでは、2回目の訪問になるディズニー・アート展の感想を、以下に述べていきたいと思います。今回は、なるべく前回とは違った観点で感想を述べていく方針です。また、マニアックな視点で語っている部分も多いので、ご注意ください。
まず、今回は朝から行きました。前回は夕方に訪れたため、美術館の閉館時間の関係で最後までじっくり鑑賞することができなかった反省を踏まえてのことです。今回は朝10時過ぎに入館し、展示を観終わったのが午後3時過ぎ。約5時間、ディズニー・アート展の会場にいた計算になります。展示されているすべての作品が見応えたっぷりなので、時間はあっと言う間に過ぎ去ってしまうというのが、正直なところです。
前回も気付き、今回も思ったことがあります。途中、ミッキーマウスのデビュー作(製作された順番で言うと3作目)である『蒸気船ウィリー』(1928年公開)が上映されているコーナーがあります。『蒸気船ウィリー』を初めて観る方も多いためか、ここで立ち止まる人が大勢います。その人たちの会話を耳にして気付いたのですが、昔の映画でミッキーが結構やんちゃな性格だったということは、案外知られていないのですね。と言うのも、『蒸気船ウィリー』の中で、ミッキーが猫の尻尾を掴んで振り回すシーンがありますが、それを観て「ミッキーは結構ひどいことするんだなぁ」という会話をしている方も少なくなかったものですから。
昔の映画の中のミッキーは、ミニーのスカートをめくったり、たばこを吸ったり、動物虐待に近い行為(例えば、そこらの動物を捕まえて楽器代わりにする)などを行っていて、かなりやりたい放題な印象があります。そのような昔のミッキーの行動をあまり観たことがなくて、今のミッキー(特にパークのミッキー)を観ているだけでは、昔のミッキーの行動にかなり意外な感じがする人も少なくないのでしょうね。最初の頃はやんちゃな性格だったミッキーも、人気が出るにつれて教育的配慮からおとなしい性格になり、その代わりに短気で暴れ回るドナルドダックが活躍し始めたという事情があるようです。
ともあれ、『蒸気船ウィリー』という作品が多くの人の目に触れる機会ができて、私は結構満足しています。ここでは、ウォルト・ディズニーと共にミッキーマウスの生みの親として知られるアブ・アイワークス直筆の、ミッキーやミニー、そして蒸気船ウィリーの原画を見ることができます。これは興奮です。アブ・アイワークスについては、前回の記事で書き落としてしまいました。これは必見です。
前回の記事でも書きましたが、最後の方ではシリー・シンフォニー・シリーズの『骸骨の踊り』(1929年公開)、および『花と木』(1932年公開)を大画面で観ることができます。そのコーナーを素通りしている方もいらっしゃいましたが、非常に勿体ないです。『骸骨の踊り』も『花と木』も、笑えるシーン満載なので、ぜひとも観ることをオススメします。『花と木』は世界で初めてアカデミー賞を獲得したアニメでもありますし、観て損はないはずです。
『骸骨の踊り』は、幼少時代から私のお気に入り作品の1つ。これは、本気でオススメの作品です。音楽に合わせて踊る骸骨たちに、爆笑すること間違いなしです(多分)。骸骨がメインなので怖がっている子供もいましたが、骸骨たちは怖いと言うよりもお茶目で可愛らしいです。ラスト、朝が来たので墓に帰ろうと大慌ての骸骨たちは必見です。あまりに面白かったので、2回も観てしまいました。何度観ても笑えます。多分、この作品を一日中何度も観ていても、決して飽きないのではないかという気さえしてくるアニメです。大画面で観ることができて、幸せでした。
展示されているコンセプト・アートなどについて、今回最も印象深かったのが、マーク・デイヴィス。彼が描くオーロラ姫(むしろ、ブライア・ローズ)は美しすぎます。図録を買った人は見ていただければわかるかと思いますが、図録の200ページに載っているブライア・ローズ(オーロラ姫)のコンセプト・アートを見て、マーク・デイヴィスが描く女性キャラクターの凄さを実感。前回は時間がなくてゆっくり見ることができなかった、ディズニーランド関係のコンセ
プトアートでも、マーク・デイヴィスの活躍が光っていました。
以下、購入してきた品をいくつか紹介します。
左は、シリー・シンフォニー・シリーズ『三匹のこぶた』(1933年公開)のポストカード。真ん中にいるのが、こぶたたちを狙うビッグ・バッド・ウルフ。ビッグ・バッド・ウルフは私のお気に入りキャラクターの1人なので、迷わず購入してきました。
右の写真は、映画『ファンタジア』(1940年公開)の中の一編「交響曲第6番/田園」に登場する、酒の神バッカス(人間型の方ですよ)。先ほどと同様、ポストカードです。このあたりから、私のマニアック志向ないしはマイナーキャラクター志向が発揮されてきたことを自分でも自覚します。ゼウスの稲妻投げの標的にされながら、酒で酔っ払って大騒ぎするバッカスが面白いアニメです。見た瞬間、これは買うべきだと思いました。『ファンタジア』と言うと、ミッキーの「魔法使いの弟子」ばかりがクローズアップされがちですが、他の作品も結構面白いのです。
左は、『メロディ・タイム』(1948年公開)の中の一編「リンゴ作りのジョニー」に登場する、ジョニー・アップルシード。これもポストカードです。リンゴを作るのがとにかく大好きな開拓民で、楽しそうにリンゴ作りに励む彼の様子が、私は大好きなのです。好きなことに打ち込んでいる人は輝いて見えますが、 彼もまさにそのような感じです。
ディズニー・アート展では、上記のようなマニアックなグッズが多数取り揃えられているので、ついつい買ってしまいました。すべての展示を見終わった後のグッズ売り場は、まさに「罠」と呼ぶにふさわしいです。思わず買いたくなるものが並んでいるのですから。
ともあれ、2回目のディズニー・アート展も、楽しむことができました。大満足の5時間でした。こんな素晴らしい展示品の中には、千葉大で発見されたものだけでなく、ディズニー社の秘蔵品が日本に来たものも含まれています。そのこと自体に感謝です。ディズニー・アート展は2回観ただけでは勿体ないと感じるぐらいに素晴らしい内容なので、終わるまでにあと1回は行こうと思います。
関連記事
・ディズニー・アート展
・ピクサー展
もしよろしければ、下記をクリックしてください。
人気blogランキングへ
| 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/128116/11394303
この記事へのトラックバック一覧です: 2回目のディズニー・アート展:



コメント
初めまして、こんにちは。
実は私も昨日全く同じ時間帯に「ディズニー・アート展」に行っていました。
しかも「蒸気船ウィリー」のコーナーでミッキーが結構やんちゃだという話をしていたので
こんな偶然はあるのだろうかとビックリして
思わずここに書き込んでしまいました。
今後もちょくちょくここに来ますね。
投稿 黄昏ナイト | 2006年8月12日 (土) 12時01分
>黄昏ナイトさん
はじめまして。
コメント、ありがとうございます。
同じ時間にディズニー・アート展の会場にいらっしゃって、この記事で出した話題と同じような話をしていたとは奇遇ですね(笑)。
昔の映画の中のミッキーは、現在では想像もできないほど、やんちゃなんですよね。
ブログも少し拝見させていただきました。TDLの年パスをお持ちとのことなので、そちらですれ違うこともありそうですね。
是非、またお越しください。
投稿 パルティアホースカラー | 2006年8月12日 (土) 19時07分