『ティガー・ムービー』に感動
昨夜、ディズニー映画『ティガー・ムービー/プーさんの贈りもの』(2000年公開)を観ました。私はくまのプーさんの仲間たちの中ではティガーが一番好きなので、いずれは観なければなるまいと思っていた作品で、昨夜ついに観ました。
観た結果、とにかく感動しました。私は、作品の予想外の完成度の高さに驚き、ティガーやプーさんたちが互いを思いやる気持ちに胸打たれ、画面に見入ってしまいました。断言します。すべてのプーさんファンは、ただちに『ティガー・ムービー』を観るべきです。ティガーやプーさんを始め、各キャラクターの個性がよく描かれていて、最高の出来でした。
この『ティガー・ムービー』は、17年ぶりのプーさんシリーズの劇場公開作品です。そして、かつてディズニー映画に数々の名曲を提供し、初期のプーさん映画にも曲を提供したシャーマン兄弟が、約30年ぶりに参加したディズニー作品でもあります。シャーマン兄弟は『ティガー・ムービー』に、6曲もの新曲を提供したそうです。それら新曲と、かつてシャーマン兄弟が作ったティガーのテーマソングなどが、劇中で効果的に流れています。シャーマン兄弟の曲も、映画の出来を良くしている一因です。では、以下であらすじを紹介しつつ、詳しい感想を述べてみたいと思います。
映画冒頭、呆れるぐらいに飛び跳ねることが大好きなティガーは、100エーカーの森の仲間たちに、一緒にジャンプしようと持ちかけます。でも、みんなは来る冬の準備に忙しく、誰もティガーの誘いに乗りません。ジャンプのことばかりしか考えていないティガーに、ラビットは怒り、他のみんなもちょっと呆れます。プーさん曰く、「僕たちはティガーじゃないから」、ティガーのようにジャンプすることばかり考えていられないとのこと。一緒にジャンプしてくれる仲間を見つけることができず、落ち込むティガー。
ティガーを兄のように慕っているルーは、落ち込んだティガーを慰めようとします。ルーはティガーに、ルーにはカンガという母親がいるようにティガーにもどこかに家族はいないのかと尋ねます。ルーの質問を聞いたティガーは、どこかに自分の家族がいるに違いない、そして自分の家族は自分と同じようにジャンプが大好きに違いない。そう考えたティガーは、必死で一緒にジャンプしてくれるであろう家族を探します。しかし、見つかりません。またも落ち込むティガー。
ティガーと言えば、いつも元気に飛び跳ねている姿が私の脳裏に焼き付けられているので、落ち込む姿はあまりに可哀相に見えます。そしてティガーは、「俺さまはティガー、世界一のトラ」という歌詞で始まる歌をよく口ずさんでいます。しかし、家族を見つけられなかったティガーはその歌を踏まえて、「そうさ、俺は世界に1人だけなのさ」と落ち込んでしまったのです。
ルーやプーさんたちは、落ち込むティガーを励ますために、ティガーの家族のフリをしてティガーに手紙を出すことにしました。その手紙を受け取ったティガーは、「やっぱり俺には家族がいたんだ」と大喜び。そこまでは良かったのですが、ティガーは「家族が明日遊びに来る」と、手紙の内容を拡大解釈して思い込みをしてしまったのです。ティガーは上機嫌で、家族を迎えるためのパーティーの準備を始めてしまいました。慌てたプーさんたちは、苦肉の策として、自分たちがティガーのようなコスプレをして、ティガーの家族のフリをすることにしました。しかし、それはティガーにバレてしまいました。「俺をからかったんだな」と怒ったティガーは、家族を探すため、物凄い吹雪の中を外に出て行ってしまいます。
ティガーを探すため、プーさんたちも吹雪の中を外に出て行きます。ティガーのことが苦手なラビットも一緒です。プーさんやラビットたちにとって、いつも飛び跳ねてばかりのティガーは時々迷惑だったりすることもありますが、かけがえのない家族なのです。100エーカーの森の仲間たちは、みんな家族…そんな想いを持つプーさんたちは、吹雪に負けずにティガーを探すのです。何とも素敵な仲間たちですね。
しかし、ティガーはまだ、プーさんたちこそが自分の家族なんだということに気付いていません。気付いていないがゆえに、吹雪の中、自分の家族を探しています。そして、プーさんたちは、どうしても家族が見つからずにまたもや落ち込んでしまったティガーを見つけます。そして、ラストで、ティガーはプーさんたち100エーカーの森の仲間たちこそが自分の家族なんだということに気付きます。自分のことを心配してくれるプーさんやルーたちの大切さ、仲間の大切さに、ティガーも気付いたのです。観ている途中でラストがわかってしまうようなハッピーエンドではありますが、心が温まります。
ここまで心が温まったのは、ティガーを始めとするキャラクターたちの個性が、作品の中でうまく描かれていたからでしょう。とにかく、心温まる作品ですので、ディズニーのプーさんファンの方には、ぜひ観ていただきたい作品です。『ティガー・ムービー』の完成度がこんなに高いとは、観る前は思っていませんでした。しかし私は、「これはいずれDVDを買わねばなるまい」と思うほどの名作だと感じたのです。プーさんファンだけではなく、ディズニーファンなら観ておいて損はない映画ですよ。
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コメント
パルティアホースカラー様
はじめまして。
いつも興味深くブログ拝見させて頂いております。
ティガー・ムービー、私は劇場で観てめちゃくちゃ感動してビデオを買って、いずれDVDを買わねば、と思っております。
この映画はキャラクタ個々への愛着、というか愛情のようなものが感じられてとても好きです…特に、私はラビットファンなので渋々ながらも雪の中ティガーを探しに行く姿に感動しました…そう、ラビットって普段はつっけんどんで畑一番だけど、いざって時は誰よりも親身になってくれるんだよな、と。
長文失礼しました。
投稿 透 | 2006年3月 2日 (木) 09時50分
きょう、作品にジャンプしたかった。
投稿 BlogPetの内蔵太 | 2006年3月 2日 (木) 13時47分
>透さん
はじめまして!!
コメント、どうもありがとうございます。
いつも拝見してくださっているなんて、とてもありがたく、嬉しく思います!!
透さんは劇場で観たことがあるのですね。羨ましいです。私も、劇場で観れば良かったと悔しく思います。それぐらい、感動しました。
おっしゃるとおり、この映画には個々のキャラクターへの愛情が感じられます。作り手が各キャラの良さをちゃんと理解した上で作っている気がしますね。
ラビット、私も好きですよ。いつもティガーを相手にしないラビットが、最後に雪の中をティガー探しに出かけるところが、またいい場面ですよね。彼は確かに、親身な方だと思います。
長文でも全然構いませんので、是非またいらしてくださいね。
投稿 パルティアホースカラー | 2006年3月 2日 (木) 19時19分